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その番犬、狂暴につきまして。  作者: 朱音小夏


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29/64

episode29

夕飯が終わり、片付けも終えてオレは叶弥と二人で自室へと戻った。叶弥はオレの部屋であるのにも関わらず、我が物顔でベッドへと座ると両手をオレに向けて差し出してきた。


「ん?なんだよ。」

「いや、お前もココに座れよ。」

「...ココって...」


叶弥が指し示すのは叶弥の足の間。要はベッドに座った叶弥に寄りかかるように座れとのことだった。


「ヤダよ。恥ずい。」

「ハーイ。異論は認めませーん。」


叶弥は身を乗り出し、オレの手を引いてきた。オレはバランスを崩して叶弥の元へと雪崩込んでしまった。そして二人してベッドへダイブする形となった。


「...痛てぇよ。何すんだ。」

「だって、恋人と二人きりだぜ?イチャイチャしたいだろ。」

「い、イチャイチャって...ん...」


オレは異論をとなえようとしたが、叶弥はそんなオレにキスを送ってきた。最初は口に。それから顔中にキスの雨を降らす。そして最後にまた口へと戻り、今度はしたも入れてきた。


「んぅ...ふっ...ハァ...」

「京...好きだ。誰にもお前を渡さない。一生オレの腕の中で飼ってやる。」

「...重いこというなよ...」

「こんなオレはイヤか?」


叶弥はオレの頬を両手で包み込み、自分とオレの額を合わせてきた。


「...イヤだったらここまで許してねぇよ。」

「じゃあ好きだって言えよ。まだお前の口から聞いてねぇよ?」

「...言わなくてもわかるだろ...。」

「言ってくんねぇと離してやらねぇ。」


そう言うと叶弥は力強くオレを抱きしめてきた。離してくれないのは困るので、オレは気恥しさを押し殺し、意を決して言うことにした。


「...好きだ。オレは叶弥が好きだ。もしお前がオレ以外を思うってんならその両手潰してやるよ。」

「フハッ!お前を重いじゃねぇか(笑)」

「...うるせぇ...。」

「まぁそんなとこも好きだぜ?」


そう叶弥が言うと引き合うようにオレ達はキスをした。時には啄む様に。時には深いものを。オレはそんなキスが心地よくてかつ、うとうととしてきてしまった。


「京?大丈夫か?」

「ん...。別に大丈夫...。気持ちいいだけ...。」

「!!」


オレの言葉に叶弥は感極まりましたとでも言うかのように抱きしめてきた。


「あんまり可愛いこと言うなよ...我慢出来なくなる。」

「バカか...。」

「なぁ、今日はこのまま寝てもいいか...?」


そんな叶弥の問いかけに、オレは叶弥を抱きしめることで応えた。

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