表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その体に出会いと別れの挨拶を ~あの日、憑依した少女にもう一度出会うために~  作者: 炭本 良供
三章「名状しがたい感情」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/244

二十話『ペルフェの能力』

「私を連れ出す? 私はここでいい」


 コルウスもペルフェがどんな攻撃をしてくるかわからないらしい。

 距離を取って、様子を見たいところ。


「だから、邪魔、しないで」

「――――うおッ! 熱ッ!!」


 だが、距離を取る前に、ペルフェの先制攻撃。

 ペルフェの手のひらから飛び出した炎が俺の頬を掠め取る。


「これって、あの時の」


 町を襲撃したあの男の能力と似ている。

 これじゃ、距離を取っても意味がない。

 しかも、あの男みたいに単純じゃなさそうだ。


 熱くなった頬を片手で押さえながら思考を巡らす。

 勝てるビジョンが全く見えない。


 でも、彼女がいる。

 元々俺だけでは戦力不足。

 だから、助っ人を呼んだんだ。


「ふっ」


 コルウスが南陽のいるところから、黒い翼で滑空する。


「っ!」


 天井付近から、ペルフェに食らわす落下攻撃。

 ペルフェはかろうじて両手でそれを防ぐ。


――――いける。


 コルウスの足がペルフェの両手を突破する。


「――――ッ」


 その刹那。

 視界が光で包まれる。

 続いて鳴り響く雷鳴が如き音。


「…………がっ!?」


 何も見えない中で、聞こえるコルウスの苦しむ声。


――――何が起きた!?


 視界がはっきりしていく。


「! コルウスっ!」


 真っ先に目に映ったのは、地面に叩き落とされたコルウス。

 翼に異常はないものの、体の所々が焦げていた。


「…………まだ、できる」

「! いや、一回休め! 俺だって時間ぐらい稼げる!」

「休め、ない…………その気があるなら手伝え。私が彼女弱らす。その後に()()()()…………」

「わ、わかった! 無理はするなよ!」


 明らかに重傷であるのに、コルウスは止まらない。

 俺に指示をした後、すぐに翼で飛び出していく。


――――でも、このままじゃ。


 コルウスが動いても、このままだと勝ちようがない。

 どうにかして、ペルフェを倒す策を考えるんだ。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ