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只今、マリトル王国に潜伏中です。『ヴィーナス』始動 2

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「王都のギルド連中は、自分たちがやらかして措いて、まだ来ないなどと言ってたのですか!」

 王都の商業ギルドの毎度の問い合わせに対して、今までの王都の商業ギルドの対応などをマリアヌの商業ギルド長のクイントさんにこと細かく話したら呆れ果てていた。

「ですので、初日には王都の商業ギルドに伺いましたし、今は殆ど王都にいます」

 今、商業ギルド長のクイントさんとハンターギルド長のアインさん、それと領主様とご一緒にビュッフェでの会食中だ。


「他の街のギルド長達からも、王都ギルド長には苦情が出てましたが、良くも悪くも数が全ての商いです。所有している王都での大型商会の数では圧倒してますので、権限がどうしても強くなってしまいます」

 大きくなれば成る程、数字が物を言う。

「ですので、今後の行動をについてご相談がございます」

 今後のマリアヌでの計画を話す。

 計画内容に驚きを見せているが、興味深く聞いている。

 ウチの運営に対しても、王都から離れたここで行うには丁度良い。


「とこれで先ほどおっしゃられましたモノは販売はしないのですか?」

 残念そうにクイントさんが質問する。

「ええ、基本的に孤児院や貧困層支援の一種ですので、基本的には販売は致しませんが、事業自体はウチのアース商会ではなく、契約した加盟店に商いをしてもらう予定です」

「儂も気にはしてるのだが、流石に孤児院や貧困層支援ばかり力を注げなくてのう。是非ウチの領地で試してくれぬか」

 領主様から許可が下りたので開始する。

「はい、よろしくお願いします。では詰所の改築と、ついでに寮の改築を同時に行います。近日中に一度確認の為に伺いますので、ご希望がありましたらまとめておいて下さい」

「わかった伝えておく」

 そう言うと後ろにいた執事さんがささっと何処かに向かわれた。


「それにしても、以前も驚きましたが更に凄いですな〜」

「広さもそうだが、店の数も種類も増えたぞ」

 驚くギルド長の二人。

「ええ、民も増えたので少し余裕を持ったサイズにしました」

 おかげで、各ギルド職員と領主様の関係者さんの大人数も、二日に分けてただけで全員の乗船が可能となった。

「正直、私はアースの民が羨ましいです。毎日好きなだけ利用できるなんて」

 クイントさんの言葉に他の二人が頷く。

「今年の社交界シーズンが楽しみじゃ。アースの本店に乗ったと自慢できるわい、ハハハ」

 楽しげにビュッフェの料理に舌鼓しながら、食事をする御三方。


「ユートさんに直接お聞きしたい事がございましたよ」

「はい何でしょうか」

 急に真剣な面持ちでクイントさんが俺を見つめる。

「噂で聞きましたが、何やら頭皮を若返る薬をお持ちだと」

 一斉にこちらを向く残りのお二人。

 おうふ、お三方はそれぞれ型はM、O、U、揃ってますね。

「はい、継続使用になりますがございますよ。後でお見せしますね」

「「「よろしく頼む」」」




 翌日、メンバー交代で連日船の下はビアガーデン開催中。またもや子供達が販売している。グレンデたちグリムモアの孤児院メンバーもだ。あっ、またドワーフとハンターチーム(独身組)もだよ。

 確か、朝はちびっ子隊が低級ポーション売ってなよな。

 夜にどんどん飲ませて、朝は酔い覚ましを売る…

 ギルド長二人は渋々下船いたしました。だって、交代で副ギルド長が来ますからね。ちなみに領主様ご家族はもう一泊のご予定です。

 お子様達も夢中で遊んでますよ。大人達もいろいろ夢中でね。


 昨夜からのかなりの乗船人数のなので、船内の『ドラッグストア』製品と『カタログ通販』製品の使い比べをしていただく被験者を募集したらかなりの人数が集まった。

『育毛剤』『美容液』『シャンプー』『シートマスク』『虫除け』『痒み止め』……

 後日、効果を書いて支店に届けてもらう事にした。

 身元がしっかりしている被験者多くて大助かりだ。




 数日後、詰所と独身寮の改築を始めた。夕方前には終了する。

 相変わらず見学人は多いし、またいつものおっちゃんの屋台が出ている。

「移動ランドリー車をこの横から出入りして奥に収納しますのでよろしくお願いします」

 そう、マリアヌで許可を得て運行開始するのは『移動式のコインランドリー車』だ。

 王都での開始前に、貿易が盛んで新しい物を比較的受け入れやすいマリアヌの街での運行はありがたい。


「これは、俺らも使えるのか?」

 独身寮の寮長がランドリー車を見つめて質問た。

「はい、先払いで使用回数が書かれたカードを購入してからになりますが使えますよ。一回に入る量は大体この袋一杯で、挿入口に入れば可能です。試しでどうぞ1回分使用できるカードです」

 寮長さんにランドリーカードを渡す。

「ちなみに一回の使用料は幾らだ」

 カードを見ながら筆問する。周りの人だかりも会話に耳を傾けている。

「銅貨3枚です。カードは商業ギルドとハンターギルド窓口で1回用は銅貨3枚、11回用は銅貨30枚、35回用は銅貨90枚で販売されてます」

 寮長さんが試しに、自分の衣類を持って来て試してみる。

 直ぐに仕上がり、綺麗になった自分の下着の匂いを嗅いでいる。

 ……絵面がイマイチだが、気にしない。

 見学者の熟練マダム達は、寮長さんから衣服を取り上げて隅々までチェックしている。

 香り付きにしたのに気付き、更に高評価を得た。

 実演した事がきっかけと、マダム達のクチコミで一気にマリアヌで噂が広まった。


 生活魔法『クリーン』で商売している方がいるが、一回銅貨5枚で体全身や武器も一緒に綺麗にしてくれるが、このスキル持ちもは以外と少ない。そしてうち製品は布製品特化型だから競合のおそれは少ない。

 移動ランドリー車は10台、領主が募集をかけ応募した中から選んでもらう。

 主にマリアヌの孤児や生活困窮者の女性にたちで、既に『ランドリーマスター』に任命した10名が運転方法や使い方など詳しく指導している。

 カードの購入先はハンターギルドと商業ギルドが無料で請け負ってくれた。

 しばらくはお試しカードの配布をして、受け入れてもらえる様に普及活動をしなくてはならない。


 売り上げは、移動ランドリー車のレンタル代と魔水晶代でアース商会が半分、残りの半分を給金と街の支援金とする事にした。

 初めの内は売り上げが少ないだろうが、冬になれば水洗いは辛くなる。その頃には使用者が増えるだろうと予想した。

 初めは補填が必要だろうが何とか一年以内には給料が十分に賄えれば…


「甘いですよ」

 マリアヌ支店の担当であるフェスナさんに言われてしまった。

「やっぱり甘いよなぁ」

「いえ、多分思ってる甘さじゃないですよ」

 同じく担当であるルイーグルさんにも言われた。

「?救済なんてする事がか?」

「いえ違います。売り上げの見込みがですよ」

「やっぱり、売り上げがそんなには伸びる訳ないからか?」

「違いますよ。既に給料の支払い分は稼げてます」

「えっ20日でか!」

「いえ5日です。台数を増やしてほしいと領主様からのご要望です」


 マリアヌでは、いつしか空飛ぶランドリー車の運転手になることが、子供達の憧れとなっていた。

引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 【更新スケジュール】

 火曜日・木曜日・土曜日  17時30分

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無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。

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