↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
52/75

第52回路 ボルケーノドラゴン

通常の会話は「」魔法での会話は〈〉

みんなで声を合わせる時は〈「」〉となっております。

【セキオーク山麓】

「えーー、アワワワワ、さっきので終わりじゃないの?」

リョンリョンは青ざめた

ファイヤードラゴンはせいぜい10m、今度の真っ赤なドラゴンは20m級だ


グォルルル


こちらに向かいながら口から火の玉をいくつも放つ

火の玉も先ほどのと比べ物にならないくらい大きいから

かわすのがやっとだ

地上には降りずに空中に留まっている

翼のホバリングだけでも風圧で体が持っていかれそうになる

(コイツはやばいな)

「ミズキ!どこだ?」

ミズキは砂から顔を出す

〈ここよ!〉

ミズキを迎えに行って腰袋に入っているように促した

「ボルケーノドラゴン、コイツも寝起きのバーサク状態よ!気をつけて!」

リョンリョンは皆に伝えた

なかなか近づけそうにない

「インビジブルウォールペーパー!」

竜の真下、20m角の壁紙を敷いた

青い魔法陣を繰り広げた

「サンダーストーム!」

雷の嵐が超巨大竜を巻き込む


グォルルルーー


リードさんはガントリックで右の翼とリンク

「ガントリックリバース!魔導閃光・片切!」

翼の体側膜を切り裂く

片方の翼を切られたせいでバランスを崩して地上に降り立った


ドシーーーン


グォーーーン


怒り狂った竜は左の羽で暴風を巻き起こす

さすがに船も沖に流された

リードさんの魔導線も切れて飛ばされた

「リードさん!」

リョンリョンは先程倒した竜の後ろで風を凌いでいる

ミポポは刀を地面に突き刺ししゃがんで飛ばされないように耐えている

俺はガントリックダイヤル4で風を起こす前にボルケーノドラゴンとリンクしていた。普段は3なのだが用心していたのだ

ただ魔力消費が多く

魔流紋は黄色に染まっている

相手のバーサク状態は続いている

行き当たりばったりに首を振って口から火の玉を吹き散らす 

やれやれ、流石にMP使いすぎたか

向かってくる火の玉をすんでのところで交わしながら

左腕に目をやる

ガントリックのリンクで徐々に魔力は消費されている

橙色に浮かぶ紋様が少しずつ緋色に変わった

使うっきゃねえか

腰袋に忍ばせていた青いMPパックに左手を伸ばした。

「MPパック装着、魔力充填!」

赤い紋様はグラデーションを成して蒲公英色に

「足りねぇか」

「じゃもう一丁!MPパック装着!」

黄色から今度は翡翠色に変わっていく

「コレだけあれば十分か」

矢継ぎ早に飛んでくる火の玉を避け

相手の隙を伺う

「ミズキ、お願いがある!」

〈変なお願いじゃないでしょうね?〉

腰袋から顔を出して言った

「バカっそんなこと言ってる場合じゃない!」


皆それぞれ今できる最大限の攻撃を仕掛ける

リョンリョンはパチンコで矢尻で魔法攻撃を

リードさんはガントリックでリバースとリリースを繰り返して物理攻撃を

ミポポは刀での物理攻撃とエリア魔法攻撃で

火の玉、暴風、尾を振り回す物理攻撃にも耐え

何度も立ち上がりHPを削り戦い続ける

満身創痍…


宙に浮いた空間固定魔法陣の上で体勢を整え

相手に向かって両足を肩幅に開いた

繋がった魔導線のおかげで体がブレることはない!

ミズキもデンリュウの左腕に登り

スパイラルインパクトに魔力を送る

「いくぜ、天からいただきし音と光の波動、閃光の衝撃、ライトニングサンダーインパクト!」

相手に向けそしてそのトリガーを引いた

緑色の紋章は緑黄橙とグラデーションを成して赤く輝く

3重に描かれた紫色の魔法陣から

雷に似た閃光が相手を間違いなく捉えた瞬間

規則通り例外なく並べられたウロコで覆われた四肢は

断末魔の叫びと共にまるで水面の泡沫のように消えてゆく

それに呼応するように砂浜に横たわるファイヤードラゴンも消えた

「デンリュウ!」「デンク」

仲間の声が響く

仲間たちの方に目をやり右手の親指を立てた

みんなもその動きに合わせた

「ご安全に!」


ボルケーノドラゴンの消えた跡にカケラがドロップした

「これで4つ目…」

「デンリュウ、すごいな…最上位魔法って…」

「ぶっつけ本番でどうなるかわからなかったんですが

ミズキと2人なら少なくとも藍色まではいけると思ったんですが…

ミズキもそこまで魔力残ってないかと…」

〈これがなかったらダメだったかもね〉

そう言って尻尾につけたリングを撫でた

リングの魔石はダイヤモンドのように無色透明に輝いている

(そうか、魔法発動の前に魔力を補給していたのか)

ミポポはミズキを抱き上げ抱きしめた

「すごいねーミズキ!やっぱサイコーだね!」

「ウルシバラ…あ…あの…かっこよかった…」

うつむきがちにリョンリョンは言った

「あ、ありがとう!リョンリョンの状況把握でだいぶ助かったよ!」


「おーーーい!みんなーーーお疲れーー」

ナリアーノさんが岸に戻っていた

「お腹空いたでしょー好きなもの言ってー

なんでも出してあげる!」

海岸にテーブルと椅子が用意されていた


みんな口々に自分の食べたいものをナリアーノさんに伝えた

すごい…なんでも出てくる

こりゃ太ってもしょうがない…

R7.8.20 加筆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。