日数割ほど面倒な仕訳もない
「ところで少年、日割り計算ってわかる?」
「日数/365(一年の日数)ってことだろ?」
「支払利子や受取利子の仕訳でよくある問題ですね」
取引 取引先B社に平成○年八月十二日に返済日同年十月二十四日の条件で500,000円を貸し付けた。
利息は年8.4%として日割り計算し、残額については小切手で振り出した。
なお引き換えにB社から同額のB社振出、自社宛の約束手形を受け取った。
「という問題だよ」
「えっと、まずわかるやつからやったほうがいいな」
(手形貸付金)500,000/
「貸したお金だからね。貸付金は資産が増加する借方に記入する。そして手形で戻ってきたからそうなるよ」
「それから利子の計算だけど」
「利子、利息は『貸付金(借入金)×利息×日数/一年の日数=』という数式になります」
「ってことは、『500,000×8.4%×(74/365)』ってことか」
「いや少年、借りた日は日数に含まなくていいんだよ。つまり八月十三日から十月二十四日までの七十三日間になるね」
「訂正すると、『500,000×8.4%×(73/365)』になりますから、日数割での受取利息は8,400円になりますね」
(手形貸付金)500,000/(当座預金)491,600
(空白)/(受取利息)8,400
「今回は小数点がない日数で計算していますが、実際は小数点以下がほとんどなので、小数点以下切り捨てで仕訳をしてくださいね」
「にしてもさぁ、分数の計算って面倒じゃないか?」
「いや、今回は日割り計算のやり方だけど、過去問を見るとだいたい月単位で問題が出てるからそんなに難しくないかな。まぁ実際はこういう日数割の利息(利子)計算がほとんどだし、やり方は十二ヶ月分の一と変わらないよ」
「問題を読むとだいたい『期間/12ヶ月』になりますから、利子(利息)を十二で割って、期間を掛ければいいですね」
「……二度手間だな」
「まぁ、解きやすくだからね。日数割も同じようなものだけど。大抵はエクセルにプログラミングしてるからね」
月日/貸付(借入)金額/利子・利息/日数/365/支払(受取)利息
「月日はいつから借り(貸し)はじめたのかですね。これは別に目安ですから、計算には入りませんし、エクセルの横に数字が行数が表示されていますから、それを目安にするといいです」
「で、エクセルの使い方だけど、右記のリストを一行目として、B2の欄に貸付(借入)金を入力する。C2の欄(利子・利息)には『=SUM(B2*利子)』にするか、数式の利子(利息)を他のセルにするの。例えば利子(利息)の数字をD4欄に入力して、C2のところを『=SUM(B2*D4)』にするといいよ。日数(D列)に数字を入力して、365日(E列)のE2欄に『=SUM(D2/365)』に入力する」
「そして合計(F行)のF2欄に『=SUM(C2*E2)』と入力すれば支払(受取)利息が出るという仕組みですね」
「これだと計算しなくてすむな」
「といっても、利子(利息)の方には%を入力しないといけないから、もう少し簡単にプログラミングできるかもしれないね」




