只今、監獄生活中です。4
『お姫様抱っこ』という羞恥プレイ状態で俺の穴部屋に到着しました。
俺は藁ベッドの上に降ろされる。
「改めてお礼を申したい。心から感謝するユイル少年。まだ名乗ってはいなかったな、俺の名はアイゼル・グロリウスだ」
と手を差し伸べた虎さんことアイゼルさんと握手をした。残念ながら手には肉球が無かった!
「改めて感謝と謝罪を。セルージュ・アイスレストと申します」
「ユイル・モーニアです。もう大丈夫ですのでお部屋にお戻りください」
どうぞどうぞとタペストリードアの方へ誘う。
「いえ、これからはこの部屋でご一緒させていただきます」
なぬ!押掛女房ならぬ押掛エルフ?
「俺も一緒に住もう。逆恨みでカイゼリウスが何か仕掛けて来るやも知れんからな」
なっなるほどガナス2号か…有り得る。
「部屋変更は手土産でも持ってまとめ役に伝えておけば問題ない、昨年の冬は多くの者が亡くなった事で部屋はかなり空いているからな」
「上の段の荷物を少し移動すれば、寝るスペースは確保できますのでご安心を」
「ででも、この部屋、薬草だらけで匂いが…」
断る理由必死に考え中。
「エルフですから草木の香りは気になりませんよ」
「俺も汗や体臭じゃないなら気にならない」
追い出せそうにない。ガナス2号のこともある諦めよう。
セルージュさん『アイテムBOX』スキル持ちで、野営用の毛布を二人分持参ししてあるから包まって寝れば大丈夫だとは言うが、俺が気になる。
寝床作りに必要な大量の式布団用の乾燥草と、商人さんから買った毛布や厚手のリネンを取り出し、ダミーとして置いていた上部スペースの荷物をアイテムBOXにしまう。
今日はマジで疲れた。今後のことは明日にでも話し合おう。先におやすみなさい。
朝がきた、いつも通り朝食…とはいかない。何故なら昨夜から同室者が二人いる。
ん〜隠しても、この二人だとすぐにバレそうな気がすから、バレても問題ない一部のスキルを教える事にした。
「秘密ですが、自分の魔力で食べ物と交換できるというギフト持ちなんです。ですので基本、朝はギフトのご飯で夕方は食堂で食事をとってます。お二人はどうされてますか?」
「私たちは他の方と一緒で食堂か、たまに屋台などで食事をします。朝は屋台は開いてないので食堂の一択です。それにしても素晴らしいギフトですね!」
「ええ、屋台なんてあるんですか!」
まさか朝から衝撃的な事実を知ってしまった。なんて事だ全然知らんかった!
「屋台と言っても飲み屋に毛が生えた程度だ。色街の近くで旧地区に出店してるからユイル殿は知らなくて当然だろう」
虎さん改めアイゼルさんの追加情報からして確かに行った事がないエリアだ。
「これからは一緒ですので、我々二人ともユイル様に従いますよ」
俺に従うという二人。実は昨晩、ポーション代がカード決算が出来ない事と、ガナス2号の連れ去り事件や殺人未遂(斬り込み)事件など色んな理由からボディーガード兼、剣と魔法の先生兼、下層攻略のメンバーとして行動することになった。なぜか俺がリーダーでという二人に根負けした。
朝食と食堂お手伝いの水汲みに向かった。向かったのはいいが食堂では殺気を剥き出しにしてこちらを睨んでくるガナス2号+仲間(?)達。
朝食は取らず水汲みだけして穴部屋に戻る。
「本当に申し訳ありません」
セルージュさんは謝るけど、こちらとしても居た堪れない。
「食堂は諦めて私のスキルの朝食にしましょう」
アイテムBOXに入っている『サポートメニュー』を3食分、いやアイゼルさん1食分じゃあ足りないだろうから4食分を取り出す。
「これは思ってたより凄いですね!」
「おお、確かに凄い王都の有名店並みの美しさだ。ん?これは米か?」
アイゼルさんの一言でパン食圏だったことに気が付く。
「あ、パンが良ければこちらをどうぞ」
追加でモーニングセットの厚切りパン(バター付き)を3つ取り出す。
「すまん、気を使わせたようで。別に米でも問題ないが少しばかりここらでは珍しくてな、つい声に出してしまった」
食の木と言う特殊な食糧事情の世界でも米は珍しいのかもしれない。
「気にしないで下さい。まだありますから。今日は今後の予定決めと、お二人のお引越し作業もありますから、私はココに居るようにします」
「はい、わかりました。ではアイゼルと二人で交代で護衛をすることにします」
「では、せっかくユイル殿が出していただいた朝食をいただこう」
朝食後は予定通りに進み夕食時に下層攻略メンバーとして、アイゼルさんの部下5名とセルージュさんの部下2名と顔合わせをした。セルージュさんはガナス2号の他に5名の部下とともに収容された。他の3名はガナス2号と同じゴリゴリの「貴族絶対主義」でガナス2号の取り巻きでもあった。
彼がセルージュさん絶対主義だった為、渋々行動を共にしていただけのようだ。
なのでここにいる2人は他のメンバーとは別行動をしており、今はアイゼルさんの部下たちと行動を共にしていた。
どうやら貴族同士のあれこれで外からの支援があり、ガナス2号と他3名の部下たちは殆ど仕事をしなくても問題なく生活が送れ、食事も別の場所でメニューも食堂とは別メニューが用意されている。
なので食堂にガナス2号&取り巻きがいたことにセルージュさんも少し驚いていた。
なぜ、監獄に入ったかは謎だ。
これから下層攻略をするのに必要なことは話しておくことにした。ほぼサポート役だから俺。
「まず私のスキル【ディメンションルーム】がありますので、どこでも安全に野営が出来ます。同じく食事もスキルで購入できます」
と説明しながらアイテムBOXから色々出してみた。
部下の方々目が点。だが次第に目の前の食事に釘付けに
「どうぞお召し上がりください」
初めは躊躇していたが、ココでの食生活が躊躇するという行動を抑え込み、みんな手に取る。手に取る。取る手が止まらない。追加で提供した。
「スキルのことはご内密に」
みんないい笑顔で親指を立てる。
どこの世界でも胃袋掴むのが一番です。
今後の打ち合わせが終わり、それぞれの部屋に帰っていく。
目的は下層階で出現する宝箱からの『解除の鍵』『解呪の鍵』を見つけ出すことだ。
「ところで皆さんは何故監獄に?」
日課となった湿布薬と手荒れ用クリームを制作しながら質問してみた。
「おや?知りませんでしたか。意外と知られていると思ってましたが、私達二人と部下の者たちは『国家反逆罪』としてココに収容されたのですよ」
お〜なかなかの大罪ですな。
「でも処刑されてないってことは冤罪でしょうか?」
本来なら即処刑される案件なのにココに居る。それは俺と同じ冤罪なのだろう。
「ん〜冤罪とまでは言えませんが、少なくとも部下達は冤罪ですね」
ん?どう言うこと?
「俺とセルージュは意見が国に刃向かったとも言えるだろうが、うちの部下5人は単に俺と同じ平民出身者だということが気に入らない連中に、一緒に投獄させようと罪をでっち上げられた口だな」
「ええ。私はその事に異を唱えた事も含めて監獄送りに、うちの部下達は見せしめとしてだと思います」
なにそれ!でっち上げに見せしめ!?怖いわ〜
「なにを意見すればこんな所送りに!?あっお話し出来ないことなら別に…」
「魔人族達との戦争反対と勇者召喚の反対です」
おうふ、もろ俺案件だった。
「ここに入れたのもこの首輪を付ける口実であろう。戦争になれば反対した我らを前線に送り戦わせようと目論んでの事だろうがな」
アイゼルは自分に付けられている『奴隷の首輪』触りながら話しを続ける。
「他の者と同様、宝箱から出現する『解除の鍵』『解呪の鍵』 を見つけ、戦争前にここを離れるつもりだがな。ユイル殿は何故ココに?」
俺に問いかける。
「あ〜一応罪名は大逆罪です。何もしてませんけどね」
「詳しくお聞かせください。ユイル様」
「その前に、お二人とも『ユイル様』とか『ユイル殿』は、その〜なんというか恥ずかしいので様や殿付けは無しで、出来れば呼び捨てでお願いします。」
『様』や『殿』呼びって、なんかムズムズしてしまう。
「わっかった。では俺はユイルと呼ばせてもらおう」
「わかりました。でも命の恩人を呼び捨ては出来ません。ですのでユイルさんとお呼びいたします」
「改めて、ユイルさんはどのような経緯でココへ?」
一瞬悩んだが、この二人は勇者召喚の事実を知っている。ならば
「お二人が反対した『勇者召喚』に巻き込まれて。私だけ大したスキルが無いと判断され『国王に勇者だと偽った罪』としてココに遅れらました」
「「!!」」
ぶちまけました。ぶちまけましたとも、昭和の刑事ドラマでカツ丼出され「全部吐いて楽になれ」って言われたかのように、ぶちまけました。
多分、秘密が多すぎて心が疲れてきたのかも知れない。
誰にも言えない秘密。
誰にも相談できない。
地球、いや平和な日本ではない、本物の命のやり取りが続く毎日で。
知り合ってまだ1日だが、先程まで一緒だった部下の人達の様子を観て確信した「信頼できる人物」だと。
いや〜、お頭たちも信頼はしてるけど、俗物すぎというかワイルド過ぎるというか…多分話しても「へーそうか」「美味い飯多めに買っとけ」と、言われそうなだけだし、なんか微妙に違う気がするので。
「まさかユイルが勇者だとは!」
「いえ厳密には『勇者召喚に巻き込まれた一般人』です。なので正しい罪名は『勇者召喚したのに余分な一般人が紛れ込んでいて王様をがっかりさせた罪』が正しいです。」
二人とも大きく目を見開いて俺を見つめる。ちょっと怖い。
「一応、一般人なので市井で勝手に暮らすとは伝えたのですが、勇者召喚の事実を隠したいのか翌日には監獄へ送られる羽目に。まぁそのおかげで何かスキルやギフトがかなりランクアップしたんですがね」
強制的に「苦痛生活」「苦行生活」を送らされたことで補正がかかりまくった事には感謝です。
「……なんと愚かな」
しばらくしてセジュールが呟く。
「本当に申し訳ない。力及ばずに勇者召喚が執行された事でユイルさんの人生を狂わせてしまい。どう詫びれば」
悲痛な表情を浮かべる二人を利用しようとして申し訳ないが、今後のスキルなどの色々な相談役になってもらう事にした。
なので本来の拠点である【ディメンションエリアⅠ『ハウス』】を案内してみた。
かなり驚かれる。やはりこれ普通じゃ無いんだね、この世界でも。
数日後 〈七階層の森の中〉
「それにしても相変わらず素晴らしいスキルですね。こんな美味しい食事ができるなんて」
「全くだ!城のアホ共に気付かれずにいて良かったのかは別だがな」
「気が付かれたら、ココには入らないけど一生奴隷でしょうね。ハハハ」
今、攻略中の7階層で仲良く3人で休憩中。下層に行けば行く程、攻略日数が必要とされる上、外の季節が影響してか雪がかなり積もり攻略速度が下がる。
俺以外は全員12階層まで攻略済みなので、今はセルージュさんとアイゼルさんのサポートを受けながら7階層を攻略しており、他のメンバーは合流するまで10階層辺りで魔水晶採掘をして待機中だ。
8〜10階層は草原で出没モンスターは虫系が主流、魔水晶も中々の濃度が採掘ができるエリアだ。
冬の時期はモンスターの出現率が減少するため、この時期を見計らい階層攻略を目指す者や採掘に勤しむ者が多く、かなりの人気スポットらしい。
待たせているメンバーには申し訳ないので階層から帰還時は穴部屋で『サポートメニュー』を提供することにしているので、皆さんにはとっても喜ばれている。
かなりの量を消費されるようになったので『サポートメニュー』の自動購入を復活された。だって普通に2〜3人分ペロリと平らげちゃうんだもん。今は良いが在庫分だけだとちょっと心配になった。
「それにしてもこの『オートマタ』たちはすごいな、習得の速さもだが連携もしっかり取れており護衛役としては申し分ない。ハウスに居る『オートマタ』も一流シェフも顔負けな料理を作れるから驚きだ」
「それに魔法も取得できますし、一体に使用方法やコツを教えると他の子に自動学習されるようで驚きました」
「もっとも驚いたのは『魔法の書』があそこまで簡単に手に入ることだがな…」
「そうですね。珍しい物まで低価格で購入できるとは…」
二人の視線が俺に…
「『オートマタ』たちは俺も知らなかったよ。多分、カイゼリウスに剣で襲われたあの時に発生したんだと、もう一つの『移動手段』も多分その時だと思うよ」
必死に「逃げたい」、抵抗できない自分が「悔しい」と強く思ったからであろう。『快適生活+α』のレベルが一気に17まで上がっていた。
●【加護:快適人生】の補正がかかりました。【ギフト:快適生活+α】に【移動手段 LV.1】が追加されました。
●【加護:快適人生】の補正がかかりました。【ギフト:快適生活+α】の【移動手段 LV.1】が【移動手段 LV.2】にレベルアップしました。
●【加護:快適人生】の補正がかかりました。【ギフト:快適生活+α】に【オートマタ LV.1】が追加されました。
●【加護:快適人生】の補正がかかりました。【ギフト:快適生活+α】の【オートマタ LV.1】が【オートマタ LV.2】にレベルアップしました。
●【加護:快適人生】の補正がかかりました。【ギフト:快適生活+α】の【オートマタ LV.2】が【オートマタ LV.3】にレベルアップしました。
●【加護:快適人生】の補正がかかりました。【ギフト:快適生活+α】の【オートマタ LV.3】が【オートマタ LV.4】にレベルアップしました。
【移動手段 LV.1】飛翔ブーツ:空中を蹴ることができ空を走ることが出来る(50000pt)使用1秒1M
【移動手段 LV.2】四輪駆動バギー:不整地も走行可能な軽量二人乗り(50万pt)
【オートマタ LV.1】オペレートタイプ:魔道具全般の管理操縦を熟す。会話不可 1体(20万pt) 1体『快適生活+α』のレベル数まで購入可能
【オートマタ LV.2】サポートタイプ:主人をサポートするためオールマイティーに熟すが、専門オートマタよりランクが下がる。会話不可 1体(50万pt) 1体『快適生活+α』のレベル数まで購入可能
【オートマタ LV.3】メイドタイプ:接客・家事全般を熟す。会話可能 1体(80万pt) 1体『快適生活+α』のレベル数まで購入可能
【オートマタ LV.4】セキュリティタイプ:警備・防衛・防護全般を熟す。会話不可 1部隊上限25体(40万pt〜1000万pt) 1部隊『快適生活+α』のレベル数まで購入可能
カタログ通販ポイントと連動しております。
飛躍ブーツを購入して試した。蹴り上がると3倍ほど高く飛べて3秒ほどその場に停止出来る。
蹴り続けるとどんどん高く昇る事が出来、落下も緩かだ。
ブーツのサイズも自動調整出来る仕様なのでアイゼルさんが試してくれた。ただ、元のジャンプ力が半端ないからか凄い勢いで空に登って行く。
そんな姿を見て、俺とセルージュさんちょっとあんぐり。
余りにも楽しそうに使いこなしてたので、アイゼルさんにプレゼントした。
『オートマタ』はまず『サポートタイプ』2体と『メイドタイプ』1体を購入してみる。
サポートタイプの名前は「ピノ」と「キオ」。メイドタイプは「メイ」と命名。(異論は認めません)
『サポートタイプ』の見た目は木の人形で黒い丸い目が付いている。言葉は喋れないがチャットのように吹き出し文字が表れる。二人にはカタログで買った丈夫な服と剣、あと魔法も装備させる。
『メイドタイプ』は見た目は人間で言葉も喋れる。正確には凄く綺麗な人の姿をしており、初めからメイド服を着ている。
マナーや掃除などは標準装備されているが、料理は一度でも食した事がある料理や調理方法を見た料理又は、調理レシピを読む事で製作可能となる。
まずは『サポートメニュー』の料理を食してもらおう。食べれる量は普通の人間と同じなので当分は『サポートメニュー』が我が家の食のメインではあるが人気メニューは追加調理してもらっている。
いずれは『ハウス』内の食材を使い食全体をサポートしてもらう。
魔水晶は自分たちで補充するので魔水晶さえ用意しておけば手間はかからない上、通常だと1日300〜500Mほどでかなり省エネだ。
色々検証しながら購入していると 【カタログ通販Ⅳ】のレベルが上がった。
【カタログ通販Ⅳ】がレベルが6になり品目が4つ追加出来る。セルージュさんとアイゼルさんに相談した結果『魔法の書』をⅤまで選択する事にした。
『武具』『防具』『ポーション』のⅠでおおよそ予想がつく上、購入しても大量に消費するのは難しいのと盗難の恐れがある。同じような理由で『魔道具』『食の木』も後回しに。
『魔法の書』は使用すれば物は残らないから盗難の心配は無いし、武器が上手く使いこなせない俺やメイでも防衛策にはなる。
品目『スキル』は俺だけしか使用できなかったが、『魔法の書』は取り出しが可能。いざと言うとき販売が出来る。
●魔法の書Ⅰ
土魔法LV.1 10万pt/風魔法LV.1 10万pt/火魔法LV.1 10万pt
●魔法の書Ⅱ
水魔法LV.1 10万pt/闇魔法LV.1 10万pt/光魔法LV.1 10万pt
●魔法の書Ⅲ
身体強化魔法LV.1 20万pt/付与魔法LV.1 30万pt/防御魔法LV.1 30万pt
●魔法の書Ⅳ
凍結魔法LV.1 40万pt/幻術魔法LV.1 40万pt/回復魔法LV.1 50万pt
●魔法の書Ⅴ
空間魔法LV.1 60万pt/封印魔法LV.1 70万pt/結界魔法LV.1 70万pt
「『魔法の書』はスキルで製作可能ですが製作に時間が掛かり数が少なく、どの国の貴族も昔から『魔法を一つも取得出来ないことは恥』と言われており、子が産まれるとお祝いの品として『魔法の書』を贈る風習が根強く、店頭に並ぶと直ぐに購入されてしまい一般庶民には手に入りづらく、稀に見つけたとしても安くて金貨1枚する品。それがポイント購入という制限があるにせよこの金額…」
「幻の書と言われた品や、伝説の書と言われている物まで…世に出したら色々ヤバいな…」
購入可能一覧を覗いて呟く二人………
そんなにヤバいのか!やはりⅣ・Ⅴはヤバい品ばかりだ!これって「快適」なのか?と微妙に思うが素敵な品なのは間違いない。いろいろと注意が必要だ。
試しにオートマタ3体に水魔法を取得させてみたら可能だった。
魔法の使用仕方などは元王宮魔導士長のセルージュさんにお願いし、ピノとキオには追加で元王国第三兵団 団長のアイゼルさんから剣術などを教えてもらう事にした。
二人ともオートマタがどのくらい理解して動けるか気になるようでダンジョンを攻略中、指導をしてくれている。
俺も一緒に訓練参加しながら8階層入り口を目指す。
そして、何気なく、本当に何気なく『水魔法の書』と『風魔法の書』を重ねて『統合』掛けたらNEW『氷結魔法の書』爆誕!!
セルージュさんアイゼルさんが驚きと同時に呆れた目で俺を見る。
ごめんなさい!ごめんなさい!余計な事して本当にごめんなさい。
こうして、また世に出せない秘密事項が増えました。




