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只今、マリトル王国に潜伏中です。王都ルグナル 9

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「今から、城壁を建てますね」

「まだ、建設してくださる方がお見えになてませんが?」

 俺の開始合図にトーイさん達は不安がっていた。

「大丈夫ですよ。『たてるくんハイパー』と『建材補充機』とヒシャ居る?!」

「はいお側に」

 俺の影からヒシャが出てきた。

「「「「「!!!!」」」」」

 大人達はびっくり。子供達は…まだアニメ鑑賞中。

 物語の途中だったらしく、未だに馬車から出て来ない。


「こっこれは!?」

「魔道具です。では、たてるくんハイパーでこの光ってる土地の内側5mに厚さ10m高さ15mの城壁の建設とその周り4.5mに深さ5mの堀を作ってもらえる堀の外側には軽い柵を、間違えて誰か落ちない用意に。上部はこんな感じで人が歩いても安全にして、モンスターや野党が来てもびくともしない頑丈でメンテナンス不要な城壁をお願い。入り口の場所は後から指定するからとりあえずぐるっと作って欲しい」

 地面時イメージをざっくり描きながら説明する。細かなところは後々変更すれば良い。

「承知しました。堀の土を再利用したいと、たてるくんハイパー達が申しておりますがよろしいでしょうか」

「大丈夫だ。あと中に資材になりそうな物を置いておくから使ってね。土魔法が必要ならレベルアップの為に誰か呼んできて頼んでもらえる。足りないのはいつもの様に魔水晶の補充でよろしく」


 そう伝えると、すぐさま取り掛かる。相変わらず面白いぐらい早い早い。

 特に細かく複雑な建物では無い分、どんどんと建てられていく。

 城壁の高さは王都より高く頑丈にしておいた。城壁で中が少し狭くはなるが50haもあるから問題ない。

 アニメが終了したのか、子ども達が馬車から出てきて大騒ぎだ。

 離れすぎないように影にいる、まもるくんとみはるくん達に護衛を頼んだ。



 夕暮れ前には立派な城壁が完成した。中々に圧巻の出来栄えだった。

「明日以降は、お話した通りに建物のご要望がまとまり次第、建物に取り掛かります。それまでは堀以外は透明化しておき気づかれずにしておきます。トーイさんには今後もお付き合いお願いします」

「はい!よろしくお願いします!」

「シスター達には相手に悟られないように、今後も孤児院の解体業者が見つからない事で悩んでる素振りをお願いします。もし相手が何か動き出したらすぐにお知らせください」

「分かりました。今後ともよろしく願いします」

 トーイさんやシスター達も真剣な眼差しで答える。

 興奮冷めやらぬ子ども達を乗せて馬車を走らせ王都に戻った。アーサー達には本日の俺の送り迎え&御者代を渡す。

 トーイさんのお母さんのカリーナおばあちゃん、足腰が悪いと聞いたので久々の薬師スキルを使用して湿布薬を作って渡した。ほんと久々だな。



「お帰りユートさん」

 サラと見慣れない子供が二人いた。

「ただいま、このお二人は?」

「マーレイとビット。昨日の家に住んでる年長者の二人で、仕事終わりにお礼を伝えに来たの」

「マーレイです。昨日はチビ達に何かすごい食べ物くれたみたいでありがとう。要点掴めなくて何食べたか分かんないけど、凄く興奮して話すぐらい凄い食べ物もらったみたいだから、お礼を言っておかないと思って」

「ビットだ。本当に近所のチビ達も興奮してるぐらい喜んでたよ。ありがとうな」

 なんか二人とも凄く汚れてる。

「わざわざどうも、仕事帰りに寄ってくれて」

「あっゴメン。凄く汚れてたね。水浴び前に寄っちゃったから…」

 二人は自分たちの姿を見て、恥ずかしそうに答えた。


「サラ、ここの一角使わせてもらって良い?」

「ええ、何も使ってないからどうぞ」

 許可が出たので外からは見えない位置に『シャワールーム・ランドリー付き』の魔道具を出して設置した。

「「「?何これ?」」」

「これはねぇ〜」

 シャワールームの使い方と洗濯機の使い方を説明をし、バスタオルと着替えを渡し、まずはビットから押し込み使わせる。ちゃんとシャンプーやボディーソープの使い方もレクチャー済みだ。

 数分して綺麗になったビットを見ると、サラとマーレイが同時に入って行く。まぁ、子供だから二人入っても余裕の広さだけど、同時じゃなくても良いのに…。


 十数分後、これまた綺麗になった二人が興奮しながら出てきた。

「凄いわよ!これ!ウチの弟妹も使わせても良い?」

「良いよ。ここに置きっぱなしにしておくから、他の人には内緒だよ」

「「…」」

 ビットとマーレイが困っているが、問題でも?

「これだけ綺麗になっちゃうと家のメンバーには気が付かれちゃうんで…」

「特に年長組は綺麗になれば、割の良い仕事が受けれる事もあるからしつこく聞かれそうで」

 なるほどね。いつも一緒の仲間にはバレバレだよね。

「じゃぁ、仲間には報告は良いけど。仕事の依頼者に綺麗にするように言われたって事で、他の子も秘密厳守出来るなら使用しても良いよ」

「「本当!」」

 せっかくだから、彼らの生活状況などを聞いておこう。


「飯か?たまに家主のおっちゃんが差し入れしてくれたり、稼ぎがあったやつがパンを買ってきたり、近所のおばちゃんに材料渡して、日中のチビの子守代わりに作ってもらっている」

「おっちゃん家も大変なのに俺たちの事も気にかけてくれてる。本当おっちゃんも死んだじーちゃんも人が良いぜ」

 目を少し潤ませながらビットが語る。

「親子二代であの家を貸してたのか。凄い親子だね」

 マーレイが首を振り、

「いいえ、確かじーちゃんの親が始めたって、死んだじーちゃんが言ってたよ。よく、だからオンボロの家だってよく笑って言ってたわ」

 凄い!親子三代で!尊敬する!


「そのおじさんは何の商売してるの?」

「元々は魔道具やをやってたけど、近くに大きな店ができて売れなくなったから、今は店を閉めて自由市場で店を広げてる。たまに裏方で仕事を手伝ってたけど、これだけ綺麗になれば表でも手伝えるね」

 ハニカミながら話すマーレイ。

「じゃあ明日、自由市場を案内してよ。報酬は案内人には銀貨1枚、紹介したサラには銅貨30枚で」

「「えっそんなに!」」

「いやいや私何も紹介してないわよ!」

 呆れるサラだが、

「じゃあサラの分はあの『シャワールーム・ランドリー付き』の配置代金。今後、もしかして試験的に他の物も置かせてもらう予定だから金額が少ないけど手付金という事でよろしく。魔水晶のストック置いておくから少なくなったら補充しておいてね。で、他にこの王都の道に詳しい子を2、3人紹介して欲しいんだ主に道案内役として」

「なんかさっきの話は手付金で収まってしまった感じだけど。それで道案内役ってユートの案内する事?」

 ついでに、もう一つ仕事を頼む事にした。

「ウチの魔道具に王都の道を教え込ませたいから、連れて歩きながら案内して欲しいんだ」

「「「魔道具に道案内?」」」

「そう、道案内」

 オートマタとオートパペットに。

【次の更新日】 7月25日 土曜日 17時30分


★同日21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。


引き続き、お付き合いくださいませ。

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【更新スケジュール】

火曜日・木曜日・土曜日 17時30分

日程を変更する場合は【次の更新日】でお知らせします。

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無断転載、無断使用は固くお断りいたします。

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