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二人の少年

不定期です

 まあこれは今考えても仕方がないし保留することにした。まだ気になる事が幾つかあるからな。テイラのステータスを軽く目を通した後他の仲間のステータスに目を向けた


テイラの他にもユニークスキルを持っている仲間がいたユニークスキルって案外持っている人が多いのかも知れないな。後で街を歩いている人を片っ端から鑑定してみよう...プライバシーもあったものではないな


 「ゆ、ユニークスキルをお持ちの方がお二人もいるなんて」


 受付の女性は目を丸くして驚いていた正確には3人なのだがテイラのユニークスキルは俺以外には見えていないらしいそれにしてもこれまで何人もの冒険者のステータスを見てきたであろう人が驚くとはつい気になってしまったので聞いてみることにした


 「やっぱりユニークスキルを持っている人ってそんなに珍しいのか?」


 「はい冒険者の方でも持っている人は少なく私も数人しか見たことがありません」


 「そうなのか因みに誰が持っているのかとかって教えてもらえるのか?」


 「それは本人の許可がなければこちらから教えることが出来ません。しかし中には自らユニークスキルを公開している方がいらっしゃいます」


 自分のユニークスキルを公開して自分の名前を売るためだろうかそれとも目立ちたいだけなのか何も考えてないのかだな俺には理解できんが。ふとリコに視線を向けると自分のステータスを見て驚いていた


 「まさかリコ、自分がユニークスキル持ちだって知らなかったのか?」


 「実はそうなんんだよねー自分のステータスなんてあまり興味ないし。でも私にもユニークスキルかーこれって結構すごいことだよね!!」


 うわー輝いてるリコの目が輝いてるよこりゃ後で調子に乗るなまだ能力さえ分かってないくせに因みに俺は鑑定済みである


 スキル加速...〈スキル〉のレベルに成長補正、能力上昇


 前から思ってたんだがスキルの説名が分かりにくいんだよな。もっと詳しく分からないのだろうか全く。気持ちを切り替え説名を見てみることにする。レベルの成長補正というのはレベルが上がるのが早くなることで間違いないだろう。俺が持ってるユニークスキル〈成長〉の能力のスキル限定版的な能力だな


 そして能力上昇ってのは「スキルの能力上昇」って意味だろうか。それなら魔法なんかの威力が上がるということだ。やっぱりユニークスキルは強力だな...俺ほどではないが


「...これで私もタクマの役にたてる」


 「ん、何か言ったか?」


 「別に何でもないよ!」


 リコが何か言った気がしたので聞いてみたが気のせいだった様だまあ何でもないなら気にすることはないか。そしてリコの〈スキル〉欄にある魔法「生活魔法」のレベルが最大なのはスキル加速のお陰だとなるほどなるど理解した


 一人で理解していると辺りに視線を感じた。ふとその視線の方向をみると4人が目を細めてこちらを見ていた一体どうしたというのだろう


 「ど、どうしたんだみんなそんな目で俺を見て」


 「いえタクマさんのステータスを見て驚いただけです」


 「本当驚いたわ違う意味でね」


 特にテイラとリコの目がヤバい他の二人は何も言わないがじっとこちらに視線を送っていた。まさか俺のステータスが偽物だと見破ったのか俺が隠蔽スキルを持っていることを知らないはずなんだが。でも今まで俺の傍にいたんだこれくらい見抜けるものなのかもな


 冒険者登録が終わりもうここにいる用はないので出口へと向かおうとしたとき受付の女性が話し掛けてきた


 「あ、いましたあの人がユニークスキルを公開している方です」


 そう言って依頼書が貼られている掲示板に目を向けている男に向かって指さした。見る限り男三人でパーティを組んでいて指しているのは赤い髪をした男だ。身長は高くもなく低くもなく見た目はチャラそうな感じ


 正直あいつがユニークスキル持ちとは思えない。まあ人は見かけで判断してはいけないというしとりあえず顔だけは覚えておこう向こうはこちらに気づいていないよいうだし今のうちに退散だ。顔を確認ししっかり頭に焼き付けたところで再び足を動かした


 「よかったのですか話し掛けなくて」


 「別に大事な用がある訳じゃないんだしする必要はないだろう」


 ギルドからでてすぐにテイラに話し掛けられた。さっき言ったが別に大事なようがあった訳じゃないしなそれにもう用は済んだ


 「タクマさん何かしたんですか?嬉しそうですね」


 う、相変わらず勘が鋭いことでテイラの言う通り俺は鑑定をして奴のユニークスキルを調べたのだ。奴が持っていたユニークスキルは〈体感〉というスキルで視認した相手の強さを肌で感じることが出来るらしい。ユニークスキルなのに何か地味だとは思ったが考えて見れば案外役にたつ能力だと気づいた。戦闘前に相手の実力が分かるってことだし無謀な戦いを避けることが出来る訳だ。他にも使える場面がありそうだが具体的には思いつかない。後でアイリスにでも聞いてみることにしよう


 それからテイラ、アイリス、リコの三人は何処かへ行ってしまった。何処にいくのか聞いてみたが「内緒です!」とテイラの言葉が返ってきただけだった。イリナにこっそり聞いてみたが返事は同じだった。こんなこと初めてのことで気になって仕方がない。俺のスキル全てを駆使して尾行しようと考えたがイリナがそれを阻止するかのごとく俺の手を離さない


 何とかして付いていこうと思考を巡らしたがテイラの「付いてきたら絶交です!」の一言で思考を停止させ大人しくイリナとともに孤児院へと向かった...そうかこうやって子供は成長していくのか...うぅ


 孤児院に着くとマミルナと子供達が出迎えてくれた。よく見ると昨日庭で剣術の訓練をしてた少年二人だこちらは歓迎しているというより追い返そうとしているような気がする。いや俺の予想は大体当たっているだろう何故ならこちらに木刀を向けているからな少なくとも歓迎はされていないようだ


 「ようこそお待ちしておりました」


 「そこの二人は歓迎しているようには見えないけどな」


 マミルナと話しをしている間も二人の少年は俺達に鋭い視線を送っている。俺は平気だがイリナが下を向いたままで前を向こうとはしないそんなに怖がらなくてもいいのに。なんだったら俺が...いかんいかんこんな小さな子供に一体何を考えているんだ。こういうのは自分で解決させなければ意味がないからな


 その後イリナはマミルナに連れられて孤児院の中に入っていった。俺も中にいる子供達と遊ぼうと考えたがやめておいた。俺が一緒に行くとイリナの友達作りの邪魔になりそうだと思ったからだ


 さて今ここにいるのは俺と木刀を持った少年二人。二人はマミルナに付いていこうとしたが断られたようで今は俺を警戒している。このままずっと気まずい雰囲気を漂わせている訳にはいかないのでここは一つ年上である俺から話し掛け今の雰囲気を変えてみせようではないか


 何を話せばいいか思考を巡らせていると二人が持っている木刀が目に入った。そういえば二人は剣術の訓練をしてたな。剣術が得意という訳ではないが練習相手にはなるだろう


 「なぁお前ら今から俺と訓練しないか?」


 この俺の一言をきっかけに二人の少年との相手をすることになり孤児院の庭へと向かった。少年二人が庭で遊んでいた子供達に事情を説名し場所を譲ってくれた。ここの孤児院の子供達は仲が非常に良いようだ。イリナもこの仲に早くなじめればいいのだが


 


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