表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その番犬、狂暴につきまして。  作者: 朱音小夏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

86/92

episode86

その日の夜、剛の要望により、オレ、叶弥、剛の三人で寝る事にした。流石にベッドに三人は入らないので、オレ、剛はベッド、叶弥は床に敷いた布団で寝る事になった。


「クソ...オレも京の隣で寝てぇよ...」

「お前みたいな図体のデカいヤツが入るわけねぇだろ。」

「いつも抱き合って寝てんじゃねぇか。」

「叶弥!」

「ふふふっ」

「剛?」


オレと叶弥が言い合いをしていると急に剛が笑い出した。何かおかしいところでもあっただろうか?


「だってさ、幼稚園でおばさんが"親子ごっこ"って言ってたからさ!でもオレにとって、けーじもきょーやも"親子"じゃなくてもホントの"家族"だからさ!オレ、二人がだーい好きだ!」

「...剛。ありがとう。オレらも家族だと思ってるよ。」


オレはそう言うと剛をギューっと抱きしめた。すると剛は「キャッキャ」と笑い声を上げた。


「いーなー、そっちは楽しそうで。」

「!きょーやもこっち来いよ!」

「いや剛、流石に三人は...ってうわぁ!」


剛の誘いにのった叶弥が、オレ達のいるベッドへと入ってきた。


「うわぁ!ギューギュー!」

「こうすれば多少はいいぞ?ホラ!」


叶弥はそう言うと、剛を挟むように抱きしめてきた。三人分の鼓動。三人分の体温。全てが伝わってくる。


「...たまにはこういうのも悪くないかもな。」

「そうだろう?狭いには狭いなりに良いところがあるってもんさ。」

「もんさ!」

「明日あのボスママに見せつけてやろうぜ?」

「...見せつけるって何を?」


...嫌な予感がする。するとオレの予感は的中した。


「あのボスママの前で熱烈なキスでもすれば黙るだろう?」

「...バカか?お前はバカなのか?」

「バーカバーカ!」

「いい案だと思ったんだけどなぁ...」


どこが"いい案"なのだろうか。人に見せるものじゃないだろう。「ハァ」とため息をついていると、叶弥は剛の目を手で塞ぎ、オレにキスをしてきた。


「んン!...ハァ...お前なぁ...」

「??なんだ?なんで目ぇ塞ぐんだ?」

「お子様には刺激が強いからなぁ。」

「な!お子様じゃないもん!」

「ハイハイ、お子様はもう寝ようなぁ。」


叶弥はそう言うと、剛をポンポンと叩き寝かせにかかるのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ