戦闘
少し長めです
次の日、再び商業ギルドを訪ねた
「お待ちしておりました。では、行きましょうか」
入ってすぐアランを発見した
「行くってどこにですか?」
「冒険者ギルドにある闘技場です。そこである方と勝負していただきます」
「...冒険者ですか?」
前を歩いているアランが首を俺達にむけて笑顔をみせた。つまり、正解ってわけか。面倒くせー。冒険者ギルドは商業ギルドとあまり離れておらず、すぐについた。受付を済ませ闘技場へと移動する。闘技場は円型になっており下は土を固めたものだろう。しかもとても広い。ここなら暴れても問題ないな
「で、対戦相手はだれですか?」
闘技場にはまだ、俺とテイラ、アランしかいない
「私です」
「...え?」
辺りが一瞬、静けさに包まれた
「今なんて?」
「私があなたの対戦相手ですよ」
聞き間違えだと思い、もう一度聞いてみたが、答えは変わらなかった
「これでも私は元冒険者でしたので、腕には多少の自信がございます」
闘技場には武器が用意されている。木刀や、刃がない剣等、自分にあった武器を選べるようだ。アランは木刀を二本もっており、その内の片方を俺にむかって投げてきた。それを片手で掴んだ。テイラはすでに端に移動させている
「では、ルールを説明します。ルールは簡単。どちらかが相手を戦闘不能にした方が勝ちです。もちろん殺さないように加減はしますよ」
まるで自分が勝つのが分かってるような言い方だな。少しカチーンってきた
「分かりました。殺さないように加減します」
「ほう...では始めましょうか」
先に動いたのはアランだ。木刀を前に突き出しながら突進してくる。俺はそれを簡単にかわした
「やりますね。ではこれはどうですか」
次は突きを高速で何度もやってくる、乱れ突きとでも名付けよう。この後も相手の攻撃をかわし続けた。当然か。なぜなら相手の攻撃が遅く見えるのだ。これが今の俺の実力か...
「ハァハァ...避けているだけでは勝てませんよ」
「当てなければ勝てませんよ」
「ははは...それはそうですね。次は本気でいかせてもらいます」
「最初から本気でもよかったですよ」
相手を挑発し、本気をださせる。今の俺がどれほど強いのか確かめるために。結局、最後まで相手の攻撃があたることはなかった
「まさかこれほどの実力をおもちでしたとは。なぜ冒険者に入らないのですか?あなたの実力ならやっていけると思いますが」
「色々と事情がありまして」
「そうですか。しかし、こちらとしてはあなたがギルドに入っていただけるなら大歓迎でございます」
「...では」
「はい。ようこそ商業ギルドへ」
アランと握手をからし、闘技場をあとにした。その後、テイラといっしょにとある場所へとむかった
「...ここか。すいませーん、誰かいますかー」
ここは神にお祈りを捧げる人たちが集うばしょ、そして回復魔法を教えてくれるテンプレ的な所...そう教会だ
「はいはい、どちらさまでしょうか」
なかにはいると、髪が赤く、首まであるショートヘアの女性がでてきた。服装はやっぱり修道服...じゃない!?どうみてもそれこの世界の普通の服に分類される服...そう私服ではないかー!!
「あのー、何か?」
「へ?...あっああすいません。少し驚きまして」
少しどころではないけどな。俺の頭の中のテンプレが一部欠けただけよ...ガクッ
「ところで、何かご用でしょうか」
彼女の質問を聞き、頭を切り替える
「はい。回復魔法を教えてもらいたくて」
「すいませんが、回復魔法は寄付をしてくださった方にだけ教えておりますので...」
そういうと、どこからか真ん中に長細い穴が空いた箱を取り出した
「あーなるほど。そういうことなら」
俺は箱の中に銀貨一枚入れた。しかし彼女は動こうとせず、箱をしまわない。彼女の顔を見ると、それだけ?とでも思っているような...いや確実にそう思っている顔をしていた。仕方なく銀貨をもう一枚いれる
「寄付ありがとうこざいます。なかにお入りください」
今のところ、金貨より銀貨の方が使う。両替が必要だな。もし、金貨しかなくて、銀貨5枚の品を買ったら、銀貨95枚のお釣りがくる。俺はアイテムボックスがあるから問題ないが、ない人にとっては大変だろう。何処かにあるはずだ、銀行みたいなところが。次はそこを探してみるかな。
俺達は彼女に連れられ教会へと入っていった




