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只今、マリトル王国に潜伏中です。王都ルグナル 8

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

 サラと一緒に宿に帰る。

 庶民は一日二食の世界だが小腹が空いただろうから、サラの弟妹にも先ほどと同じジャムぱんを差し入れする。

 サラには今日のお礼を伝え、宿の貸切の延長を伝え金貨4枚渡す。

 こんなに前払いしなくていいと言われたが、

「しばらく王都に居ることが決まったんでね、みんな忙しくバタバタしいて気づかずに期限過ぎそうだから」

 と伝え受け取ってもらった。

 俺は部屋で仕事するからと部屋向かう。そのまま明日の準備として監獄ダンジョンへ潜り、使用する原材料の確保と貯蓄M(マナ)の確保するためダンジョン内を飛び回った。


 翌日、孤児院からアーサーら5名程が迎えが来た。

「馬車ってどこに有るんだ?」

 周りを見渡しても見つからず、俺に問いかける。

「今出すよ」

 アイテムBOXから馬車を出す。

「「「「「すっすげ〜!!」」」」」

 超ハイテンションで馬車を見回す。朝から元気だね。

「でも小ちゃくないか?」

「大丈夫。中を見て」

 アーサー達には外見だと小さく見えるので中を見てもらい、大容量サイズなのだと確認してもらうと更に、テンションアップ。

 早速、集合場所の孤児院に向かって出発する。


「おはようございます」

「おはようございます。…あの〜他の馬車は〜」

 再度、牧師さんやシスター達にも中を確認がてら乗車してもらっていく。

「狭いようでしたら。もう一台出しますよ」

「大丈夫です。問題ありません」

 ちょっとうわずりながら答える牧師さん。

 牧師さんの名前をトーイさんとおっしゃり、お母さんと奥さん、出稼ぎに行ってる娘さんと息子さんがいらっしゃるそうな。今日はお母さんと奥さんは本日はお留守番らしい。


 馬車の中でちょっとした世間話をしていると、城壁の門に差し掛かる。

 教会の特権でも有るのか、トーイさんが何かの書状を見せるとすんなり通してもらえた。

「今回、移転に関して出入りが多くなりますので、先に教会関係者と孤児院関係者は通行料と荷物チェックは免除する書状を出してもらいました」

 なるほど、確かに一人銅貨1枚でもこの人数では馬鹿にならない。

「期限はいつまでですか?」

「はい、六の月の末日までです」

 立ち退き日までのようだがありがたい。



「シスター、例の件どうでしたか?」

 移動中に先日の懸念について、シスターに尋ねてみる。

「はい、ユートさんのおっしゃってた通りでした。本当になんて人達でしょう」

「本当に!それも六の月以降なら受けるだなんて!ほんとユートさんに言われなければ、相手の思うツボでしたよ」

 腹立たしそうに話すシスター達。

 牧師のトーイさんは知らせていなかったので、俺の懸念とシスター達に調べてもらった事を全てお話をする。

「シスター達には孤児院の立ち退き後は更地にという契約書になっているのかという確認と、立ち退き時に建物がまだ存在した場合に起こる違約金が有るか、解体を引き受けてくれる業者の依頼状況を確認してもらったのですよ」


 契約内容では、立ち退き後は更地に還すことと記載されており。更地に出来なかった場合は、違約金が発生するので返還金が戻って来なくなる。

 なので業者への依頼を先にしてもらったのだが、立ち退き期間前までは、どの解体業者も仕事を受けてもらえない事が分かった。

 そうなると、契約通りに違約金が発生されるので、孤児院部分はタダで返却される事となる。

 さらに、違約金不足の場合は、教会の建物も立ち退きせざるをえない状況に追い込まれるという、相手の思惑が浮き彫りとなった。


「なんて卑劣な!」

 話を聞いたトーイさん激オコです。

「もしかしたら、大商会の建物の建築タイミングを考えて、孤児院の建設を渋って居た可能性もありますね」

 絶対ではないだろうが、限られた城壁内の土地に大型の建設物はそうそう発生しない。そう前世の様なハコモノラッシュはモンスターが存在する世界には安易に起こり得ない。

 尚の事、金が良い方になびくものだ。

「なので、これから作る建物は奪われないようにしてくださいね。多分この大陸ではかなり進んだ建物を、王宮より進んだ建物ですからね」

 驚く大人達に、期待をこめる子供達。


 現地到着後しばらくしてから、役人さんが3人が到着した。

 子供達には、「役人さんが帰るまで馬車の中で待機」と伝え、プロジェクターでアニメ鑑賞させておく。

 セルフで水とドーナツを用意した。置き取り合いにならぬ様に『一人2つまで」としておく。赤ん坊には粉ミルクセットを馬車での待機しているシスターに渡しておいた。

 100人乗りだからトイレも10扉設置されているから安心だ。

「では契約を致します。契約者は『ルグナル王都孤児院』で監督者は『ユート・アース』でよろしいですね」

 俺は『監督者』として孤児院に関わることになった。


 この国では土地の所有者は貴族、または王族が所有している。城壁内の土地は全て借地権が発行さ所有者から借受られている。だが城壁の外は違う。何も守られていない場所を買うのだ。

 借地権利を発行すれば、それはすなわち発行元の所有者が守らなければならないエリアになる為、門からおよそ10kmほどまでの範囲は借地権が発生される場合がある。


 逆にそれより離れた場所なら土地を買い取ることが出来る。個人名義での購入は最大でおよそ10haほどで、屋敷の建設範囲だろうと想像する。

 商会や団体、街や村などの名義であれば最大50ha購入できる。契約者は他の街と同様に借地権を発行できる権利はあるが、個人名義とは違い、土地を売るには土地の『契約者』と『監督者』の両方の許可が必要とされている。

 売却された土地の売上は全て『契約者』のものとなる。


 契約者は監督者を立てる必要があるが、監督者は運営等には口出しは出来ない。

 まあ、次代の契約者を選ぶ義務とか色々と複雑になっているが、借地料の一割を貰い受ける代わりに色々と手助けする役割のようだ。

 本来なら有力な上級貴族や王家が『監督者』となり、『契約者』は一族が街や村に名を付けて登録することが通常だ。

 関係的には『寄親』『寄子』の関係に近いようだ。

 今回、俺が『監督者』を頼まれたのも「ほとんどユートさんの支援なのでせめて名前だけは残させて欲しい」との事からだ。

 借地権を発行しない約束にしてあるので、借地金は入らない。


 契約が完了した。契約書を開き魔力を流すと契約した土地が光って表示される。流石魔法の世界だ測量要らずだな。

 役人達が早々に帰って行った。

 役人達を見送り、早速城壁を作ることにした。


 孤児院が購入出来た土地は街道からも離れており、近くには村も街もないエリアだ。

 前世の価値と少し違い、街道には多少重要視するが、土地の広さなど肥沃(ひよく)な土地かどうかでは価値を置かれていない。

 重要なポイントは食の木の群生地や保有数と、モンスターから安全に生活できる場所かどうかだけだ。


 王都より高く頑丈な城壁が完成させた事により、後に『王都より安全な教会』と言われるようになった。

【次の更新日】 7月23日 木曜日 17時30分


★同日21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。


引き続き、お付き合いくださいませ。

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【更新スケジュール】

火曜日・木曜日・土曜日 17時30分

日程を変更する場合は【次の更新日】でお知らせします。

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無断転載、無断使用は固くお断りいたします。

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