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バニラの甘さは危険な香り  作者: 島の住人
7/12

女湯7



教え方は丁寧だった。


何をするにもまずお客さんに声をかけろ。掴むな。手のひらで支えろ。本人に出来ることはしてあげるな。


なかなか覚えられない自分に何度でもやって見せてくれた。


その人が、お昼休みをとりながら


─ あんなの早く死んじゃえばいいんだよ ─


と言っていた。どうもそれが変だった。


看護師が屈んで痣を見ていたと思ったら、「寒い」と言った。


それは寒い。


痣は誰かが虐待したのかもしれない、誰だろうか、昨日はどうだったか、と相談している人は服を着ていて、問題になっている百一歳のお客一人が裸なので。


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