旅立ち
不定期です
朝早く目覚めた俺は隣にいるテイラを見てみるとぐっすりと眠っていた。今の時刻は午前4時。俺はこんなに早く向こうで起きたときはあまりなく、いつも午前6時くらいに起きていた
「ふわ~...顔を洗うか」
欠伸をし、このままではみんな大好き二度寝をしてしまいそうになり顔を洗いに行くことにした...眠くなくてもやるよ
「おはよう兄ちゃん」
「よーアロト、早いな」
「おはようございます」
「おはようございます。えーと...」
「セレイナと申します」
「おはようございます、セレイナさん」
「もう行くのですか、馬車にはまだはやいですが」
「いや、ちょっとお出掛けですよ。すぐ戻ります。もしテイラが起きたら俺が出掛けたことを伝えて下さい」
「かしこまりました」
俺は早速出掛けた。向かうはこの村にきて初めて訪れた場所、雑貨屋である。この世界では小さな鐘がどの家にも置いてあり、その鐘は朝、昼、夜に一回ずつ鳴る。それをきいて時間を確認しているそうだ。俺の時間でいうと6時、12時、21時だ。馬車は朝の鐘がなった時にでると受付の人に聞いておいた
「よ、またきたぜ」
「ん?あーあの時の」
「また素材を売りにきたんだけど」
そういって俺はアイテムボックスから一体の魔物を取り出した
「メ、メタルアントじゃと...お主は一体何者じゃ」
「ただの旅人だよ...で、いくらで売れる?」
「メタルアントの皮銀貨60枚じゃな。メタルアントの魔石は銅貨10枚じゃな」
「ブラックウルフの魔石よりメタルアントの魔石の方が安いのか」
「メタルアントの魔石は質が悪くて小さいからの」
「そうか...じゃあもう5体頼む」
そういって再びアイテムボックスを発動しメタルアントを5体取り出した
「...もう何もいうまい」
雑貨屋のおっちゃんはゆっくり布袋を取り出した
「金貨3枚と銀貨30枚じゃ」
お金が入った布袋を受け取りそのままアイテムボックスにしまった
「どうも」
おっちゃんにお礼をいい、すぐにその場を去った。まだ時間があるので次に森へ行くことにした。今のステータスを試さないといけないしな
「よし、ここらへんでいいか」
森の中に入った俺は辺りを確認する。ここは迷宮があったところから300メートルくらい離れた場所だ
「まずは(ステータスオープン!)
名前 タクマ・スズキ 18歳
レベル Error
種族 人族(男)
HP ???/???
MP ???/???
筋力 ???
防御力 ???
素早さ ???
魔力 ???
魔法防御 ???
〈ユニークスキル〉
・成長・全属性適正・アイテムボックス・並列思考
〈スキル〉
・火魔法level5・雷魔法level2・鑑定level6
・無詠唱・夜目・気配遮断level4
〈称号〉
・異世界人
「バグったのはレベルが上がって変化するところか」
俺は辺りに幾つもある木のなかでも一回り大きい木にむかって殴ってみた
「ま...まじか」
木は殴られた位置を中心に粉々に砕け散った。前のステータスより明らかに強くなっている。いや強くなりすぎている
「力加減を間違えないようにしなくちゃな...おっとそろそろ戻らないと」
強さが確かめられた俺は宿へと戻った
「おいテイラ起きてるか?」
「は、はいすみません!ご主人様より遅く起きるなんて」
宿に戻り部屋の扉を開くとテイラが申し訳さなそうな表情で謝ってきた。今にも泣きそうである
「いいよ別に。気にするなって。少し用があったから早く起きただけで。いつもはこんなに早く起きなくて...えーとえーと」
慌てて慰めようとするが何ていったからいいかわからず、自分でも何をいったのか分からない
「あーもう!、とにかく気にするな。飯食っていくぞ」
テイラを背にのせ食堂に行き朝御飯を食べた。テイラは俺がいいよと言うまで口にしなかった。朝食を食べ、銀貨20枚を払い北門へとむかった
「すいません、昨日受付をしたタクマと申します」
北門に到着すると馬車が停まっていた。馬は2頭でどちらも逞しい。馬は地球とあまり変わらないず尻尾が2本、額に小さな角が一本生えているだけ...変わりすぎか
「はい、タクマ様とテイラ様ですね。ではもうすぐ馬車が出発いたしますのでお乗りください」
テイラと一緒に乗り出発を待つ
「準備が出来ましたので出発いたします」
「楽しみだなテイラ」
「私はタクマ様といられるだけで楽しいです」
こうしてタクマ達は新たな場所へと歩みをすすめた




