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只今、マリトル王国に潜伏中です。王都商業ギルド 13

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今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「ガラポン大会はじめま〜す」

「「「「「「「「「「おおおおおおおおおっっ!!!!」」」」」」」」」」

 未だ冷めぬこの熱気。


「相変わらず凄いよね〜」

「あったりめ〜だろ。外世界よりは娯楽は多いがこれは別格、祭りみてえなもんだからな、楽しむに決まってるだろう。ところで、いつ復活するんだって三人組と弟達が訊いてたぜ」

 いつものガラポン挨拶と景品を渡してお頭と倉庫で品を補充最中だ。

「マリトル王国以外なら七の月から良いよ。で、この前の時に話したウチの加盟店か代理店になってもらうけど、どっちが良いって聞いてる?」

「そんなの加盟店に決まってるだろう。アース商会の名前が付くんだぜ、あいつらも即答だったぞ」

「じゃあ『アース商会加盟店』の認定証と刻印、看板を置いておくからよろしく。面倒だけど刻印押すの忘れないように伝えておいてね」

「ああ分かった。ところで、どうしてもマリトルはダメか?」

 珍しくお頭が元気無さげに質問をしてくる。


「営業禁止命令の上、偽物扱いされたからね。当分は無理かな。ってか、なんでそんなに気になるの?」

「いや〜、グラデール達が一族の女衆に突き上げられて、泣きついてきてな」

 あ〜なんか分かる。想像がついてしまった。

「転売や一般販売はダメだけど、内緒で家族用なら良いよ」

「いや〜助かったぜ!アイツら『帰りたくね〜』って、ここに住み着こうとしててよう。来る度に追い返すのが大変で」

 いや〜監獄に住み着こうって…ダメでしょう。見た目の違和感は無いけど。



 追加された収容者はいたが軽犯罪者だけで、子供は居なかった。

 外の監獄である1階層には新たに奴隷商が参入してきて、色街というか完全なる遊郭が営業し出したことで、昔の収容所の姿に戻った。


 奴隷商は犯罪奴隷の女性を中心に、囚人達と同様に首輪付きで入れる様に国から指示され、大量に売り付けられたそうだ。

 理由は、兵士さんが報告で『鬱憤の吐口が無い為、喧嘩が絶えなく採掘に支障あり』として報告していたからではと予想される。


「だが、食料の方はヒデ〜な。ここからの支援がなければ全員餓死確定だぜ」

「八の月、同じように食料を減らされたなら、少し早いが独立開始する事にしよう」

「良いのか?予定だと勇者が魔人族の国を攻めた後だったが」

「情報だと来年一の月から攻撃を開始するように準備をしているそうだから、一の月に到着囚人を入れたら、卸す魔水晶は無いと付け替えす様にするから、兵士さん達の家族の安全を確保する為に、早めに死亡扱いにするか、家族に他国への亡命準備などしてもらうよう準備してもらおう。乗り物は例の馬車なら問題なく冬場でも運行が可能だから、夕食時にでも集まった時に連絡しておいて」

「お前さんから伝えないのか?」

「いや〜今、色々と忙しいから説明だけお願い。また2、3日したら夜にでもお邪魔するから決めておくように伝えておいて」

「流石は超有名商会の会長様だ。聞いたぜ、大国の妃様に是非うちの国へって勧誘された事、かなり話題になってるぞ」

 耳が早い。もう情報が入って来ているとは。


「ハハ、ありがたいからお言葉に甘えて来年動く予定。今は、グラミスさん達と開始する巨大な商店街の最終調整に忙しいんだよ」

「おう、弟達から聞いたが、とんでもないことするんだってな。羨ましがってたぜ」

「建物は既に完成しているから、関係者には見学済みだから商売するエリアは驚くだろうね。だけど特にまだ、見せてないエリアはさらに驚くよ」

 俺が笑顔でそう答えると、お頭が顔を引き攣らせる。

「気になるが、見たいと思う気持ちが半分、知らない方が幸せだと思う気持ちが半分だ」

 そんな話をしながら、早朝の補充などをした後、教会に戻り次の行動へと移る。



「ではトーイさんの元王都の教会と孤児院の解体作業にかかります。で、その後に他の2箇所の教会の建て替えと孤児院の解体を行います」

「「「よろしくお願いします」」」

 代表でトーイさんと他の教会の牧師さん方と一緒に、立ち会いを兼ねて同行してもらう。



 ガラポン大会は人気過ぎて2の鐘(朝の6時)からのスタートだ。数が多くなったので2台にしたらブーイングが起こり、一台で大型の作りに変更した。

 皆んな、長く楽しみたいそうだ。


「孤児院を出て行った子ども達の独身寮にしてくださり、ありがとうございます」

 教会部分の建て替えは、教会ではなく孤児院を出て行った子ども達の独身寮になる。

「いいえ。一応、年齢制限は20歳までですが、それまでに多少なりとも貯蓄は出来るでしょう。ちゃんと一日銅貨10枚として回収しますから問題ありません」

「それでも、安全な場所で朝と夕の食事も付くのです。正直申しますと、孤児院出身者には安定した仕事をしていない限り、住む部屋を貸してくれないんです。ですので、冒険者になる者も多いですし、色街に流れて行ってしまう者も多いのです」

「なるほど、ではこの前お伝えしました通り、職を求めて来た子たちは孤児院の仕事を斡旋お願いします。その後、問題なく仕事をこなせる人材は御者の仕事などを優先して斡旋いたします」

 こちらも人材確保が出来てありがたい。



 トーイさんの元教会から始める。

 一気に新メンバー『かいたいくん』でどんどん解体し、アイテムBOXに収納していく。後で『建材補充機』で再利用予定だ。

 元々が好立地の場所であった為、朝からどんどん無くなっていく教会と孤児院の建物を、足を止めて観ている見物人達。半刻、およそ1時間で解体終了。更地に出来たので次の教会へと移る。


 次の教会は、女性寮として再建築する。

 既に解体と再建築の届出は完了済みだ。1階は店舗スペースとして貸し出し可能にすることで、どちらもアース商会関係の店に貸す予定となっている。

 男女ともに寮はどちらも街に合わせて5階建てになっており、3から5階は四畳半ほどの個室にベッドとタンスとテーブル、それとは別に洗面台付きのトイレがついている。個別の風呂は付いていないビジネスホテルの仕様だ。

 2階は共有スペースとして食堂、調理スペース、浴室などが完備されている。


 食堂のカウンターには、朝と夜に大鍋のスープが設置され、横にはコンパクトなパン専用の自販機が設置されている。

 支払いは現金でも購入可能だが、寮の入り口の鍵と部屋の鍵となっているカードを当てると、月に60個まで無料で購入できる。


 女性寮は全体的に白色で統一されてる。シスター達がヒシャに細かいデザインを伝えていたからであろう、周りの建物と比べてもなかなかお洒落な造りである。

 男性寮は無難な外見だが、細部にはこだわった造りとなった。

 かいたいくん、たてるくんJr.、たてるくん、たてるくんハイパー、つくるくん達がフル回転で進めた結果、3箇所の教会の解体から建築まで全て終了した。ご苦労様です。


「男性寮は食べ足りないかもしれないので、他の自販機も後で一つ追加しておきますね。今は管理人さんがいないので、定期的にどなたかがチェックに来るようにお願いします」

「承知しました。しかしここまで凄いとは思いませんでした。まさか全て1日で全て終わってしまうとは」

 牧師さん達は出来上がった建物を見上げていた。


「これで孤児院部分の引き渡しには問題ありませんね。早速、明日にでも商人ギルドに行って、引き渡し手続きをしてまいります」

「どんどん先手を打っていきましょう。子守の募集はどうですか」

「ええあれから全員引越しは終了しました。他に7組ほどが見えましたが、その中の1組が旦那から逃げたがっています。子どもも同様に顔や体にアザがありましたので、勝手ながら先に保護するように先に来てもらました」

「ありがとうございます。ではハンターでの募集は打ち切りにしましょう」

「私たちも教会の運営をがんばります」

 先手必勝。


 牧師さん達も今回の事で、教会の存続の意義などを考えさせられたそうだ。寄付の減少、孤児院の廃業、教会の売却、逆境からのチャンスである。

 これが神の御加護なら、胡座をかいてはいけないと、アース商会の新事業を共同で開始する事になった。

引き続き、お付き合いくださいませ。

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 【更新スケジュール】

 火曜日・木曜日・土曜日  17時30分

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無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)は、ブシロードワークス小説大賞の一次選考を通過いたしました!

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