表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バニラの甘さは危険な香り  作者: 島の住人
6/9

女湯6



出川(とおる)だ。九時に夜勤を終えて、とっくに施設にはいない。


一人が、「出川さんがやったんじゃない?」と囁いた。


紗希も近づいて痣を見た。


見ていたら、三か月前に聞いた声が頭の中でまた聞こえてきた。


― あの子、凄い肉付きですよね ― あんなの早く死んじゃえばいいんだよ ―


誰の話だったのかは知らない。


当時はまだ勤務五日目で、入居者の名前はおろか職員の名前さえ覚束なかった。「あんなの」と言われて、誰があんななのか分かるはずもなかった。


出川の声だったのは覚えている。その日の午前中、出川に仕事を教えてもらったから。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ