↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
50/75

第50回路 海の怪物

通常の会話は「」魔法での会話は〈〉

みんなで声を合わせる時は〈「」〉となっております。

ーー翌朝ーー

5人は港の船着場に歩いて行った

デブアーノさんが手を振っている

「おーい、こっちよー」

水色ボーダーのクルーザー"Queen Naliaクイーンナリア"

ってことは…

「見て見て!あたしの船!さぁ、乗って乗って!」

どうやらモノリーで事業家としても成功しているらしい

何をしているかは聞いても教えてくれないが。



船は無人島に向けてフィンが回り始めた

みんなで甲板に上がり船旅を楽しもうとしていた

操縦士はもちろんナリアーノさん

本当になんでもできちゃうんだな

といっても舵も取らずに魔法で操縦している

潮騒、潮風が気持ちいい…

海鳥が俺たちを迎えてくれるように数羽船の上を飛んでいる

ん?リードさんの顔色が悪い

「俺は…どうも…船が苦手らしい…」

フラフラと客室に入り

ベンチシートに横になっていたので、そっとバケツを置いた


「下から来るよ、大きいのが!」

ナリアーノさんは船全体を囲むように結界を張った

船は大きく揺れる

「船は私が守る!大丈夫だから、思いっきりどうぞ!」

「ありがとうございます!リョンリョン状況は?」

「警戒しているのかさっきよりスピードが落ちたわ。

ミポポ、この辺りに空間固定魔法をお願い!」

「あーい、インビジブルウォールペーパー!」

黄色い魔法陣が出現

船から半径10m、海面に空間固定魔法をかけた

みんなが下からの攻撃に備える…1人を除いて…

ザッパーン

長い腕?あればタコの足

リョンリョンは相手のステータスを見た

「クラーケンが1体!触手での攻撃に気をつけて!」

〈「りょーかい!」〉

ミズキがオレンジ色の魔法陣

〈エアースラッシュ!〉

風圧で作った真空刃がその1本腕を切り落としたが…

腕は下から次々と現れる

ザザザーーザッパーッ

あまりの船の揺れに耐えられず

リードさんは匍匐前進で客室から出てくる

「か…勘弁してくれ…」

空間固定魔法エリアに入り、グッタリしながらも少し落ち着いたようだ

船にいるよりはマシと言ったところだろう

「刃道光流(ハドウコウリュウ)!」

出てきた触手をミポポは流れるような太刀筋で切り落としていく

たまらず本体が海面から顔を覗かせた

「海面に魔法陣が!」

リョンリョンは大声で叫んだ

次の瞬間海底で何かが爆発した

ゴゴゴーンッ

「コイツが魔法陣を?」

〈たぶん違うと思う。相手は完全にターゲットをこっちに絞っていて、意識が魔法陣の方を向いてない〉

「とんでもなく大きい魔力が現れたけど…すぐに消えちゃった」

リョンリョンは震えている

そんなことはお構いなしとクラーケンは攻撃の手を緩めない

一本の触手がぐったりしているリードさんを狙って振り下ろされた

「くそっ、間に合わない!」

助けに戻ろうとしたが距離がありすぎる

バシーーンッ

触手が海面を叩きつけた

「リードさん!」

リードさんがいたところには何もなく

波のような波紋が遠ざかっていく

〈そ、そんな…〉

「俺のことを勝手に殺すなよ!」

空間固定魔法で上空にかわしていた

「やっと気分が戻ってきたって時に…テメェは!」

リードさんは自分を狙ってきた一本の触手を斬りつけた

「リョンリョン、指示を!」

「え、あ…うん…」

女の子になったがすぐに取り戻して

「例に漏れず頭部が弱点ね。ミズキ、アイツの頭まで道を作って!」

〈了解!〉

魔法陣緑を展開

〈ウォーターストーム!〉

渦巻いた水が触手を跳ね除け、道を開く

しかし、クラーケンも簡単には許さじと触手をバタつかせる

「邪魔はさせない!一身月光(イッシンゲッコウ)!」

目の前の触手が切り落とされる

リードさんはその開かれた道を駆け抜けてゆく

「よしっ、やってやるよ!魔導閃光・片切!」

クラーケンの右目を斬りつけた

リョンリョンはパチンコを構えて矢尻を放った

「いっけーーっ」

見事、左目に命中!

俺は走りながら

右手でガントレットを打ち込んだ

「リンク完了!ガントレットリバース!」

体が勢いよく敵の頭部目がけて飛んでいく

「魔導ナイフストレートスラッシュ!」

頭を貫いた

触手は動かなくなり

海の藻屑となり消えて行った

「ご安全に!」

みんな親指を立てた

船に戻ると

ナリアーノさんは出迎えてくれた

「おつかれー!、すごいね!みんなー

コンビネーションがサイコーだよ!

地震はやっぱ故意的に起こされてるみたいだね…

見えはしなかったけど、とんでもないヤツが近くに来てたね…」 




【とある宮殿】

男は玉座にうなだれている

「もう飽きた、待ってるのに飽きた、何回も行くのに飽きた…

いつになったら起きるんだアイツは」

「おっしゃる通りでございます。そろそろ起きてもいい頃かと…」

男の横で申し訳なさそうにうつむきがちに立っている

「さあ、そろそろアラームの時間だ。ただもうめんどくさいから…」

R7.8.20 加筆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。