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只今、マリトル王国に潜伏中です。王都ルグナル 14

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

 依頼していた王都の道案内も北街、東街、西街エリアはほぼ終了となり、ハンターギルドで南街エリアの案内の依頼を出した。

「アース商会の仕事が人気過ぎて受付係が泣いてたぞ」

 ギルド長のブルファムから聞かされたので、嫌われないように受付係へパティスリーカフェのケーキを差し入れしようと、いつもの受付に向かう。


 低ランクの俺にも、窓口担当が付いている。

 子ども達と一緒にネズミ駆除の依頼を受けた時に受け付けしてくれた女性だ。

 その後、依頼申し込み方法が分からなく、詳しく教えてもらってた時にギルド長の目に入ったらしく。

「新人卒業には丁度いい相手だ」という理由で、ギルド長に担当指名されてしまったそうだ。

 ハンターギルドでは、担当ハンターが持てて一人前らしく、初めは『Gランクの子ども』の担当でショックを受けていたらしい。

 まぁその後、依頼の受付ではなく『依頼発注者』として大忙しになるとは思ってもなかった様だ。


「すみませんユートさん。出来れば、噂のエステを体験したいのですが…」

 担当お姉さんのマイナさんが、ケーキを申し訳なさそうに受け取りながら、オドオドしながら尋ねてきた。

 後ろで見つめる先輩達の目が怖い。

 多分、差し入れのリクエストを先輩方に言わされている様だ。

「分かりました。1回使用できる会員カードキーならお渡ししますが、全て中での使用料は有料ですがよろしいですか?」

 後ろを振り向くマイナさんと、頷く先輩お姉様達。

「あ、ははい。お願いします」


 ボソリと小声で「何名さま分ですか?」と質問に

 ボソリと小声で「16名分お願いします。出来れば大きな声で一人一枚と宣言お願いします」と答える。

 さらにボソリと小声で「奪われそうな新人は何名いますか?」と質問に

 さらにボソリと小声で「はい5名から8名います」と真顔で答えた。


「では一人一枚で特別にお渡しします。再度申しますが使用料は全て有料になります。カードの有効期限は有りませんが、一度しか入店が出来ませんのでお忘れなく。カードに魔力を流せばドアが出現します。一(・)人(・)一(・)枚(・)です。16名ですねどうぞ」

 16枚とは別に8枚をこそりと渡す。

 マイナさん目を潤ませながら感謝された。

 どうか、追加分が見つかって奪い取られませんように。祈ることしかできません。


 男性職員が羨ましそうな顔をしている。

「男性職員さんは何名ですか?」

「あえ〜と30名は居るかと」

「酒飲みが18名で、甘味好きが14名だ」

 マイナさんが答えると、俺の後ろからニコニコしながらギルド長のブルファムの声がした。


「は〜、これからお世話になるからって事でラウンジバーを18枚、パティスリーカフェを14枚です。先程と同様で、一度限りの入店で中の商品などは全て有料です」

 男性職員も大喜びで歓喜の声が建物中に響き…それを羨ましそうに見るハンター達。キリがない。


「ギルド長の許可だ出ましたら、アースのメニューを卸す事にします」

「「「「「うおおおおお!!」」」」」

 まだ許可出てないのに喜び出す。

「許可する!」

 後ろに居たギルド長が即決で許可しちゃったよ。

 食堂のおっちゃん、いきなりで驚いてるぞ!あとで打ち合わせに行こう。


 『揚げ物セット』銅貨5枚を自動販売機でおく事にした。食堂と言うよりも立ち飲み屋に近いので、売れ筋のつまみは大助かりだそうだ。

 翌日、自動販売機設置しにギルドの食堂に伺うと、お肌つるんつるんのお姉様方にロックオンされたので設置後、速やかに退散した。




 ギルドでの差し入れした翌日には、孤児院から新しい孤児院の間取り図と、また連れてって欲しいと子ども達からの依頼付きでの返事がきた。

 ビットたちも関わる事なので、一緒に教会へと向かう。


「すげ〜!」

 一緒に着いて来たビットが驚いている。

 孤児院予定地にたてるくん達で建物から内装までどんどん建設中だ。

 俺の計画に乗ったグラミスさんと王都のギルド長のブルファムさん達が早速、孤児院近くの土地を購入する事を決定した。

 勝手にギルドの名で買っても大丈夫なのかと尋ねたら。

「契約者は『王都マーベルハンターギルド』で監督者は『ユート・アース』になってるから、他の街のハンターギルドから文句は言われねぇし、他の街でもやってる事だ。別にアース商会が上物を建ててくれるんだ。ハンターギルドは名義と土地代だけだ。大して痛くも痒くもねぇから問題ないぜ」

 他でも技術者との共同研究所などの目的で、土地を購入しているギルドも多いそうだ。


どんどん設計図通りに建てている孤児院を見て

「もう、教会もこっちに移しちゃいましょうよ」などとシスター達が牧師様達に詰め寄ってくる。

 流石に王都から教会が全部なくなってはまずいでしょう。とは思ったが

「教会は、婚姻の儀、名付けの儀、成人の儀、旅立ちの儀での使用と、救済義務である孤児院としての役目が中心です。緊急性が高いものは有りませんし、貴族街には立派な教会が存在しますから、庶民しか使われていない我々が移動しても何ら不都合は有りません」

 二つの教会の牧師様達は、ハイスピードで建てられてく孤児院を観ながら決意を固める。


「でも貴族街の教会が有るのに勝手に買ってはマズいのでは?」

 名義の心配をして尋ねる。

「大丈夫ですよ。ここは『孤児院』が購入した土地ですので、まだ『教会』の名での購入は可能です。貴族街の教会と我々では宗派が違いますから」

 なるほどキリスト教のカトリックとプロテスタントまでの違いは無いが。仏教の浄土宗や禅宗、日蓮宗ぐらいの差はあるみたいな感じの様だ。細かい事はわからないが問題が無いのならよし。


「わかりました。土地の購入場所については後ほど検討しましょう。購入資金は私が立て替えますので、王都内の借地権はそのまましばらくお持ちになっていてください」

「承知しました」


 牧師様達とやり取りしているうちに新しい孤児院が完成した。

 も〜子供とシスターとトーイさん家族が大興奮!しばらくは離れなそうなので、ヒシャには、シスター達の細かい要望を聞いておいてもらう。

 まだ日が高い時間だったので、みんなのお昼ご飯を置いて、俺と王都内にある残りの教会の牧師様二人は、空いている土地の場所の確認をしに役場に向かった。


 役場で確認後、問題なさそうなので、その場でお金を払い土地を購入する。

 新しい孤児院に迎えに行ったけどまだ興奮しながら何かやってたよ。

 女性達はイキイキとヒシャに要望を出してる横で、孤児院に残ってたトーイさんは凄く疲れた顔してる。

 夕暮れ前には一度終了し、見えないように透明かして本日は終了した。

 細かいところの注文は、(キリがないので)引越ししてからお願いすることにした。

 ビット達には、年長組だけに孤児院入所の事を内緒で教えるように伝える。

「商業ギルドに嫌がらせされるから、引っ越しするまでは内緒にね」




「明日、マリアヌ領主様ご家族様がお越しになるそうです」

「早!もういらっしゃるの!早すぎない?」

 ハウスに帰ると、メイからまさかのマリアヌ領主様からのお返事が最速で来たという伝言を受けた。

「はい、かなり待ち望んでいたようです。よろしければお返事をと、伝言役の方がマリアヌの店舗でお待ちしています」

 まさか、そこまで期待されていたとは、

「では明日の9の鐘に城門外でお待ちしておりますと伝言役の方に、明日の午後からは箱舟の乗船は禁止ですと箱庭の人達と子供達に連絡よろしく」

 メイドさん達に連絡を頼んだ。


 それから数日後の事だった。王都の商業ギルドに動きがあった。

引き続き、お付き合いくださいませ。

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 【更新スケジュール】

 火曜日・木曜日・土曜日  17時30分

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無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。

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