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安土桃山時代ー順応
朝。
敦乃は自然に廊下を歩いていた。
侍女に会えば一礼。
障子は音を立てずに開け、
盆は水平を保ち、
姫の部屋の前で一度深呼吸。
敦乃「……私、キチンと務まっているでしょうか……」
そこへ。
琴葉「敦乃ーーー!!」
全力ダッシュ。
敦乃「姫様!!廊下!!」
琴葉「慣れたって聞いたから!」
敦乃「慣れたのは私です!!姫様じゃありません!!」
ーーーーーー
琴葉が鏡の前で苦戦している。
琴葉「敦乃、これ、どうやって結ぶの?」
敦乃「貸してください」
敦乃が後ろに回る。
指が優しく動く。
琴葉「……敦乃、手、器用」
敦乃「付き人ですから」
琴葉「……くすぐったい」
敦乃「動かないでください!」
琴葉「……できた?」
敦乃「はい」
琴葉「見せて!」
鏡を見る。
琴葉「……きれい」
敦乃「普通です」
琴葉「敦乃がやったからきれい」
敦乃「……そういう理屈は通りません」
でも、少しだけ耳が赤い。
琴葉「じゃあ明日もお願い」
敦乃「職業固定ですね私は」




