第41回路 ベルゼブブ
通常の会話は「」魔法での会話は〈〉
みんなで声を合わせる時は〈「」〉となっております。
この羽音…魔力も相当だが、人と同じくらいの…
視界に現れたのは蝿だった
「無闇矢鱈に虫たちを殺して…そんな殺生ってどうなの?」
「確かに」
〈襲われてるんだから正当防衛でしょ!〉
〈…ダメだ…気持ち悪い〉
「やだなーこんなの相手にするのは…」
ミポポは青ざめている
「見た目で判断しないでよぅ。私だってぇ好きでこの姿になっているわけじゃないんだからぁ」
「確かに」
〈いやいや人は見た目が9割とか言うでしょ〉
「やぁーねぇ、よく見てよぅアタシのこの複眼、この足の節、このセクシーな口…」
「もういいぜーその口を黙らせてやるよ!」
リードさんは背中に担いでいた剣を取り出して切りかかった
ベルゼブブはスッと交わした
「ちょっとぉー話はまた終わってないんだけどぉ」
赤い魔法陣をいくつも発生させた
右前足を挙げた瞬間、火の玉が飛んでくる
「うわぁー、危ないっ!」
「ケケッ、やるじゃないぃ!これならどう?」
今度はオレンジの魔法陣、右中足を挙げた
稲妻がランダムに飛んでくる
「くそっ、避け切れるか?あぁぁぁっ」
ミズキが右手をかざして緑のの魔法陣
「ウォーターストーム!」
少し水しぶきがかかったかくらいで平然としている
「インビジブルウォールペーパー!」
10m四方のエリアを展開、黄色の魔法陣
「ロックフォール!」
無数の岩がエリア内を落ちていく
ゴンッ、ガンッ
いくつかの岩が相手に当たったが
「まぁ、こんなものかぁ…今のはわざと当たってあげたのよぉ。
わかるでしょう?このエリアを離れれば意味がないんだからぁ」
「くそーーっ、くらえ、くらえ、くらえ!」
リョンリョンはいくつも矢尻を投げた
しかし、当たらない
アイツ、早い!動きを止めないとこちらの攻撃が当たらない
ベルゼブブは前足を擦り合わせながら
「あらあら、防戦一方ねぇ。つまんないわぁ…」
蝿…蝿を倒すには…
!!
「みんな、コイツの動きを止める!上手くいったら一気に攻撃を仕掛けてくれ!ただ準備が必要だ!時間稼ぎを!」
〈「りょーかい」〉
リードさんの元へ行く
「リードさん!ガントリックお持ちですか?」
「あぁ、持ってるぜ」
左手に腰のホルダーから取り出した
「2人で魔導線のネットを作ります。
あの木とあの木の間に魔導線をグルグル巻きつけてもらえれば
俺は縦の魔導線を…」
「縦の線はあなた、横の線は…なんかそんな歌なかったか?」
「えっ?」
「まぁいい、話は後だ!わかった、やろう!」
「それで最後は…」
「デンリュウ、お前ほんと面白いこと考えるよな!了解!」
それぞれがベルゼブブに攻撃を繰り出し、目を盗んでいる
その隙に…
リードさんはガントリックをダイヤル3に合わせて魔導線を出しながら木の間をグルグルと巻きつけていく
俺は、そこに空間固定魔法を使って上に上がって飛び降りてを繰り返した
左手の魔流紋は赤に変わった
「これを使う時が来たな!」
腰袋からMPパックを取り出し、腰ベルトのホルダーにセットした
「MPパック装着、魔力充填!」
紋様は赤から黄色に変わった!
「よし!リードさん!」
「オッケー!」
2人でベルゼブブめがけてガントリックのトリガーを引いた!
「ん?なんだ?」
「上手く行った!リンク完了!」
「まぁ、お前には見えないよな、このつながった魔導線が!」
「リードさん!」
「おう!」
「ガントリックリバース!」
「な、な、なんだ?」
ベルゼブブは体のいうことが効かない
そのまま木の間の網に吸い寄せられる
バチーンッ
魔導ハエトリ編みとでも言っておこうか
「取り押さえた!みんな!」
〈わかった!〉
「あいよー!」
ミズキは緑色の魔法陣を描いた
「サンダーランス!」
雷の矢が相手に突き刺さる!
「うきゃーーー」
ミポポは駆け寄る
「三静夜霧!」
刀を3度振りぬき、バツを描いた後、縦に斬った
「グハッ…ハァハァ」
「デンリュウ!まだ止めておいてくれよ!
魔導閃光、片切!」
魔導線を手繰り寄せて相手に近づき
ベルゼブブを剣で切りつけた
「ウッ…くそぉーー」
「ウルシバラ!ステータスがオレンジだ!」
「とどめだ!」
ガントリックリバースでトリガーを引いた
体がネットに向かっていく
「魔導ナイフストレートスラッシュ!」
魔導ナイフで魔導線ごとベルゼブブを貫いた
「グホッ…」
蝿は灰となって消えていく
「ご安全に!」
デンリュウは左手の親指を立ててみんなに向けた
〈勝ったー!〉
「お疲れ様!」
ミポポもガッツポーズ
「すごいな、お前ら!」
リードさんは驚いている
リョンリョンはモジモジしている
「ウルシバラ…あの…好きになって…いいですか?」
「はぁ?意味わかんないんだけど、リョンリョンも後方支援ありがとう!」
「うん!」
例のものがドロップしている
これで3つ目だ
R7.8.20 加筆




