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只今、マリトル王国に潜伏中です。王都商業ギルド 11

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今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

 オークションが終了したので孤児院の本格的な移動を開始する。

 ビット達や他の孤児たちも一緒にだ。

 ハンターギルドが協力してくれて、ギルドに登録している孤児達に連絡をしてもらう。

 ハイエムさん達の様に子ども達に家を貸していた方々には、子ども達を孤児院に入れる事になったと事情を話しておいた。

 皆さん喜んでいた。


 どこも同じで、借地料が上がってしまい借り続ける事が出来ない状態だ。

 中には商業ギルドから既に声を掛けられていた所も多く、家主さん達はみな悩んでいたようだ。

 子ども達の心配が無くなり、今年中に借地を返す家にはサービスとして、子ども達が出たあと順番に十一の月までに無料で更地にしてあげる事にした。

 孤児院への入所人数は総勢358名となった。シスター達だけではとても世話が出来ないので、事前にハンターギルドで募集をかけておいた。



『長期の仕事です。住み込みで子供達の世話をしてくださる方募集。同居人がいる場合は要相談』


『長期の仕事です。洗濯に自信がある洗濯依頼を受けた事のある方募集!街の洗濯場所などに詳しい方歓迎』


「金額は書かないのですか?」

 ハンターギルドでの俺の担当受付のお姉さんであるマイナさんが、募集内容について質問そてくる。

 彼女は以前に先輩方に『エステサロン』のカードを催促するように言われて以来、かなり仲が良くなった。

 俺を見てギラついた目で見ない数少ない関係者だ。

「金額記載するといっぱい来ちゃうからね。それと依頼主は、住み込みは教会孤児院で、洗濯はマグリート商会でお願いします」

「承知しました。人数はいかがなされますか?」

「正式に決まってませんがどちらも10名程集まった時点で一度ストップをかけて下さい。説明は翌日以降になりますが、募集者が来ましたらサラの宿まで連絡をお願いします。で、別枠で伝言役の依頼を一回銅貨30枚で、その都度お願いします」

「は〜、また依頼争奪になりますね」

 少し疲れ顔のマイナさん。

「でも今回はいつ発生するか分からない仕事ですから、時の運ですよ」




 数日後、住み込み希望者が5組も現れた。早速、ハンターギルドに馬車の御者と、万が一の為に護衛役1人を依頼を出す。

 孤児院までの馬車を出してもらい、教会孤児院でトーイさんやシスター達と俺とで面接を行う。

 5組全員小さい子供がいる為、外に長時間働きに出れなく、かなり生活が逼迫していた。

 理由は色々だ。旦那さんが亡くなった、女作って出て行った、現在進行形で暴力夫から逃げ出そうとしているなどだ。


「旦那さんはこの王都にいるんですか?」

「はい多分、10日に一度帰って来てお金を奪いに来ますので、王都かその近くの街に居るのだと思います」

 名はマーゼア。年齢は21歳だ。子どもはまだ小さく暴力夫から逃げる事が出来ずにいる。

「ここ以外に頼る宛はありますか?」

 俯きながら、噛み締めて答える。

「いいえ、私自身が他の街で育った孤児ですので、行く宛てはありません」

 場所はマリアヌとは逆の方角にある街の様だ。

「分かりました。では、荷物をまとめて、お子さんと一緒にすぐここに来てください」


 御者と護衛に追加で払い、マーゼアさんの家まで行き、荷物をまとめたら再度連れて来てもらう事にする。

他の4人も帰って荷物をまとめたら、こちらに移り住んでもらう事に決定する。


「支度金です。大きな家具は必要ありませんので、準備が出来ました。ハンターギルドに連絡してください。送っていただくように手配をしておきます」

 5組は馬車で帰って行く。


 お昼過ぎ頃、マリアヌで仕事する事になったマーゼアさんは子供を連れて急ぎやって来た。ハンターさん達も、昼抜きで引越しの手伝いをしてくれたようで、腹を盛大に鳴らしていた。

 昼食の習慣は無くても小腹が空けば、休憩がてら摘む習慣はある。

「ありがとね。これ『ビュッフェ』の招待券、使用期限は今日中だから夜にでも食べてね。使用できる時間は一刻だから気を付けてね」

 丁度、今日中の招待券があったので渡した。

「「これが噂の!」」

 何の噂かは知らないけど『ビュッフェ』招待券を手渡し、追加報酬と契約終了のサインとし手渡した。

 ウチの商会の仕事も全て『クラン』扱いにしてもらい、報酬などの支払いを月末に纏めて請求にしてもらえるシステムを利用している。


 マーゼアさんとお子さんのマーロンくん4歳は、急遽マリアヌへ移住しフェトラ商会で働く事になった。

 本来の依頼とは違うが問題ないそうだ。

 住宅は、フェトラ商会の3階だ。

 全て揃っているが誰も使っていなかったので、暫くはそこで暮らしてもらう事にした。

 仕事中はマーロンくんをウチのちびっ子隊と一緒に、ヴィーナス船内で預かる事にしよう。

 マーゼアさんの仕事は新たに開店した「女性専用マッサージチェアー店」の受付を任せる。


 以前「会員制マッサージチェアー店」を開店した時、女性陣が『ヘッドスパサロン』の拡張を!と言って来たがこれにはNO!マッサージチェアーとは違い、人員がいません!と断った。

 「なら、女性専用のマッサージチェアー店を」となったので、一部女性用に変更となった。

 男性エリアが削られた事で男性陣からブーイングが発生、抗議デモまで発生したが、女性陣に瞬殺で鎮圧された。


 なので、フェトラ商会の隣を女性専用のマッサージチェアー店にし、新たに設置したお向かいの1階を男性専用のマッサージチェアー店、その2階を会員制の男性専用のマッサージチェアー店とした。

 マッサージチェアーの支払いは、全てフェトラ商会の一階でカードへのチャージ式の清算制とするので、主な仕事は席の案内や予約管理と清掃関係をお願いする。


「時間は4の鐘から9の鐘まで給料は月に銀貨20枚です。細かい仕事内容はあとで説明があると思うけど、女性専用のマッサージチェアー店の受付で、お子さんはウチのちびっ子達と一緒に預かっておくから安心して」

「銀貨20枚って!そんなに頂いてよろしいのですか?」

「ウチのスタッフ全員この金額だから問題ないよ。ただ遅くまでの仕事になるけど大丈夫?」

「ええ、問題ありません。逆によろしいのですか?こんな立派な住まわせて用意していただいて」

 間取りはシスターや女性陣の意見を参考にし、3LDK +P(パントリー)にリフォームした。

「誰も使ってなかったからね。遠慮なく使ってよ」

 アースの皆さん全員が箱庭に帰ってくるから、誰も使用されていない。

 既にマーロンくんは、ちびっ子隊と一緒に遊具エリアで夢中で遊んでおり馴染んでいる。


 翌日には、王都ハンターギルドに他のメンバーの引越しの手伝いと馬車の手配など、追加での依頼を出しておいた。

「ご依頼承りました。それにしてもサラさんのお店凄いですね!私も使わせて頂きましたが感動ものですよ」

「サラが忙し過ぎて目が回りそうだって言ってたな」

 サラの宿と家を改装して、1階部分にランドリー機を設置した。

 ご近所さん達にお試しに使用をしてもらい、口コミで徐々に広げる予定だったが、一気に拡散されてしまった。


 どこでも因縁をつけてくる輩はいるので、対策にハンターに警備として依頼を出しておいた。

 意外と地元ハンターさん達は、素行が悪い奴は知っているので目を光らせてくれて大助かりだ。

 貴族対策はまだ不十分だが、しばらくは様子を見よう。

 貴族が洗濯に興味を持つとは思えないが用心は必要だ。



『サラの洗濯屋 生活魔法を付与した衣類専門の魔道具です。一回銅貨3枚』


 マグリート商会で出していた洗濯依頼を受けた人物は合計12名集まった。殆どが13歳ほどの子供たちだった。

 ハンターで受ける仕事の中で主に街中専門に働いている子達だった。

 長期での依頼は収入が安定しているから人気だと、受付のマイナさんが教えてくれた。


 特に問題は無いので、サラに頼み2階に移動した『シャワールーム・ランドリー付き』で綺麗に制服に着替え、

3つの班に別れてローテーションで研修を行う事にした。

引き続き、お付き合いくださいませ。

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 【更新スケジュール】

 火曜日・木曜日・土曜日  17時30分

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無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。

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