↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/85

只今、マリトル王国に潜伏中です。王都商業ギルド 6

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「あまり集まらないのでは」

 ハイエルさんが『妖精の集い』に不安を感じて質問をする。

「アースの商品を扱える魅力はありますが、大手の商会に睨まれる可能性を考えると、具体的に説明しても入会店が少ないかもしれませんが」

「別に大勢が入らなくても良いんですよ。興味がある店舗だけで良いんです。後でなんで声を掛けなかったって文句が出ないように布石を打つだけだから」

 既に伝えたて考える期限もあった。入会するかは自由だ。


 後々、上手くいった商会を見て文句を言う執拗い方には、商機を感じ取るのが商人でしょうとでも言ってやれば良い。

 これは慈善事業ではない。大手商会と王都の商業ギルドとやり合う為の仲間集めだ。良いとこだけ欲しい方はご遠慮願おう。

 そして、そこに必ず大手の間者の商会が紛れ込む。情報を流すだけのタイプか、錯乱させるタイプか。



 マグリート商会とフェトラ商会は、前にマカロンと同時期に【種子生成】でやらかした『ソフトクリームの木』の在庫と、今後の販売を考えメイ達の素材分析とつくるくんの技術力で完成した『ソフトクリーム製造機』で運営開始する。

 コーンは薄力粉、卵、砂糖、バター、牛乳で薄く伸ばして冷める前に丸める作業はもう一つのハウスの部屋を潰し工場化した。

 俺が居なくても、オートマタ達やつくるくんで殆ど再現可能になっている。ありがたや、ありがたや。

 早速、ソフトクリーム作りに挑戦。って女性陣は皆んな凄く上手いんだけど!

「これ、ビュッフェにあるから慣れている」

 ってハイエルさんとこの娘さん達が教えてくれた。なるほど通りで。


 マグリート商会のソフトクリーム店は、息子さんと娘さんが運営することになった。

 ハイエルさんとハイエムさんのご夫婦方は『妖精の集い』の声掛けと説明に動いてもらった。

 フェトラ商会の方は手伝っている女性陣は慣れてたので、夏季限定でアイスクリーム屋は主に女性陣が中心となって働くことになった。

 男性陣は操作は出来たが形がイマイチだったので、ヘッドスパサロンの受付と会計をお願いすることになった。

 一応、男性陣全員にもヘッドスパを体験してもらう。使用後は皆んな大興奮していた。

 女性陣には「でしょう!」って目で見られて、納得している。

 ついでにフェトラ商会のメンバーには、後々販売予定であった男性化粧品も試してもらった。

 まだ非売品だが、これから売る品だ。試してもらうのが一番だ。


 ソフトクリームは一つ銅貨5枚。氷に入ったペットボトル飲料一本銅貨2枚。

 フェトラ商会のヘッドスパサロンは、ヘッドスパは通常コース(30分コース)銅貨50枚 極上コース(60分コース)銀貨1枚。




「ユートさん!助けてください!領主様とギルド長のお二人が、男性専用を作れって!煩(うるさ)いんです」

 フェスナさん達が開店早々に相談してきた。

(やはりか)

 想定していた通りになった。

 開店して早々に大人気店になったが、人気すぎて男性陣の入店がほぼ出来なくなった。理由?そんなの決まってまるじゃないですか、奥方様に予約を奪われているんですよ。

「次の一手に移りますか」

「「「そうします」」」


 本当は慣れてからの予定だったが、隣の一階店舗を借りてオープンしたのはマッサージチェアーがずらりと並んだ店だ。機械でやるヘッドスパ機能も着いている。正直、経験した事ない男性陣ならこれでも十分に感じるレベルだ。


 金額は1回銅貨10枚(30分)


 これはドイさん達がヴィーナスに設置されてたマッサージチェアを自分達用に改造したのが発端である。

「「ワシらのサイズが無い」」

 仕方ない。

 身長低いのに横がある為、通常のマッサージチェアが使えなかったので自分達で改造を施し、更に勝手にいろんなオプションを追加されたマッサージチェアを製造した結果、『人をダメにするクッション』ではなく『人をダメにするソファーチェアー』を完成させた。

 どうせならとそれを応用し、通常サイズとドワーフサイズを並べたのだ。

 なので、ほぼほぼおっさん仕様店だ。

 一応、衝立やカーテンで仕切ってはいるが「〜ハァ〜」「うぅぅぅん」「あぁそこそこ」とおっさん達の声が店内に充満する空間になった。


 オープンから僅かだが既に仕事終わりのおっさん達の大人気スポットになっている。

 日中は噂を聞いた行商人達が入り、夕方から夜にかけては、地元の仕事終わりのおっさんに大人気で連日満員御礼状態だ。

 特にドワーフ達に大絶賛!

「どこのマッサージも物足りなかったが、ここは効く!」

 そりゃ〜ね。同じドワーフが「もっと強さが欲しい」って大丈夫かよって思うぐらい強い刺激になってんだから、完全にドワーフ専用だもの。


 領主様が購入希望されたが、メンテナンス諸々で無理だと断る。

 なら、店舗や台数を増やして欲しいと要望が出たので「ウチの偽物騒動が収まったらね」と返事をしておいた。

 どうやら『頭皮が若返る』と噂になっており、巡礼参りの様になってしまい、予約が取れなくなっているようだ。


「店舗の確保は出来ますよ〜」と商業ギルド長のからも連絡が入るので、「警備の人員が割けなくて無理ですよ〜」と答えておいた。

そしたら、「「警備と人員は安心しろ〜」」って領主様とハンターギルド長からの返事が帰ってきた。

 もうここまで来るとある種、女性達の執着に近く感じる。


 なので新たに作った店は会員制にした。

 そうすれば、外からの巡礼参り者とは被らないはずだ。

 場所は、ウチの店とマッサージチェア店の大通りを挟んでお向かいの建物だ。

 えっ本当に!?無理矢理買い上げたりしてないよね?


「ご安心ください。元々1階と2階部分を店舗として使用していましたが、ご高齢となり3階までの階段の上り下りが辛くなったので、娘さん達の近くに移ろうかとしていたようです。ですが、借地権を返すにも建物の取り壊す必要があるので、かなりの出費になります。新たに引っ越しするにしても中々大変なのですよ。で、アース商会が店のお隣を居抜きで買い上げたのを知って、自分の所も誰か居抜きで買い上げか、借り手がいないかとウチのギルドに丁度ご相談がありましてね」

 なるほどね、だったら大丈夫かな?

「その方々のお引越しはいつでしょうか?」

「お話ですと五の月末日です。…が、引越しも思う様に進んでいない様なので、六の月になるかも知れません。もしよろしければ、1階と2階部分はすぐに借りることができますので、店舗の紹介させていただきました」

 ちょうど良いいタイミングだが、どうやら顔見知りだったのか、ギルド長自ら次のお住まいの紹介もしていたようだ。

 全くもって執念がすごい。

「分かりました。買い上げでお話を進めてください。もし大物荷物の運搬がありましたら。近場でしたらお手伝いしますと伝えておいてもらえませんか」



 こうして、めでたく新規で会員制マッサージチェア店がオープンし、おっさん達の野太い歓声の声が町中に響いた。

引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 【更新スケジュール】

 火曜日・木曜日・土曜日  17時30分

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。