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危険なバニラ  作者: 島の住人
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女湯8



気づいた職員が大きなバスタオルを掛けた。そして入浴は中止にした。服を着せたら看護師が連れて行くという。


次のお客はもう裸の姿で待っている。


紗希は洗い場へ戻った。


あと何人だったか。


四人か五人だ。


どっちにしても、まだまだ終わらない。


シャワーをひねると、湯は何事もなかったように出る。


紗希はお客の頭を洗いはじめた。


洗うあいだ、百一歳の老女に残っていた奇妙な痣より、


─ あんなの早く死んじゃえばいいんだよ ─


と言っていた出川の声が、いつまでも頭から離れずにいた。


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