↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/84

只今、マリトル王国に潜伏中です。グランドモール 01

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

『明日七の月1日 4の鐘 グランドモール オープン』

 王都中にチラシが撒かれた。


「おい、何処(どこ)のあるんだ?このグランドモールは」

 男はチラシを配っていた少年を捕まえて尋ねる。

「アース本店の真下だって聞いてる」

「は?アース本店?あれはマリアヌに在って、空に浮いてるなんて馬鹿げた噂がある本店だろ?」

 不機嫌そうに少年に更に尋ねる。

「ん〜何か知らないけど、凄い仕掛けが有るって言ってたぜ。馬車は東門から出ててこのチラシを持ってくと無料で乗れるって書いてあるよ。後はー」

「は〜門の外かよ!いらねぇ、こんなの返すわ」

 そう言ってチラシを少年に返す男。


明日七の月1日 4の鐘 グランドモール オープン

東門に特別無料馬車をご用意してあります。こちらのチラシをご持参ください。

混雑が予想されますので5日間はチラシをご持参の方のみご入場いただけます。

大人はお一人様チラシ1枚の提示が必要です。未成年者はチラシは不要です。


 ハンターギルドのF、Gランクへの仕事を出す。

 人数は制限無いしで、王都でチラシを配る仕事だ。

 銅貨50枚でチラシを300枚配布するおおよそ半日程の仕事だ。夕方までならいつでもOKにしておいた。人が多ければ一刻(2時間)あれば配り終わる。

 中には仕事終わりで帰ってきたベテランハンター達に、ギルドの入り口で配っていたちゃっかりモノもいた。

 だが、後にこのちゃっかりモノは先輩方に「でかした!」と褒められる結果となる。



 翌日、七の月1日 4の鐘に王都の城壁の外に突如現れた巨大な空飛ぶ船、そしてその下にはこれまた巨大な建物が現れる。

 交通整理のと馬車への誘導の仕事をE、F、Gランクに既に依頼済みだ。誘導経験があるGランク達は若手のフォロを頼む。

 問題を起こしかねない人物対応で、高ランクのハンターも一緒に依頼を出しておいた。

 王都では仕事どころじゃないほどの驚き様だ。噂の空飛ぶ船、アース本店が現れたのだから。



「わざと目立つようにキラキラにしてみました」

 悪ふざけ気味のアース商会長のユート・アース。

「光らせなくても十分ですよ」

「ユート、船を顕現される連絡を忘れてただろう。慌ててハンターギルドから連絡があって、王都の治安部隊に連絡入れておいてもらったぞ」

 仲間のセルジュオとアイルに突っ込まれながら、入り口で誘導係としてスタンバイ中だ。


 今日は、販売員やマリアヌなどの担当の仕事がない人は全員誘導係として総動員している。

 ヴァルさん達教員チームは、今後オープンするエリアメンバーのマナーなど最終チェックをしてもらっている。

 ちびっ子隊も仕事はある。新たにできたキッズスペースでレクチャー係として一日中遊んでもらう予定だ。

 他の子も販売や誘導係、キッズスペース誘導係として参加しており。ビット達も誘導経験者としてバイトとして採用している。


 第一陣が来た。馬車から降りると皆んなあんぐり顔で、空の船を見つめている。

 そんな彼らを旗を振りながら「ようこそ、グランドモールに。エリアのご案内します」と誘導して行く。

 次々に到着する馬車から王都の住民達が降りてくる。

 途中からやたらハンターさん達が集団でやって来る。


「スゲ〜なぁ、今日、仕事休んでよかったぜ」

「初めは手の込んだ冗談だと思ったけど、チラシ捨てなくて良かったぜ」

「俺もだ。昨日、横で捨ててたヤツ居たけど、さっき悔しそうに観てたぜ」

 捨てた人物を思い出しながら笑っている。

 確かにチラシを捨てる人物もいるのを見越して、5日間の制限として混雑を避けるようにさせてもらった。

 ついでに、今日になって入場出来ない事への難癖が付けれないようにしっかりと記載をさせてもらっている。

 だが実際には、馬車には乗れないからと、歩いてここまで来る人物も意外と多かった。


「どんな感じですか?」

「問題はねぇな。買い物する奴もいるが初日だから説明聞きながらモール内を回ってたぜ。今日の午後か明日からだな、買い物に目が行くのは」

 グランドモールは主に5つのエリアに別れている。

 ショッピングエリア、フードコートエリア、アコモデーション(宿泊施設)エリア、キッズ・イベントエリア、リラクゼーションエリアだ。


 ショッピングエリアはタイプ別の店が並ぶ。

 Eランクの方々は出店する店舗型エリア、小ぶりな貸店舗を利用するタイプがある。

 Fランクの方々は縁日の様に屋台が並ぶ屋台持ち込みタイプがあり、倉庫スペースを貸し出すので、屋台は倉庫スペースに収納でき流。

 Gランクの方々は、アコモデーションエリアである宿泊スペースと隣接した宿付き店舗で商品を選べて販売したり、商談スペースとして使えるタイプの店が利用できる。


 キッズ・イベントエリアは、遊具が並ぶキッズスペースや子供用シアタースペースなどが存在するエリアだ。

 リラクゼーションエリアは、男子女性それぞれの専用マッサージチェアールームを客寄せとして追加で配置している。

 フードコートエリアは屋台スペースと繋がるようにあ存在する。

 全体の建物は5階建てで、4階5階はアコモデーションエリアとなり、素泊まりのホテルの様になっており、受付には横にはランドリーと、奥には大浴場を完備しており、トイレは各部屋に付いている。

 何処の宿もトイレ基本別だが、魔道具の使用で臭わないので気に入ってもらえるだろう。

 店舗などは全て3階までにあり屋根付きなので雨でも不自由なく楽しめる。


 グラミスさんたちは裏にある居住スペースで暮らしている。独身寮と家族持ちの家をそれぞれ建ててあり、独身寮からはホテルの大浴場に入れるよう、連絡通路を設置してある。



 大手が出店した事で店を潰してしまた商会さんも、もう一度チャレンジして出店する方も多い。

 ディスプレイなどは俺がアドバイスしたり、魔道具をふんだんに使用しているのでいつでも明るい店内で輝いて見える。


 『アース・テラ』の第二拠点も作る。

 孤児院も出店するが、こちらはハンターギルドが併設して苗木販売所となっている。

 店舗の皆さんも、5日ほどは建物の見学する人ばかりだろうと予想していたが、3日で裏切られた。すごい込み方で各店も嬉しい悲鳴だ。

 初日来たお客さんが、今度はお金を持ってやって来る。そして購入した品を自慢していたようで、解禁6日は凄すぎた。初詣並の込み方だった。



 王都では同時に『妖精の集い』がスタートした。

 宿屋系はマットレスを使用、シャワールームとランドリーを配置し、食堂兼業店は宿泊者限定でアースの酒飲み比べセットが注文できたり、雑貨店系は毛布やカラフルなハンカチやタオルなどを扱ってみたり、小物入れやアクセサリー、日本製の爪切りなんかも販売されている。


 この世界の爪切りは未だニッパーの様な形になっていたり、ヤスリで削っていたので、俺がおすすめしてみた。

 他にもパン屋にはドライイーストなどの材料や、飲食店系も調味料などと一緒に希望者には作り方レシピも教える。

 グランドモール内の店舗も『妖精の集い』ばかりだ。

 当初は王都内だけの予定だったが、周辺の街からも参加したいと申し入れが殺到したので、来年からは王都周辺のE、Fランクのみも入会可能とした。


 Gランクもと言われてが、ここの王都商業ギルドと大手商会の対応する組合だから他所で販売では意味がない。

 少なくても半年以上グランドモールでの出店が条件にした。

 グランドモール内でのイベント開催時は参加は可能なのだと伝え、なんとか納得してもらった。


 それでもごねる人はグラミスさんから退去命令が出されてしまった。

 『妖精の集い』グルナル組合に追加条件にグルナルでの営業を半年以上続けることができる方と、追加項目が足される。

 この追加条件は特に反対もなく組合の条件に加える事ができた。



 順調に思われたが、残念ながらトラブルはどこにでも発生するものだ。

「是非とも、我が国のお抱え職人に」

 トールさんがスカウトされた。

引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 【更新スケジュール】

 火曜日・木曜日・土曜日  17時30分

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。