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第74話 お姉さんの全裸朝活おもてなしと、純情令嬢の髪の毛実食おねだり

昨夜、人間の村のカフェの出口でキアラちゃんに逃げ場のない不意打ちキスを強奪され、せっかくリザさんの髪の毛をハッキング実食して解放したはずの【トカゲ姿のままキスして人間に完全復活できる裏技】に、再び世界のシステムレベルで無慈悲な【永久再ロック(バグ状態)】がかかってしまった、あの絶望の夜から明けた、翌日の早朝。


俺(大トカゲ姿)がポッカリ大穴が空いたままの自室のベッドの中で目を覚ました、まさにそのコンマ数秒の瞬間のことだった。


「すぅ……すぅ……♡(※これ以上ないほど上品で優しく、豊満な人間の寝息)」


俺の巨大な漆黒のあるがままの大トカゲの体(毛布の中)の真横には、トカゲ娘たちの産卵予約ローテーション(完全予約制)の取り決めに則って、「みんな、マモル様が疲れている夜に全裸で急襲するから失敗するのよ。オスが一番元気な『早朝』に、最初から人間姿の全裸指定でベッドに滑り込むのが一族の長としての知略ですわねぇ♡」という恐ろしいバフを燃え上がらせた、琥珀色の髪をゆるく三つ編みにした豊満ボディの人間姿のデメトが、最初から服の概念をすべて光の彼方にオフにした完全なる【全裸姿】で、幸せそうに俺の漆黒のウロコ肌に抱きついて添い寝していたのだった!!!


(ひえええええええ!? 爬虫類アンチの俺だけど、中身は健康な18歳の男の子だから……朝一番のベッドの中で、そんな国宝級の全裸の豊満お姉さんに笑顔でギチギチにハグされたら、オスとしての本能と生理現象チェリーが「ムラッ……」と激しくバグり散らかして、理性が泥縄に大破しそうになるだろォォォオオオ!!!(※魂の完全大パニック))


俺は鼻の頭から息を噴き出しながら、極限の1秒の中で「いやあかん!ここで流されて人間のまま交尾なんか付き合ったら、それこそ本当に一生ガチトカゲ化(物語終了)が確定する!!涙」とチェリーの誇り(理性)が奇跡の大勝利をキメた!


俺は黒の王のチート筋力を暴発させ、ベッドの上の全裸のデメトを両前足でガシッ!!!と抱きかかえるなり、そのままトビラのポッカリ空いた大穴から、廊下のガレキの山へと豪快にノータイムで3連続の物理排除パージをキメてブン投げたのだった!


「フシュゥゥゥーーーーッッッ!!!!(※朝一番から男の生理現象を殺意のボルテージで試してんじゃねぇよーッ!!! )」


廊下でガレキに突っ込んだ全裸のデメトが「あらぁ……♡ マモル様の朝一番の野生の男らしさ、最高にバブみを感じてときめいてしまいますわァァァ……ッ!!♡(※トカゲに戻りながらガチ恋バフ限界突破)」と悶絶するなか、俺は毛布に頭まで深くくるまって、昼からの「お留守番の麦茶ガード」をやり直す不貞寝をキメるのだった。


――そして、太陽が真上へと昇りつめた、今日のお昼時のランチタイム。


本日『1回目』の擬態魔法(3時間枠)を発動して人間の姿にポップアップした俺(人間姿)のテーブルの横には、昨日の天井の大根から完全復活したアリアちゃん、キアラちゃん、そしてなぜか当たり前のように隣の席にアイスコーヒーを片手に居座っているリザさん(中身還暦超え)の姿があった。


「やあマモルくん! 昨日の昼間の森でのタイマンは本当に最高に楽しかったねぇ! 私お腹いっぱい大満足だよ(笑)」


ピキィィィィィィン……!!!


そのサバサバとした発言を聞いた瞬間、隣にいたお堅い純潔令嬢・キアラちゃんのルビーの瞳から、一瞬にして光が完全消滅した。


「……あら? マモルさん。昨日の昼間、天井に刺さったアリア師匠の介抱を私に頼んで、そのリザ様を『1人で必死に追いかけていった』はずなのに、何故その森の奥で、そのお姉様と……【何がそんなにお盛んに楽しかったのかしらァァァ……?】(※最新特注杖ガチガチ)」


俺が(ひえっ!! 浮気を疑われるようなやましいことは1ミリもしてねぇのに、リザさんののんきな自爆暴露のせいで最悪のハルマゲドンが勃発しちまったじゃねぇかバカヤローーッ!!!(※恐怖の白目))とガタガタ震えた、まさにその瞬間だった。


リザさんはキアラちゃんのヤンデレ重力波の殺気にのんきに気づき、おばあちゃん特有のサバサバしたフットワークで笑顔で手を振った。


「こらこらお嬢ちゃん、変な勘違い(妄想癖)をしちゃいけないよ?私は昨日、追いかけてきたマモルくんに同じ【黒】の属性を持った格闘の仲間として、森の奥でちょっとした【武術の受け流し稽古(お手合わせ)】をしてもらっただけだよ! ほら、リザの自動カウンターで天井に刺さったアリアの介抱をあんたに頼んで、私の後を1人で追いかけてきた彼の根性、本当に大したものさ! 私の自動カウンターで彼を思いっきり吹っ飛ばしてスッキリしただけさ! ガハハ!」


「あ……ッ!! そう、そういうことですのねリザ様っ!! マモルさんは私への愛のために、同じ黒の属性の伝説の英雄であるリザ様に、命がけで武術の稽古スパーリングをつけてもらうために必死で追いかけていらっしゃいましたのね……っ! 私ったら、またマモルさんの一途な誠実さを一瞬でも疑ってしまって、本当に恥ずかしいですわっ、ごめんなさいマモルさん……っ!(※最新のチョロイン超理論バフ大爆発)」


(リザさんナイスおばあちゃん大正解ィィィ!!! 俺が昨日の昼間に『アリアの介抱をキアラに頼んで、リザを1人で追いかけた』あの完璧なタイムラインの整合性を、本人の口から事実として勝手に脳内上書き証明してくれたァァァ!!! 命がけの泥縄言い訳ディフェンス、ノーバグで大勝利じゃねぇか!!!)


キアラちゃんは「私、恥ずかしさで胸が一杯ですので、頭を冷やすためにちょっとそこのお花畑へ行ってまいりますわっ!♡」と、大赤面悶絶ステップを踏みながらカフェの席を外して中退場していった。


キアラちゃんがいなくなった瞬間、リザさんはアイスコーヒーを置き、隣の席の包帯姿のアリアちゃんをジロリと見つめた。


「ねぇアリア、あんたは魔力感知が得意なんだから、このマモルくんの正体が、あの最高にワイルドな黒のリザードマン(黒の王)だってことは最初から知っているんだよねぇ?」


「は、はいぃぃぃっ!!! 完璧に知っておりますリザ様ァァァ!!!(※ガクブル首振り頷き)」


「そっか。マモルくん、私はさっきアリアとキアラの2人から聞いたんだけど、昨日の夜はボクらの昼間の戦いのせいで、人間の村で『モンスタースパンピードの大進撃』だって大騒ぎ(非常警戒)になって、あんた達デートの埋め合わせですごく大変だったんだって?」


「は、はいぃぃっ!? わ、私たちの戦い!?区域(※アリアちゃんの包帯の奥のルビーの瞳が初耳の大混乱パニック)」


アリアちゃんは昨日の昼間、リザさんの自動足カウンターを顔面に直撃で浴びて天井の板にズボッと大根のように突き刺さってガチ気絶していたため、マモルが自分をキアラに任せてリザさんを森の奥へ追いかけ、そこで空間を粉々に粉砕するレベルのガチのタイマン殺し合い(交渉戦)を繰り広げていた事実を今この瞬間まで1ミリも知らなかったのだ。


「ひ、ひぃぃぃ! ボクが天井のゴミになって気絶してる間に、マモル様と黒の天災が裏でそんな国家壊滅級のタイマンを繰り広げてたのォォォ!?!?(※ガチの涙目)」


「いやぁ、そのお騒がせしたお詫びっちゃなんだけどさ、ほら、あんたが欲しがってた私の髪の毛(素材)だよ。お安い御用さ! ――あ、だけど頼むから、私の目の前で涙目を流しながら恍惚の表情でペロッて食べる変態行為だけは勘弁しておくれよ?」


リザさんは黒髪ロングから自分の髪の毛をぷちっと1本抜くと、それを俺の手のひらに笑顔で手渡した。


「か、髪の毛食べるのォォォ!?!?(※アリアちゃんの脳内ハッキング大混乱)」


アリアちゃんは(ハッキング素材じゃなくて【ただ実食して美味しく食べるための変態性癖】だったのォォォ!!!)と白目を剥いて泡を吹いた。


(リザさん世界一最高のおばあちゃんおもてなしィィィ!!! 頼んでないのに向こうからプレゼントとして髪の毛(素材)を直接ドロップしてくれたァァァ!!! これで今夜トカゲ姿のままキアラちゃんにキスをすれば人間に完全大復活できるハッキング裏技のフラグが、ガチチに今ここで確定ロックされたぞォォォ!!!)


俺が人間姿のまま脳内で大歓喜しているところへ、お花畑から「はふぅ……♡」と顔を真っ赤にしたキアラちゃんが、「何だかマモルさんたち、楽しそうに盛り上がっていますわねー♡」と笑顔でテーブルに戻ってきた。


それを見たリザさんは、アラフィフのお茶目ないたずら心に火がつき、自分の黒髪ロングからさらにもう1本「ぷちっ」と髪の毛を抜くと、それをニィッと笑って俺の手のひらに上書きドロップした。


「いやぁお嬢ちゃん、このマモルくんってばさ、どうやら【人間の女の子の髪の毛をペロッと美味しく実食するのが趣味】らしいんだよねぇ」


2本目の素材を貰って(よっしゃ予備の予備まで素材大勝利チャージ!!)と一瞬大喜びした俺だったが、リザさんの余計すぎるいたずらを耳にした瞬間、正面に座るキアラちゃんの「結婚するまで純潔を守るお堅い令嬢」としての視線が、第5宇宙速度でバキバキに凍りついていることに気づいて白目を剥いた。


「……マモルさん。その女の子の髪の毛を実食される特殊な性癖は、私の清廉潔白な理性的にはよく理解できませんが……。――ですが!! お姉様の黒髪を美味しく召し上がるくらいでしたら、今すぐ、この私の髪の毛をたっぷり千本でも万本でも、愛の証明として今ここで実食ハッキングしてくださいましィァァァーーーッ!!!♡(※自分の頭髪を両手でガシッと掴んでブチブチ毟り取ろうとする大暴走)」


「違うんだキアラちゃん!!! その髪の毛を毟って食べる愛の証明は自傷行為だから今すぐやめてェェェーーーッ!!!(※顔面滝の汗での全力の往復ビンタツッコミ静止)」


リザさんはその様子を見て「ガハハハハ!!! んじゃ、私はお腹いっぱい大満足だからまたねー!♡(※おばあちゃん特有の恐ろしいフットワークの軽さでサササッと直帰退場)」


リザさんがゲラゲラ笑いながら街道の闇へと逃げるように去っていく横で、カフェのテラス席の床の陥没したクレーターの真ん中で、俺(人間姿)と包帯ミイラアリアちゃんが、涙目を流しながら「落ち着いてキアラちゃん! 髪の毛実食おもてなしは本当に大丈夫だから!!」と、狂ったように自分の髪の毛を毟ろうとするお堅いヤンデレ令嬢を必死の形相で物理静止させて大騒ぎしているであった。

ここまでの爆速公開にお付き合いいただきありがとうございました!

明日からは毎日18時40分に1話ずつ公開していきます!

より面白い話をお届けできるように努力しますので、どうかこれからもよろしくお願いします!


「ちょっと面白いかも」「続きが気になる」と思ってくださったら、画面下の【ブックマークに追加】や、【評価の☆☆☆☆☆(星)】をぽちっと押して応援していただけると、執筆の物凄い励みになります!

よろしくお願いいたします!

(次回更新:明日18時40分!)

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