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只今、マリトル王国に潜伏中です。王都商業ギルド 4

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「は〜俺、父さんの子に産まれて良かったよ。人の良いのが取り柄だと思ってたけど、まさかアースの一族だったなんて」

「俺もだ兄貴。父さんや爺さんは只のお人好しなだけだと思ってたからな。本当に今日ほど父さんの息子で良かったと思うよ」

 と、若干ながら父であるハイエルさんに対してディスりが入ってるが、父であるハイエルさんを讃えている息子の長男ハイエンさんと次男ハイレンさん。

 対して、


「は〜何であんな父親の元に産まれたんだろう」「「ね〜」」

 と、嘆くサラに相打ちする弟のマイクルと妹エルフィーヌ(通称エル)の二人。

「今、チャンスが来たと思えば良いじゃん!」

 と前向きに語る友人のマーレイ。

「ユートごめん。まさかこんなに大人数になるとは」

 と、俺に謝るビット。


 ここはアース商会本店ヴィーナス船内である。

 実は以前、王都での関係者の皆んなを本店に誘っていたのだ。


「息子さん方が帰られましたら一度本店へご紹介致します。その時はビット達も皆んなサラの宿に集合ね。泊まりになるから次の日の仕事は入れないでね」

「俺たちも良いのか!」

「孤児院が出来たら、一度全員を誘う気だったから、先に来たことがあれば案内できるでしょう!」

 ってなやり取りをした結果。


 ちびっ子達が近所のちびっ子仲間に話した事で、当然ご近所のちびっ子達が「一緒に行く!」っと駄々を捏ねだした。

 親御さん達に「アンタは関係ないでしょう!」っと叱られたが、諦めず更には大泣き状態になった。

 それが数日続くと流石に親御さん達もギブアップ状態になって、ビットに何とかならないかと相談に来たそうな。

「一人でトイレに行けてお着替えも一人で出来きる子。後、ビット達の言う事を聞けれる子ならOK」

 と条件を出したが、それも出来そうもないおしめを付けたちびっ子が、自分だけ省けにされたと更にギャン泣きされ、仕方なく一緒に連れて来た状態だ。


 一応「ビット達の言う事で聞けれる子!」と言ったら一緒に手を上げてたから良しとしよう。

 今日は、孤児院の子ども達とトールさんご家族以外は顔合わせと称して、アースのメンバー全員集まってのお食事会だ。

 今はビュッフェコーナーでウチのちびっ子隊と一緒にモグモグしているが、初めは縄張り争い勃発しかけ、トング片手に牽制していた。

 ビット達も少し目を離したら、ちびっ子達がウチのちびっ子達と喧嘩しそうな状態になっていて、アワアワ状態になっていた。

「船内で仲良くお食事出来ない方はお帰りください」とメイさんに注意されると途端に仲良く食べ出した。

 んで、只今ビット達もメイ達がちびっ子達の食事を見てくれているので「スゲ〜スゲ〜」と言いながら食事に夢中だ。


 和やかなお食事中、少し口喧嘩になった。

「あっちのビュッフェも良いけど、こっちも素敵ね」

「そうだね、ケーキおいしかったね」

 とハイエルさんの娘さん達の妹エルーナさんとルイーナちゃんの発言で、初めてじゃ無い事がバレて兄二人がブーイング。


「「お前達ばかりずるいぞ!!」」

「お兄達が帰ってくるのが遅いからじゃん」

「ウチらそれまでアース商会で仕事手伝ってたもん」

「行商してたんだから仕方ないだろう!」

「そうだ!俺達だって働いてたんだぞ!」

「あらあら、こんな素晴らしい所で兄弟喧嘩なんて、や(・)め(・)な(・)さ(・)い(・)」

 兄妹達には何か見えたのだろう。エリーナさんに笑顔で怒られて兄妹喧嘩終了。


 原因となった【快適生活ラグジュアリー】仕様の【ビュッフェ】の招待券だが、実はハイエルさんご家族以外にもマリアヌのギルド長達や王都のハンターギルド長やグラミスさんに、手土産の代わりに渡している。

 発行から10日以内だから転売は難しい品だが、ちょっとした手土産用としては使い勝手は良い。

 他のメンバーにも打ち合わせなどにも使用できるので【パティスリーカフェ】と【ラウンジバー】と一緒に数枚渡している。


 以前は、アイルさんの部下のヒューストとレイトスにせがまれて何回か渡す事があったが、どうやらデートやらナンパ目的で使用していた事が上司であるアイルさん達にバレて利用禁止となった。

「自分の収入でデートしろ」

 ごもっともです。


 彼らに言い寄ってくる女性はかなり多く、中にはスパイのような人物もいるようだ。

「「結婚したい人が出来た」」

 とある日、二人同時に言ってきた時は、誰もが冷めた眼差しで浮かれている彼らを見つめていた。

 どう聞いても、スパイとしてウチの一族になりた人物だと思えるが、浮かれている二人は気が付いてはいない。

 注意はしてみたが、余り言い過ぎると意固地になりかねないので、作戦を立てる。

 かなり浮かれてる様なので、伝統あるアース流のプロポーズの言葉を決めようと話を持ちかけた。

 出来上がったフレーズは、


「アースの名を捨てて、君と共にこの地で生きる」


 伝統ぽいし、愛に生きるって感じでかっこいいじゃないか!と浮かれ男に皆で囁く。

「遠慮して言えないかも知れないから、彼女もこの地を離れたく無いだろうから、家の支度金はお祝いとしてプレゼントするよ。あとアースの名前が目立ってトラブルになるといけないから、アースの名前から外すようにするね」

 そう伝えると、張り切ってプレゼントを準備をしだす。


(本当にアースじゃなくても、アイツと結婚したいなら改めて応援しようと思う)

 皆んなそう思いながら、大手を振って花束とプレゼントを持って彼女にプロポーズをしに向かうの二人を見送った。

 プロポーズ翌日、二人の恋人はプレゼントと一緒に二人の前から消えた。



 話を戻す。


「自由市場で手伝いをしていた時も驚きましたが、事前に体感しておいて良かったです。出なければ、とても店を回すのが出来ませんでした。それにしても未だに信じられません。ウチの爺様がアースの民だったなんて」

「本当にウチの爺様がアースの民だったのですか?爺様も親父も何も言ってなかったのですが」

 ハイエルさんと弟のハイエムさんが俺に問いかける。

「実際はもう少し前のご先祖様だったかもしれません。血が薄まると反応が殆どしなくなりますからね。たまたま一瞬ハイエルさんに反応が出たのですよ。おそらくお子様達には、もしかしたら出なかったかもしれません」

 ハイエルさん達が納得したようだが、適当にそれっぽい事言ってすみません。


「兄貴のおかげで借金奴隷にならなくなって済んで助かったよ」

 ハイエムさんも大手商会に押されて相当崖っぷちだったようだ。

 今回の仕事を誘いに行くと、ハイエムさんや奥さんのマイセアさんも、泣いて喜んでいたとハイエルさんが語ってた。

「新マグリート商会が発足した事で大手側も痛手を被る頃でしょうから、そろそろ商業ギルドから何らかの動きが有るでしょう、気をつけてくださいね」

「「分かりました」」

 アース商会営業禁止から半月程が経とうとしている。

 既にアースの化粧品はハイエルさんの商会での販売となっており、冒険者ギルドの誘導係の仕事を継続している。

 そろそろ王都ルグナルの商業ギルドから、第二波が来るだろう。

 その隙に、次はサラの宿かな。


「サラ、宿の改装を本当にしちゃって良いの?」

「ええ、どんどんしちゃって良いわよ。とっても楽しみだわ」

 サラの宿の一階をランドリースペースに変更し、住宅部分と宿も一部改装予定だ。

 サラには、一階のランドリースペースのテナント料を支払う。

 勿論、安全の為に新たにセキュリティタイプを増員した。


パトロール隊 睦月25名 如月25名 (相棒オートパペット付き)


 あれ?まもるくん達と、みはるくん達からまさかの自分達の名前にブーイングが発生する。

 『変更求む!自分達にもかっこいい名前を!』

 仕方ないから変更する。


 まもるくん改め『満月』 みはるくん改め『新月』


 月のように見守るイメージで名前を提示したら、どうやら納得してくれたようだ。

(お助け隊と見守り隊と名前を考えてたけら背筋がゾゾっとしました。)

引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 【更新スケジュール】

 火曜日・木曜日・土曜日  17時30分

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。

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