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半血魔王のクロニクル<年代記> ~魔界で一番外道な貴公子~  作者: 古弥須 凱
第一部 黒き貴公子と贖われぬ花嫁
43/44

41話 饗宴<サバト> 中

挿絵(By みてみん)



レジナルドの血で染まったまま、ルシエルは彼の腕の中にいる昏睡したリーザを強く抱き締めた。


彼女は青ざめて弱々しく、一人の傷ついたか弱い乙女にしか見えなかった。


「この女を傷つける者を、私は許さない」


ルシエルの紫の瞳は血に濡れ、彼を構成する魔力が黒い炎のように渦巻いていた。


リーザの体は熱く、彼女の心臓の鼓動が彼の胸に伝わる。


かろうじて、彼女がサバトの「供物」として残酷な死を迎える前に間に合った。


今は何よりも彼女の生命がまだ、彼の手の中に守られていることが大事だった。


突然の不意打ちに吹き飛ばされたアスモデールは、ゆっくりと身を起こした。


そして、嘲笑うように唇を歪めた。


「ルシエル卿、お前は何を勘違いしているのだ?」


突然、ルシエルの体にものすごい圧力が瞬時に加わった。


空気が凝縮し、爆発するような力――それはアスモデールの純粋な魔力だった。


ぶしゃあ……ッと音を立てて、ルシエルの左腕が肩から弾け飛ぶ。


肉と骨が裂け、血が噴き出し、支えるものを失ったリーザの身体が地面に転がり落ちた。


「ぐっ……!」


ルシエルは膝をつき、リーザをもう一度、残った右手で抱き寄せた。


左腕の断面からボトボトと大量の血が流れ、床を赤く染めていく。


彼は即座に治癒魔法をかけ、傷口を塞ごうとする。


だが、再生するはずの肉は戻らず、痛みが引かない。


レジナルドに与えた大量の血液が、ルシエルの魔力を大幅に消耗させていた。


アスモデールはゆっくり立ち上がり、冷笑した。


「ふん、半血の公爵よ。知らぬ間にまた魔力が強まっているようだな。俺が『散じよ』と念じたのに、片腕しか飛ばなかったとは……」


アスモデールは、サタン帝王の側室が産んだ9番目の子だった。


しかし、8人の兄と姉をその魔力ですべて弑逆し、帝王の後継者として、なるべくして嫡子となった男だった。


その魔力はルシエルとは格が違う――純血の魔王の血が、空間そのものを支配するほどの力を持っていた。


ルシエルはリーザを抱き直そうとするが、わずかに彼女を傾けただけだった。


それでもその紫の瞳を鋭く輝かせて、アスモデールを睨みつけた。


アスモデールは余裕の笑みを浮かべ、指を軽く鳴らした。


「もう一度だ……散じよ」


今度は腹部に大量のエネルギーが集中した。


ルシエルの体が内側から爆発するような痛みに襲われ、リーザを残して犠牲台から吹き飛ばされる。


壁に激突し、血を吐きながら倒れ込む。


リーザの体は犠牲台にふたたび転がり、額を打った彼女の金髪が血に濡れる。


ルシエルは這いずりながら彼女のもとへ戻ろうとするが、体が動かない。


アスモデールの魔力が、ルシエルの力を遥かに上回っていた。


半血の公爵など、相手にならない圧倒的な格差が、そこにあった。


「ルシエル卿、お前はいま自分が何をしでかしたのか、本当に理解しているのか? 俺を主とする厳かなるサバトを汚したのだぞ」


アスモデールはゆっくりと段下のルシエルを見下ろして、嘲るように言った。


「お前のような者が、公爵を名乗ることがそもそも間違っていた。

……しかし、俺から二発喰らって、まだ生きているのが不思議だな。アギーレはおるか」


アスモデールは、彼の腹心の部下に呼びかけた。


「お側に……」


アギーレは主の意を汲み、無言で手を掲げる。


空が突然暗くなり、虚空から産み出された、大量の小隕石が召喚される。


それこそ、リリアと火喰鳥を無惨に貫いた高位魔術――「小隕石」だった。


凄まじい量の燃える岩塊が、弾丸となって轟音を立てて降り注ぐ。


「くそっ……!」


ルシエルは瞬間、かろうじて防御障壁を頭上に走らせた。


一枚では破れる……。


気づいてルシエルはさらにもう一枚、青く輝く障壁を張って直撃を避けようとする。


だが、メテオの数は多すぎ、その衝撃は強すぎた。


バリアが軋み、幾つかがすり抜け、彼の腹部と脚を直撃する。


「がァッ……!」


小隕石は脇腹を突き破り、抉り、骨が砕け、血が噴き出す。


激痛が体を貫き、ルシエルは膝を折りって倒れ込む。視界が赤く染まる。


アギーレは無表情で手を下ろし、アスモデールに頭を垂れる。


ただ彼のすべき事を為した、といった風情だった。


ルシエルは血を吐きながら、まだ力を失わない紫の瞳をぎらつかせて、生贄台を見上げた。


しかしもう、彼に残された力が何も無い――。


 


 

サバト会場の巨大スクリーンは、今や混乱の極みにあった。


貴賓席の令嬢たちは息を呑み、観客席の魔族たちはざわめきを抑えきれず、互いに顔を見合わせている。


画面の中では、全身血まみれのルシエルが片腕を失ったまま膝をつき、血反吐を吐いて動けない。


観客の反応は、完全に凍りついていた。


「…………何だ、これ?」


「ルシエル公爵が……アスモデール殿下に……?」


「いや、待て。あれはフォルネウス男爵の演出だろ? 生贄を奪う芝居で……」


ざわめきが徐々に広がり、誰かが立ち上がり、誰かが座り直す。


誰もが「これは本気なのか?」「ルシエル公爵が本当に罰せられているのか?」と理解できず、困惑だけが会場を支配していた。


司会者の甲高い声が、震えながらスクリーンに響く。


「え、えっと……皆様! どう言う事なんでしょうか、これは……!」


彼は慌てて台本をめくり、喉を詰まらせながら言葉を紡ぐ。


「フォルネウス男爵による、ある意味……演出なのかもしれません!


とにかく、ルシエル公爵がアスモデール殿下に不敬を働き、今まさに無惨に罰を受けているようです!


これは……これは……!」


声が上ずり、言葉が途切れる。


司会者は笑顔を無理に貼り付けようとするが、顔が引きつっているのが画面越しにもわかる。


観客席からは、嘲笑とも怒りともつかないざわめきが上がる。


「不敬? ルシエル公爵が?」


「アスモデール殿下に? いや、ありえねぇだろ……」


「でも見てみろよ、あれ怪我とかいうレベルじゃねぇし……演出じゃねぇぞ」


「生贄を奪おうとして失敗したって……マジかよ」


顔を青ざめた貴賓席の令嬢たちも、息を殺してスクリーンを見つめている。


誰もが「これは現実なのか?」と、理解できないまま、固まっていた。


アスモデールはゆっくりとルシエルに近づき、冷笑を浮かべる。


「半血の分際で、よくも俺の生贄に手を出したものだな……」


アスモデールはリーザの長い金髪を掴み、強引に引き起こした。


痛みに呻くリーザの、傷だらけの体が、再び観客の前に晒されている。


ルシエルは血を吐きながらも紫の瞳をぎらつかせて睨み返す。


「やめろ……リーザを傷つけるな……」


その言葉に、アスモデールの嘲笑がさらに深くなる。


「傷つけるなだと……?俺は 今まさに、この娘の純潔を”破壊しつくした”ところだ。」


再びアギーレが手を掲げ、小隕石の雨が降り注ぐ。


群衆の前で、無力に倒れた公爵が打ちのめされ、貫かれ、血反吐を吐いてのたうち回る。


会場は、完全に静まり返っていた。


誰もが、理解できないまま――ただ、息を殺してスクリーンを見つめていた。


アスモデールは、ぐったりと力無く首を垂れているリーザを膝の上に載せたまま、生贄台の上から退屈そうに、ルシエルを見下ろしていた。


「俺にはわからない。なぜお前がこんなことをしでかしたのかが。

――狂ったのか?

とにかく、常軌を逸している。アギーレ、お前はどう思う?

なぜこいつはこんなことをする?」


アギーレは首を振った。


「きっと錯乱しているのでしょう。彼の立場では考えられないことですから。速やかにご処分して然るべきかと」


「自分の生命を捨てて、この人間の女を救おうとしている。

確かにこれは美しいが、そこまで価値のある女なのか? 俺には快楽の道具でしかない。使った後は引き裂くだけだ」


「彼は半分、人間ですから、私たちには理解できない価値観があるのかも知れません」


「こいつは、いつも問題を起こす」


アスモデールは心底、見下した様子でルシエルに向かって吐き捨てた。


「こいつが美しいのは、見栄えだけだ。中身は魔界のどんな汚穢よりも価値がない。卑怯で、無力で、惨めな……ただの負け犬だ」


 


 

アスモデールは、心底呆れたと言う表情で、膝の上に載せたリーザをもう一度、抱き起こした。


ルシエルは直視できない。


「ふん……みじめだな、負け犬公爵。これから俺が何をするのか、お前にも判るだろう」


アスモデールは嘲るように唇を歪めた。


彼女の体は昏睡したまま微かに震え、熱く火照った肌がアスモデールの冷たい掌に吸い付くように密着する。


アスモデールはそれを意図的に見せつけるように、リーザを抱き上げると、ルシエルの視界にすべてを晒した。


「見てみろよ、ルシエル卿。お前の大事な『乙女』は、もう俺に全てを捧げ尽くしている。

お前には何も残っていない。全て、このアスモデールが喰らい尽くした後だ」


すべてが、巨大なスクリーンにまで拡大されて映し出される。


観客席からは息を呑む音すら聞こえなくなり、ただ静寂と凍りついた視線だけが残った。


ルシエルは血を吐きながら、這いずるように体を起こそうとする。


残った右手で地面を掻き、失った左腕の断面からまだ血が滴り落ちる。


紫の瞳は燃えるように正面を捉えてはいたが……直視できない。


直視したくても、できなかった。


視界が揺れ、赤く染まる。


リーザの金髪が揺れ、彼女の唇から漏れる苦しげな声。


すべてが、ルシエルの心を抉る刃のように突き刺さる。


「や……め……ろ……」


声は掠れ、血反吐に混じって地面に落ちる。


それでもルシエルは目を逸らさない。


逸らしたくても、逸らせなかった。


リーザがアスモデールに蹂躙される光景を、最後の執念で焼き付けるように見つめ続ける。


アスモデールはそんなルシエルを、まるで哀れな虫を見るような目で眺めていた。


「いい眺めだ……お前の絶望が、俺の快楽を倍にしてくれる。

お前はこの人間の姫君を、愛しているのだな。いまこの場で、俺の玩具となっているこの女を……愛している」


会場は、もはや誰も声を上げられなかった。


「では、お前の恋人を起こしてやろう。少しずつ……ゆっくりとな」


アスモデールが、自分の胸の前で抱いたリーザの耳元で、何事かを囁いている。


どのような術なのか……リーザが光なくぼうっと蕩けた瞳を、ゆっくりと開いた。


そして、アスモデールはリーザを抱き寄せて激しく接吻した。


彼女の唇から思念を吸い上げ、記憶を写し取り、感情を操作する……。


そして、リーザの心の中から、彼女が愛する者の映像を掬い上げると、みるみる間に己の姿へと移し替えた。


アスモデールはすでに、ルシエルその人の姿へと変化していた。


「――やめろ!!」


もちろん、アスモデールには哀れな敗残者の叫びが聞こえていた。


冷たく残酷な微笑みを浮かべ、リーザの体を抱きしめたまま、ゆっくりと彼女の瞳を覗き込んだ。


偽物の紫の瞳が、リーザのぼんやりとした視界に映る。


リーザの意識が、徐々に戻り始める。


最初は、ぼやけた世界。


次に、「ルシエル……?」という弱い声。


アスモデールは、ルシエルの声色を完璧に真似て、耳元で優しく囁く。


「リーザ……俺だ。怖がらせてしまったが、もう大丈夫だ……俺が来たから……」


リーザの瞳が、涙で揺れる。


「ルシエル……本当に……あなたなの……?」


アスモデールは、優しく頰を撫でた。


「ああ、本当だよ。もう誰も、お前を傷つけない。俺がずっとそばにいる……」


賢く、気高い心を持つリーザが、なんの躊躇い疑念も持たず、幻影のルシエルに惑わされている。


それは、かつてルシエル自身がレジナルドを使って実行した、夢の中の「謀略」と同じだった。


彼はリーザを欺き、密かに夢の世界を繋ぎ、侵入し、少年の自分を装って彼女を夢の中で凌辱した。


今、ルシエルの前で行われている残酷な現実は、まさにその鏡像だった――。


ルシエルは血に浸かり、惨めに這いずりながら、死を願いたいほどの屈辱に耐えた。


リーザの体が、わずかに震える。


「ルシエル……怖かった……ずっと……待ってた……」


アスモデールは、やさしく微笑んだ。


「大丈夫……俺が抱いててやる……俺たちは一つだ……」


アスモデールは、ルシエルの声で低く喘ぐ。


「リーザ……お前を愛してる……」


アスモデールは、ルシエルを冷たく見下ろしながら、ルシエルの声色を止めなかった。


「リーザ…………お前が好きだ………もしお前が望むなら……お前と子を為したい」


ルシエルの絶叫は、言葉として成立していなかった。


リーザの瞳が、ぼんやりと涙で潤む。


「ルシエル……貴方との子を……」


アスモデールは、リーザの額にみだれた金髪をやさしく指先で払ってやる。


「ああ……俺の子を……受け入れて欲しい。……リーザ……俺の子を産んでくれ……

お前の体で、俺の血を継ぐ子を……俺たちの子を……」


ルシエルの声でそう繰り返しながら、アスモデールは、残虐にニヤリと微笑んだ。


「もしお前が俺の子を望むなら、欲しいと言ってくれ、リーザ。

俺の子を産みたいと望むなら……そう言ってくれ。今すぐに……」


リーザは、偽りの恋人に抱かれながら、愛しそうにその頬に手を伸ばした。


「ええ……産むわ……貴方との子が欲しい……私に授けて……貴方の望むままに……」


ルシエルの視界が、憎しみの涙で歪んだ。


血で満たされた肺が、ごぼごぼと音を立てるだけで、もう声は出なかった。


「リーザ……ありがとう……俺の子を産んでくれ」


この美しい姫君は、彼女のまがいものの恋人に、心身ともに奪い尽くされていた。


ぼんやりとした瞳が涙で潤み、ルシエルの名を呼びながら縋りついた。


アスモデールは、冷たい笑みを浮かべたまま、ルシエルの声で、最後の言葉を吐き捨てた。


「愛してるよ、リーザ……これで、お前は永遠に俺のものだ……」


アスモデールはサバトの花嫁を抱き寄せ、激しい接吻を彼女に与えた。




 

ルシエルは、地面に這いつくばったまま、血反吐を吐きながら、紫の瞳を大きく見開いていた。


言葉はもう出ない。


ただ、震える右手が地面を掻き、視界が赤く、黒く、完全に染まっていく。


アスモデールは幻影を解き、本来の冷酷な姿に戻る。


「さぁ、恋人たちの時間は終わりだ」


膝の上にぐったりと横たわるリーザを抱き上げ、巨大スクリーンに向かって高らかに宣言する。


「見ろ、魔界の民よ。サバトの花嫁は俺を受け入れ、満たされ尽くした。


今こそ、彼女の肉体に"悪魔の刻印"を刻み、永遠に姫君を我が物としよう!!」


会場は、静寂の後、徐々に沸き立つ。

 

サバト会場の古城は、今、異様な熱狂に包まれていた。


巨大な石造りのホールは、魔族たちの興奮した咆哮と嘲笑、拍手、足踏みで震え、赤黒い燭台の炎が一斉に揺らめき、壁に刻まれた古い呪文陣が淡く脈打つように光を放つ。


巨大スクリーンに映し出される光景――

アスモデール殿下が膝の上にぐったりとしたリーザを横たえ、高らかに勝利宣言する姿――が、会場全体をさらに煽り立てる。


「永遠に俺のものだ!!」という言葉が反響し、観客席の魔族たちは酒杯を叩きつけ、獣のような歓声を上げる。


サバトの「成果」として、半血の公爵が守れなかった人間の姫が、純血の魔王に完全に蹂躙される光景は、魔界の階級社会にとって完璧な「見せしめ」であり、「然るべき正義」だった。


一方で、犠牲台の下、血の海に沈むルシエルは、もはや動くことすらままならない。


失われた左腕の断面からはまだ血が滲み、腹部と脚を抉ったメテオの傷口は治癒の兆しを見せず、骨が露出したまま赤黒く脈打っている。


残った右手は地面を弱々しく掻き、指先が血溜まりに沈む。


紫の瞳は大きく見開かれたまま、焦点を失い、虚ろにスクリーンを見つめている。


視界は赤と黒に染まり、リーザの声が、耳の奥でエコーのように反響する。


息は浅く、肺に溜まった血がごぼごぼと泡立つ音が、唯一の彼の生命がまだ続いていることの証だった。


言葉はもう出ない。


彼の体は、ただの肉塊のように崩れ落ち、血の池の中で微かに震えるだけだ。


魔族と人間の半血――魔界でも異端の存在であるルシエルの中から、今まさに人間としての血と涙が流され尽くしていた。


リーザはアスモデールの膝の上で、完全に力なく横たわっている。


金髪は血と汗に濡れ、傷だらけの白い肌は赤く火照っている。


朦朧とした意識の中で、彼女の唇は微かに動く。


「ルシエル……」


それは、偽りの声に誘導された残響に過ぎない。


瞳は涙で潤みながらも、焦点が合わず、ただ虚空をさまよう。


体は時折小さく痙攣し、指先が無意識にアスモデールの衣を掴む。


彼女の心は、洗脳の霧に覆われ、本物のルシエルがすぐ近くで死にかけていることなど、認識できていない。


会場はますます沸く。


魔族たちは杯を掲げ、半血の公爵の敗北を祝う歌を下品に歌い始める。


司会者の声は完全に途切れ、代わりに獣のような笑い声だけが響く。


古城の空気は、血と欲望と興奮の匂いで重く淀み、誰もがこの「祭り」の頂点を味わっている。


ルシエルとリーザは、この血塗られた祝祭の生贄となって、そこにいた。


一方は血の海で這いつくばり、もう一方は魔王の膝の上で満たされ、汚され、晒されている。


――サバトは成功した。

 

人間は負け、純粋な悪の血脈が勝利した――。


そのことを、今宵サバトの晩に、魔族は高らかに歌い、その興奮に酔いしれていた。

▼次話

42話 饗宴<サバト> 下

挿絵(By みてみん)

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