夜のアルテミラ
不定期です
「あーーーーー!!お前は!!」
「久しぶり会いたかったよ!」
そこにいたのは紛れもなく俺をこの世界に蹴りこんだ神の姿だった
エヘヘと笑顔を表している神に会った俺はこの世界に蹴り入れられた記憶を思いだした
「久しぶりじゃねーよ!なんでお前がここにいるんだよ!」
「なんでってそれはおに...君に会いたかったからだよ。言ったでしょまたすぐに会えるって」
そういやそんなこと言ってたような言っていなかったようなー正直覚えてない
「本当に言ってたのか?」
「う、うん言ったよ」
おーい目を逸らすなー信用性が一気になくなったぞー
「(じーーーーーー)」
「まあまあそんなことは置いといて良かったよ生きててくれてあの魔物は確かフェルヴォルカだったよね」
「お前見てたのか」
「うん」
目の前の金髪の神がうんと頷いた瞬間俺は両方の頬をつねった
「痛い!痛いです~」
「だったからなんで助けにこなかったんだ!」
つねった跡は餅のようにプクリと膨れ赤く染まっている
「う~助けに行きたかったんだけど行けなかったんだよー神がこっちの世界にくるには色々あるんだよ~」
手続きがとか何とかと言っているが俺には関係ない。その後しばらく神をいじくりまくった
「ふー満足満足」
「グスン...私お嫁にいけない」
「おい誤解を招くような事をいうな」
とにかくテイラ達のとこに行くか流石にこれ以上は心配させちゃうからな
「よし行くぞ~」
「は~い」
二人は軽いノリで歩いていった
「あ、遅かったですねお帰りなさいタクマさんって...誰ですかその子」
あのテイラ少し殺気のようなものが。まったく嫉妬ですか?...少し照れるな
「初めましてテイラさん私の名前はヒュリ...ヒュオラと言います」
「ヒュオラさんですね初めまして。でもどうして私の名前を?」
「こちらのタクマさんが貴方のこと言ってましたから」
「そ、そうだったんですか」
うっ!眩しいテイラの暖かい目がこちらをずっと見つめている。これはヤバいこのままだと中学生くらいの少女に恋を...一旦ここは目をそらさねば
「なに照れてるの?(ニヤニヤ)」
隣にいるヒュオラがニヤニヤ顔でそう訪ねてくる。そんなヒュオラの頭にチョップを入れた
「それで俺がいない間何もなかったか?」
頭を手で抑え「いた~」とか言っているヒュオラを無視して話しを続ける
「あ、はい特に何もなかったです」
「そうかなら良かった。ところでアイリスは何処にいったんだ?姿が見えないけど」
「アイリスさんなら食料を確保してくると言って走っていきました」
「そうかならいいんだけど」
これで今日は食べ物に困らずに済みそうだ
「ねぇちょっとちょっと」
「なんだよ?」
ヒュオラが俺の服を摘まみ引っ張ってきた
「私も加えて欲しいんだけど」
「言わなくても分かってるよ。どうせアイリスもそのつもりだろうしな」
「まだ会ったこともないのに?ここに来ることを伝えた訳じゃないのに?」
「テイラとアイリスは勘がいいからな」
「タクマさんの考えてることは大体わかりますよ」
「タクマが単純なんじゃないの?」
「俺だけではない男は全員単純なんだ」
「そうですね」
「それはそうね」
納得されても困るんだが。その後、人質にとられていた女性は通りすがった行商人に保護してもらった。俺達といるよりは安全に人がいる場所に着けるはずだ。しばらくするとアイリスが魔物の肉や木の実なんかを蔓で作った袋の中に入れて戻ってきた。その時には日が沈みもう暗い風景へと変化していた。アイリスは「遅くなってすみません」と 謝っていたが別に気にすることじゃない。アイリスが持ってこなければ夜食もなかったのだから
「ふ~満腹満腹」
肉は焼き胡椒で味付けをしただけで木の実は水でよく洗っただけでだった。勿論これだけでも美味しいんだけど。これが毎日だと飽きてしまう
「じゃあそろそろ行ってくるわ」
「今からですか?今日は遅いですし明日でもいいと思いますけど」
「明日は朝から移動するつもりだ。はやく人間の国から離れたくてな」
それじゃあなとまたも返事をまたず去っていく
「まったくいつもそうなんですからタクマさんは」
「クフフ、テイラさんはタクマのこと好きなんだね」
「私がタクマさんに会った時にはすでにデレデレでしたよ」
「もう二人ともからかわないでくださいよ~」
「ねぇタクマとテイラさんが初めて会った時のこと詳しく教えてくれる?」
「私も詳しく聞きたいです」
こうしてテイラは二人にタクマとの出会いを熱く語りはじめた。そんなことはタクマが知るはずもない
夜、アルテミラの街に戻ってきた俺は迷わず奴隷商へと向かった。古い扉を押して入ると見覚えのある老人が姿を見せた
「これはこれはお久しぶりですね」
「覚えてくれていたんですね」
「ええ貴方は有名人ですからね」
そういって壁に貼ってある紙を見せてきた。想像通り俺の手配書だ
「こんなんで有名になられても困りますよ」
「それはそうですね。それで今日はどのようなご用件でしょうか?」
「気にしないのか?」
「私にとってはどうでも良いことです。それにここにくる者には貴方以外の有名人もいますから」
「違いないな。じゃあ早速今日は奴隷を買いにきたんだ」
「何か希望があればおききしても?」
「料理ができる女の子がいい。戦闘力とかは関係なく」
「畏まりましたそれでは準備致しますので少々お待ちください」
そう言って老人は奥の扉へと入っていった
しばらくすると老人が扉からでてきた
「お待たせ致しました。ではこちらへどうぞ」
そう案内され俺はさっき老人がでてきた奥の扉へと入っていった




