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第58話 最高神の安産多産バフと、神殿全裸ポップアップ大戦

「フシュゥゥゥーーーッ!!!(おいココアァァァ!!! いるんだろ出てこいバカヤローッ!!!涙)」


朝の大集落広場で勃発した、一族の一般メスたちと4属性のトカゲヒロインたちによる『マモル様の産卵枠争奪ジュラシックキャットファイト』。その凄まじい内ゲバの隙を突き、漆黒の大トカゲ姿のまま不気味な森の奥を猛スピードで激走してきた俺は、現実の光の神殿の重厚な大理石のトビラを2日連続で前足で粉々に物理爆破(粉砕)して室内に突入した。


俺は神殿の最奥、聖なる白いクッションの上でつぶらな瞳をパチパチさせている小さなココアの後ろへスライディングで回り込むと、ココアの白い肉体を物理的な人間の盾(神の盾)にしてガタガタと震えながら立てこもった。


「あ、マモルくんだー。2日連続でドアをブチ壊して立てこもり(不法侵入)だなんて、一体どうしたのー?♡」


「どうしたのじゃねぇよココアァァァ!!! お前が昼間に『卵100個の分担ハッキング仕様』なんて狂ったバグをエルシエラに教えたせいで、メスたちがやる気ギガマックスで俺をベッド(産卵セット)に拉致ろうとして大集落がバイオハザード状態なんだよ!!! 神の権限で今すぐあいつらを消毒して止めろォォォ!!!涙」


俺がココアを人間の盾にしながら涙目で特大クレームをブチかましていると、――ドスドスドスドスッ!!!と、広場の一般メスたちを圧倒的な戦士長クラスの武力でねじ伏せて追ってきた、エルシエラ、ゼフィラ、ガルダ、デメト、ネレイダの5頭の巨大トカゲ娘たちが、粉砕されたトビラの大穴から物凄い地鳴りを立てて神殿内へと雪崩れ込んできた!


「マモルー! 観念して今すぐ20個ずつの産卵交尾を執行するっす(わ)!!♡」


(終わった……神殿の最奥で5頭の怪獣に完全に包囲された……)

俺が大トカゲ姿のまま白目を剥いたその瞬間、俺の前にいた小さなココアが、短い両手をパッと広げて5頭の怪獣たちの前に凛々しく立ちはだかった。


「ちょっと待ってよみんな、よく考えて! 1頭で20個の卵を産むのって、リザードマンの仕様上、とっても大変なことなんじゃないかい?」


(お、おおっ……! さすが世界最高神の申し子、身内の大暴走を止めるまともなストッパーになってくれるのか……ッ!? エルシエラたちの狂った絶倫残業を神権で叱ってくれ、ココア様ァァァ!!!)


俺が心の中で一瞬だけ大感動した、次の数秒後だった。

ココア様はつぶらな瞳をキラキラと輝かせ、ドヤ顔(トカゲ面)のまま高らかに直接脳内へテレパシーを響かせてきた。


『だからね! 5頭全員がノーミスで、最高に安産で元気な卵を20個ずつ産み落とせるように、ボクから特別に神の加護【安産多産の祝福(※産卵魔力1,200%ブースト)】のバフをみんなにかけてあげるねっ!♡』


ぱァァァァァアアアアッ!!!


(味方のフリして敵に最高位の安産強化魔法(産卵バフ)をブッ放してんじゃねぇよ世界最高神バカヤローッ!!!(※涙目の大号泣クレーム))


神殿の中にこれ以上ないほどまばゆい光の加護が炸裂し、5頭のトカゲ娘たちの巨体を優しく包み込んだ。

「まあ……っ♡」と、多産バフを直撃で浴びたエルシエラたちが、トカゲ姿のまま頬を夕陽のように真っ赤に染めて悶絶する。お腹の奥から凄まじい野生の繁殖バイタリティが満ち溢れてやる気ギガマックスに達したエルシエラは、縦長のルビーの瞳をギランと輝かせて最初に前に進み出た。


「マモル様……♡ さあ、お待たせいたしましたわ。マモル様はトカゲの姿のわたくしよりも、こちらの【人間の姿】の方がお好みですわよね?♡ タイムリミットを迎える前に、さあ……っ!♡」


シュゥゥゥゥウウウ……ドカン!!!


まばゆい純白の光と共に、2.5mの白い巨体が一瞬にして、【服の概念をすべて置き去りにした、ありのままの完全なる全裸姿の銀髪の超絶美少女エルシエラ】へとポップアップ変身をキメ、神殿の白いクッションの上にしなやかに着地したのだった!!


「なッ!? ちょっとエルシエラ、抜け駆けすんじゃないわよッ!! あ、マモルって、アタシたちのトカゲ肌より【人間の姿(全裸)】のほうが好きなのね!? だったらアタシたちも今すぐ人間の姿になって20個産んでやるわよッッッ!!!♡」


シュゥゥゥゥウウウ……ドカン!!!×4連発!!!


神殿の中で純白の爆発光が怒涛の4連撃をキメたかと思えば、目の前にいた緑・赤・琥珀色・青の怪獣たちが、一瞬にして【ツンデレツインテ(ゼフィラ)、体育会系ギャル(ガルダ)、琥珀三つ編み豊満お姉さん(デメト)、青髪ヤンデレロング(ネレイダ)】の、これ以上ないほど輝かしい「全員完全な全裸姿の美少女ハーレム」として、一斉に俺の目の前に大出現したのだ!


(お前ら隠せ!! 服を着ろォォォ!!! 視覚的な刺激のインフレが強すぎてチェリーの俺の脳細胞がロック解除される前に即死するわーッ!!!(※涙目の大号泣クレーム))


瞳のハイライトを完全に消滅させ、ありのままの美しい肢体を隠す気もゼロのまま、大トカゲの俺に向かって「さあベッド(※神殿の床)へ行くわよッ!♡」とじりじりと包囲網を狭めてくる5頭の全裸美少女たち(中身怪獣)。


(神殿のクッションの上をガチの全裸怪獣の楽園にしてんじゃねぇよ!!!(※魂のツッコミ) ココアてめぇ、味方に最高位の安産バフをブッ放して、おまけに神殿を極上のポルノ会場に変えてんじゃねぇよーッ!!!)


「アリアちゃん!! お前が隣の国から髪の毛を毟り取って帰ってくるよりも前に、俺、神殿の床の上で5頭の全裸美少女(中身怪獣)に押し切られて、今日中にオスとしての寿命が完全に搾り尽くされて、今日のキアラちゃんとのデートを物理的に『丸一日すっぽかす』ハメになるぞォォォオオオ!!!涙」


人間の姿の5頭による、逃げ場のない「全裸密着夜這いサバト大戦」の強襲。

俺の隠密スローライフは、キアラちゃんとのデートを文字通り丸一日すっぽかすハメになる悲劇の強制お通夜監禁の数秒前の絶望のなかで、もはや誰もコントロールできない超カオスへと、容赦なく突き進んでいくのだった。

ここまで読んでいただきありがとうございます!

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よろしくお願いいたします!

(次回更新:本日18時40分!)

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