第5話 今後の付き合い
冒険者ギルドには受付のお姉さんが二人、奥に男の人が一人いる。俺は左側にいるお姉さんに冒険者と言う仕事について確認することにした。
「あの戸頃沢高校の一年なんですけど、冒険者について教えて貰えませんか」
俺が戸頃沢高校の生徒というと驚いた顔になった。
「お名前を確認してもよろしいでしょうか?」
俺は手っ取り早い方法があると思い高木先生に渡された冒険者カードを提出した。受け取ったお姉さんは俺の名前を確認すると椅子に座るように促してきた。これからバイトの内容や冒険者について説明すると。
「冒険者は世間一般では命を懸けてお金を稼ぐギャンブルのようなものと捉える方が多いのですが、実際は安全が保障された実際的な職業なんですよ」
「そうなんですか」
「はい、この冒険者カードには所有者の魂の情報が保管されています。なので死んでも生き返ることができるので安心してください」
高木先生に騙された。ちょっと命の危険があると聞いて緊張していたが安全と聞いて肩透かし感があった。それと冒険者カードがどれだけ重要か確認できたので無くさないようにしよう。
「足鷹さんはもう誰とパーティーを組むかは決められていますか?」
「いえ、最初はソロで受けようと思っていたんですけど」
なにかまずかっただろうか。
「そうですか。冒険者には3から12段階までのランクがあります。基本的に冒険者は2段階上のクエストしか受けられません」
つまり3ランクからスタートする俺は難易度5までのクエストしか受けられないのか。まあ、自分の命を大切にをもっとうとする俺はそれでよかった。
「ちなみに足鷹さんの戦闘スタイルはどんな感じですか?」
えーと、なんて説明すればいいか。俺は剣士なんだけど基本無手なんだよな。
「一応、剣で」
「そうですか。本日は武器は持ってきてないんですね」
俺の手ぶらな状態を見てそう言ってくる。まあ、間違ってないんだけど間違ってるんだよな。
「基本武器はギルドの管理下に置かれます。もし足鷹さんのご使用になる武器が決まったら、ギルドに預けてくださいね」
「はい」
困った俺は嘘をつくことにした。適当な武器でも見つけて預けることにする。
「次に攻略エリアについて説明しますね。冒険者は街のあらゆるところにある迷宮や魔物の森を攻略することになります。いまから、足鷹さんの冒険者カードにエリア情報をインストールしますね」
エリア情報をインストールした冒険者カードのマップのところを撫でると、空間に立体映像が浮かび上がった。
「それがエリア情報になります。くれぐれも3段階以上上のエリアには近づかないでくださいね」
「わかりました」
「ギルドでの説明は以上になります。なにかわからないことがあればいつでも質問して頂いて構いませんので。ご攻略、頑張ってくださいね」
ギルドの受付のお姉さんの笑顔を見て俺は冒険者の大体のことを理解した。俺はギルドの脇にあるクエストの書かれた書類を眺める。この中から自分のランクに見合ったクエストを受けていくみたいだ。
俺はとりあえず一番ランクの低い3ランクでの魔物討伐の書類を探した。俺は美恵の森と言うエリアで弱いモンスターばかりがみたいだ。俺はこの書類を持って受付のお姉さんに受注してもらった。ギルドを出て森に向かうことにする。




