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その番犬、狂暴につきまして。  作者: 朱音小夏


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25/67

episode25

今日の体育祭練習は応援を中心としたものであった。3年生が用意した応援歌を覚えたり、応援合戦の振りを覚えたりと、これまたなかなかに大変だった。オレは熱心な上級生達に教わりながらなんとか少しずつ覚えていく。たまに過剰なスキンシップをとってくる上級生がいたが、叶弥を始めとしたクラスメイト達から助けて貰っていた。


「...なんかやたらと触ってくる先輩多いんだけど...オレの気のせい?」

「んな訳あるか。事実だよ。」

「田河君、すごいモテるよね。...男からだと嬉しくないだろうけど。」

「「それな」」


クラスメイト達からの言葉にオレはガクッと肩を落とし、ため息をついた。


「京はオレのだから、いくらセンパイだろうが変な目で見てくるヤツらタダじゃおかねぇ。」

「何?とうとうお前らくっついたの?」


クラスメイトからの疑問に叶弥はオレの肩を抱き、頬にキスを送ることで応えた。そうしたら周囲から「嘘だぁ!」と叫び声が上がった。


「叶弥...何すんだよこんなとこで...」

「手っ取り早い方法をとったまでだし。」

「田河君、ファンクラブあるから今後大変だよ?」

「「ファンクラブ??」」


オレや叶弥の知らないところでファンクラブなるものが結成されているのに驚きながらオレ達は口をつむいだ。


「田河、"五十嵐組の番犬"って呼ばれてるみたいだけど、"和泉野男子校の女王様"って異名もあるみたいだぞ?」

「...ナニソレ知らない...」

「田河、男にしては美人だからなぁ。納得納得。」


クラスメイトからとんでもない事実を知らされ、オレは開いた口が塞がらない。


「京が美人なのは認める。...が、京はオレのだ。」


叶弥はそう言うと、オレを背後から抱きしめてきた。これ以上は何を言おうが無駄だと思い、オレは叶弥の好きにさせた。


「田河君、もういいの?五十嵐君ベッタリだよ?」

「...こうなった叶弥には何を言っても無駄だからな。」


オレはそう言うと、肩にグリグリとしてくる叶弥の頭をポンポンと叩いた。


「田河が女王様なら、五十嵐はナイトか何かか?」

「そこは王子様じゃないんだ(笑)」

「王子って柄じゃねぇだろコイツ。」


練習をサボって駄弁っていたため、上級生から「そこ!1年!」と注意をされてしまった。

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