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只今、マリトル王国に潜伏中です。『妖精の楽園』オープン

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

 街の名前はパルス。


 商人の街とも言われる通称『山賊村』だ。

 良いのか?そんな呼ばれ方して!商人の街なんでしょう?


 元々、都市国家として存在していた街なので、併合というより編入に近い状態でマリトル王国の一部となった経緯から、他領と同じく決められた地税を国に収めてはいるが、領地経営などは全てパルス一族が全権を持ち、国からの支配権への介入は不可とされている。

 一応、伯爵の位になるそうだが、お頭達の顔が頭をよぎると思う。(伯爵一族?)


 ともあれ、味方になったら頼もしい一族だと確信する。


 先日、『ディメンションルーム』のレベルが4となったので『ディメンションエリア』と統合させ『Ⅴ』エリアを発生させる。

 『Ⅴ』エリアは『学園』として使用する事にした。代表はヴァルさんで、学園の管理をお願いする。



 さて明日は、いよいよ『妖精の楽園』オープンだ。

 オープンのチラシは今回は出していない。

 なぜなら、既に王都の人々に知られているからだ。


 理由は簡単。

 八の月の1日と2日はプレオープンとして、各日毎に妖精の集いメンバーには店舗毎にご招待券30枚、ハンターギルドには300枚渡しておいた事で『妖精の楽園』の存在は知られた。

 グランドモールの宿泊者には、特別に二日間だけ閉園8の鐘以降、10の鐘まで無料解放としている事もあり、宿泊者がお客との会話や、招待券を貰った人物があちらこちらで自慢していた為、かなり前から話題となっていた。


 楽園内の従業員達は延長勤務をされるので、帰りが城壁の閉門時間に間に合わない。なので、特別に『妖精の楽園』勤務者は二日間ヴィーナス船で宿泊する事にした。

 関係者全員が大喜びだ。

 そこに関係者だと言い張ってハンターギルド長のブルファムさんも加わる。

 今までは連絡用として乗船チケットは渡してあるが、基本、宿泊無しのチケットだったので意地でも泊まるそうだ。


 ウチのメンバーや子ども達も、屋台やオープン前の清掃の仕事を受け持っている。

 ゆくゆくはGランクの子ども達の仕事に回す予定だが、未だに馬車が混み合い、誘導の仕事で一杯のようだ。

 

⃝●爆走!スレイプニル(ジェットコースター)★ドワーフおすすめ

●ペガサスの馬車(遊覧飛行+モノレール)

●踊るティーカップ(コーヒーカップ)

●ミニグリフォンとミニペガサス(メリーゴーランド+ パン●カー(子ども用乗馬式電気自動車))幼児用

●水晶の迷宮城(巨大迷路)

●妖精の大冒険 (ライドアトラクション)


 幼児用のミニグリフォンとミニペガサスと水晶の迷宮城は銅貨1枚で遊べ、他の乗り物は全て銅貨5枚で乗れる。入園料は、大人は銅貨5枚、成人前は銅貨2枚、幼児は無料だ。

 ハンターギルドの管轄なので、Fランク、Gランクの入園料は銅貨1枚と設定にした。

 他のランクからブーイングがあった様だが「それぐらい払えるだろうが!足りないならもっと働け!」とブルファムさんが蹴散らした。


 オープン記念として年末までは、どのチケットにも無料の乗り物チケットが一枚付いてくる。

 他にも、妖精の集いの商店での買い物をして貯める『妖精の集いポイントカード』や、グランドモール内でのお買い物で貰える『グランドモール券』を貯めると、オリジナル商品や妖精の楽園の入場券、又は、乗り物券などと交換できる。


 そしてプレオープン当日は、既にご招待券をお持ちの方は、開園前からスタンバイ中だ。

 招待券をお持ちでない方も、楽しみで見に来ている為、入り口はごった返している。

 ハンターギルド長からのオープンの挨拶と同時に『妖精の楽園』の隠蔽を解除すると、大歓声が響いた。

 場所がグランドモールのすぐ横に出現した事で、モール内の人々も大歓声だ。


 招待客は案内用のリーフレットを事前に配っており、既にチェック済みのようで、オープンと同時に我先にと目的のアトラクションに突進して行く。

 やがて空飛ぶ馬車が飛び交い出すと、園内には悲鳴と笑い声が響きだす。

 招待券の無い人々は、皆んな入り口から『妖精の楽園』の中を覗いて見ている。


 オープンは3日後。

 八の月のチケットは全て事前購入で、同時購入は大人は3枚までとした。

 チケット売り場は大混雑したが、事前に窓口を3、4、5日用はそれぞれ一日毎に区切り、それ以降は3日毎に区切って立て看板を設置しており、受付嬢も増員しての体制だ。

 オープン前のご招待券が話題となっていたので、前売りチケットが発行されていると、かなりの争奪戦が繰り広げられた。


 3日、4日、5日は一番大混雑だ。初めだから自慢したいのかも知れない。

 6、7、8日や9、10、11日もそれなりに混雑しているが、家族や仲間と一緒に連れて来ようとしている方が多い。

 12、13、14日や15、16、17日もそれなりに混雑はしている。近くの街の住人が多いようだ。

 18、19、20日、それ以降も意外と多く。少し離れた街や遠方の方が、次に商売で来る時に合わせて購入しているようだ。


 流石に近くの街でなければ、家族を連れてくることは出来ない世界だ。

 自分で使用しても良いし、話のネタでも良い。銅貨5枚なら安い物だと考えたのだろう。

 チケットは好評につき、1日目で八の月の前半は完売、後半も残り僅かとなっていた。

 お土産やウチの出店のクレープやアースパンの売れ行きもかなり上々だ。




「やっぱり一部の貴族が『自分達が初めに行くべきでは』って文句を言いにやって来たぞ」

 と、なぜか楽しそうに語るハンターギルド長のブルファムさん。

 ブルファムさんだが、あれからわざわざお仕事終わってから『妖精の楽園』へわざわざやってきて、ヴィーナスでお泊まりをしている。

 グランドモールの宿泊者の希望で、有料だが閉園8の鐘以降、10の鐘まで延長をする事となり、従業員達には交代で残業を頼む事になり、休日でもヴィーナス船で宿泊できるようにしておいたら、自分もと名乗りを上げて毎日来ている。


「んで?どうしたの」

「『庶民やハンター達の遊び場ですので、格式がある場所ではございません。城壁の外などという場所ですよ、とても高貴な方が行くような所ではございません』って言っておいたさ」

 と、とても悪い(よい)笑顔で答える。


「そんな事言って大丈夫?それで引き下がったの?」

「いいや、確かあの貴族は商業ギルドとズブズブな関係だった奴だから、その内になんか仕掛けてくるぞ]

「『仕掛けてくるぞ』って何でそれで楽しそうなんだよ〜」

 この世界にもかなり慣れたが、喧嘩上等の方々が多い。初めは監獄内だからと思ったが、どうやら違った。

 気持ちはよく分かるがやめてくれ。仕事が増える。


「教会の土地の買い上げ計画が失敗した事で、商業ギルドの話に乗ったことで、商売が傾き出した商会が数件出てきてるって王都じゃあ有名だぜ。そんでその教会は外に追い出されたら心機一転。アース商会と一緒に新たに始めた商売が大人気に。王都中がアースは次に何をするのかって楽しみにしてるぜ」

 ビュッフェで食事しながら凄い良い笑顔で俺に街の噂話を語り出す。

 宿泊中の元ハンターさん達も、酒が入ってるのかブルファムさんの話で盛り上がる。


「やめてよ。『妖精の楽園』でしばらく良いじゃん」

「そりゃそうだが、気を付けろよ。逆恨みしかねない奴らだ」

「まあ、正直自滅してくれる事を願ってるけど、まだオープンしたてで、安心出来ないから守りを強化しておくよ」


 は〜セキュリティタイプ増やしておいて正解かも。

引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 【更新スケジュール】

 火曜日・木曜日・土曜日  17時30分

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。

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