表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/43

只今、グリムモア王国へ潜伏予定です。新たな投獄者たち2

リアクション!ブクマ!評価★!ありがとうございます!!

★おかげさまで注目度ランキングに入りました★ありがとうございます。

本日の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

 冤罪者の13名に今後について尋ねた。

「これからどうされます?普通に戻ることは(しばら)く出来ませんが、ここでの事を秘密にして頂ければ、家族の方と一緒に、別の国で暮らすことは可能です」

 その言葉に驚きと安堵の表情を見せる冤罪者達だが、ヴァルモアさんだけが俺の顔を不思議そうに見ながら、

「セルージュ殿たちはどうされるのでしょうか」

 側にいるセルジュオさんに質問をした。

「私達は既に別人として、ここにいるユイルさんと共に行動しております。そして彼は例の儀式で呼ばれた一人です」

「正確には()()()()()()一人です」

 しつこい様だが(こだわ)ります。

 家族と他国で暮らすなど、別行動を選択する者もいるので言葉を濁すが、ヴァルモアさんは理解したようだ。

「王宮で聞き及んでおりました。この地に流した物が1名いると。では、私達の被害者でありますね。…ちなみに家族と他国で暮らす以外ではどの様な選択肢がございますか?」

 先程まで他国で暮らすことを考えてただろう者も、他の選択肢が有ると分かると耳を傾ける。

「はい、事が治るまで隠れ場で安全に暮らすか、別人として我々と共に歩むかです」

「詳しくご説明をお願いします」

 皆真剣な表情でこちらを向く。


「まずは、ここでの生活コースでは、別人としての人生を歩む必要はありません。(しばら)く安全な隠れ場所で生活を送っていただきます」

 独身者や家族がいなければ、オススメだろう。

 だって、囚人のおっちゃん達楽しそうだから。

「もう一つは、別人となり、我々と一緒に商人として歩むコースです。その場合は我が商会に入ってもらいます。こちらのコースには、オプションで『グリムモアの王侯貴族に対して嫌がらせをする』イベント参加ができますね」

 目を丸くするヴァルモアさん達だが、

「ほほほ、嫌がらせですか!それは民には影響はございますか?」

 すぐに、笑いながら質問されたが、目が笑ってませんね。

「ほぼ有りませんね。有るとすれば貴族御用達の大商人だけでしょうね」

「ということは嗜好品系で攻めるということですね」

 さすが元宮宰だ。俺の問いに対し、民の暮らしが影響が少ないとなれば嗜好品だと予想は付くだろう。

「はい。ですが最終的には王家に打撃を与えるつもりです」

「「「「「……………」」」」」

 皆が息を飲む。

「ぜひ詳しく。他言は致しません」

 真剣な目で答えを問うてきた。

「この地の独立です」


 少し悩みんでから尋ねてきた。

 元主人の事と言うより、国の民の事が気になるだろう。

「それでは国民、いや王都の民に被害が出るのでは?」

「勿論、ゼロとは言いませんが、私のスキルと立ち上げた商会の力で、一般の民への被害は最小限に行うつもりです。まず攻めるのは、王族貴族のお財布と信用です。詳しくはまだお教えできません。まずは、先程お話ししました3つの選択の内の一つである、ここの隠れ場にご案内致します」


 俺は13名を楽園に案内する。



 私の名はヴァルモア・グロリウスと申します。元宮宰を従事しておりました。

 今のこの現状には、さすがに驚きを隠せません。

 勇者召喚には反対の立場であり、主人である国王に幾度となく苦言を呈してきましたが、結果は力及ばず、止めることが出来ませんでした。

 そこまで欲しがる力とはどの様なモノなのかと思っておりましたが、今なら理解できます。これ程の力を有する者達が『召喚勇者』なのだと。

 では何故、彼はこの地に入れられる事になったのでしょうか。


「…街だな…」

「…街ですね…」

「そうだよな、俺の目がおかしい訳やないよな」

 はい、『楽園』は立派な街になりました。

 あれから要望でリフォームなどちょこちょこしてたら、かなり快適な街になりました。


「はい、ここが隠れ場の通称『楽園』です。ここでの仕事は魔水晶の採掘か、店の運営などの手伝いをしていだだき、生計を立てて頂きます。多少制限は有りますが、生活に必要な品は取り揃えて有ります。選択は3つでしたが、数日間はこちらでの生活とないます」

 街の案内と楽園用カードなどはケイルさん達にお願いする。

 セルジュオさん達は、まだヴァルモアさんとお話が有る様で別行動とした。


 そうすると、俺のやることは、何かと消費するM(マナ)補充の為、『転移の扉』を使い、攻略途中の31階層へ移動する。

 素材集めとM(マナ)の貯蓄をする為、飛行魔法を使い進んでゆく。

 なぜ飛行魔法を使うかと言うと、地面がとても熱く、普通の靴ではとても歩くのは無理だったからだ。

 試してみがた、10分も持たなかった。

 通常、どうやって突破するのか気になるところだ。


「〈変換吸収〉〈変換吸収〉〈変換吸収〉」 

【変換吸収】のレベルが上がり、1m近くなら吸収率は下がるが、触れなくてもMが吸収できるようになったおかげで、高熱を宿すモンスターも触らずに吸収できる。

 隠密で後ろから近づき「〈変換吸収〉!」

 暗殺者ホイホイの様な『王様』で『商会長』の肩書きの俺だが、ダンジョンでは、モンスター相手に俺が暗殺活動している。

 誰になんと言われても『安全第一』!だから継続「〈変換吸収〉!」

 正面から戦うのは、本物の勇者様だけで充分でしょう。



 その間マーキュリーは『箱舟』に収納し、ハウスメンバーは途中の街に立ち寄りながら、王都に向かうキャラバン隊として小売商売をしてもらっている。

 幾つか大きな街に立ち寄る事にはなるが、クラフさんとバトが既に調査済みなので、問題が無い街での宣伝や売れ筋のみの販売をし、アース商会『アースの民探し』してますよ〜!のアピールをしている。


 クラフさんとバトには周辺調査を中断し、グリムモア王国に先行して進んでもらっている。

 本来はマリトル王国からでは山脈を大きく迂回し、大小幾つもの国を超えなければたどり着けないが『小型高速船』(偽装ゴーレム以外は装備)なら、なかなか厳しい山越えコースでも無理なく進め、直接グリムモア王国へ向かう事ができる。


 本来の予定より早く、商会としての安定した収入を得たので、サテスさん達の家族を先に迎えに行く事になった。

 勿論、孤児院に入れられた子ども達もだ。

 連れ出すとしても相手の気持ちを聞いてからである。

 孤児院に残りたい子がいれば、寄付をするだけにすると、子ども達の中で既に話し合いが出来ていた。

 彼らの人生のサポートや導きはするが、選ぶのは彼ら自身だ。


 グリムモア王国、王都グロリウス。敵本陣への初潜入だ。

【次の更新日】

6月20日 土曜日です。

更新時間は21時〜23時です。(できるだけ21時で)

同時更新『ただの猫に転生しました。』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。


引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

【更新スケジュール】

火曜日・木曜日・土曜日 21時〜23時


都合で変更する場合は【次の更新日】でお知らせします。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

無断転載、無断使用は固くお断りいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ