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第27回路 依頼のご指名

通常の会話は「」魔法での会話は〈〉

みんなで声を合わせる時は〈「」〉となっております。

〈雷魔法なんて何に使うの?〉

ミズキは不思議そうに言った

「そうだな、推察からすると一番難しい魔法ということになる。

どれだけ魔力消費するかも知りたいし、今の自分でどれくらいの威力が出せるか知りたかったんだ。」

〈なるほどね。私とミポポはこの魔法陣を習得しなきゃね!〉


2度目の満月ということはもう1か月以上あの宿屋にお世話になっている。そろそろ部屋を借りないと、ミポポも一緒に暮らせるように



【セリシュ不動産】

外のメッセージボードに空き部屋情報が載っている

〈日当たり良好〉〈築浅!〉〈敷金、礼金無し〉〈即入居可能〉…

〈動物、獣人族NG〉

なかなか色んな条件があるんだな。

〈動物NGってなによ!失礼しちゃうわ!〉

「小動物なら大丈夫じゃないか?とりあえず間取りは…3LDK以上だな。」

〈ココがいいんじゃない?

〈即入居可能〉〈動物OK〉3LDK 家賃 銀貨25枚〉

「これに似たような条件で2、3件見せてもらおう。」

中に入った。

「いらっしゃいませ、物件お探しですか?」

「はい、3LDK以上で探してます」

条件の合う物件をいくつか見て回ることにした。

1件目は間取りが3LDKだが、リビングが狭かった。

みんなでご飯食べた後にゆっくりしたかったからNG

2件目は4LDKですごく良かったが少し予算オーバー

3件目は予算も広さも申し分なかったがリフォームが必要なくらいところどころ壊れていた。

トータル的に2件目にしようってことになった。

入居は明日。ミポポにも伝えていつでも迎えられるようにしておこう。


あとは…

魔導書をゴメルさんところに届けなくては

【ゴメル武具店】

ジャーン♫

「おっ、デンリュウ!いらっしゃい、今日はどうした?」

「新しい魔導書を手に入れたので持って来ました。ビット作りの参考になるかと思いまして!」

「そうか、そうか、ありがとう。

忘れておった、そういえば前に言っておった東の空の片刃の剣が手に入ったぞ!あんまり買い手がつかなくてどうしようか途方にくれていたそうじゃ。銀貨3枚で良いぞ、持っていくか?」

「ちょっと見せていただけますか?」

「ちょっと待っててくれ。」

ゴメルさんは工房に入って、すぐ戻って来た

「少し錆もあったからメンテナンスはしておいた。

一応型も取ったから素材も考えながら新しいものも作れる準備もしてあるぞ。」

刀を鞘から抜いた。

「これは!」

真剣…見事だ。何やら読めないが名前も彫ってある。

有名な刀鍛冶のものなのだろうか。

「ありがとうございます、ミポポも喜ぶと思います。」

「ビットはリードの所に届けておくぞ。テストもしたいからな。土台はできているから、明日中には届けられると思う」

「わかりました、助かります!」



ギルドに行って依頼を受けておかないと。

【冒険者ギルド】

今日は人が多いな。

エレーナさんもいつもよりバタバタしている

カウンター越しに

「エレーナさん!忙しい?」

「あぁ、デンちゃん!

そうそうご指名の依頼が来てるわよ!」

「あ、はい」

「え?なにその反応。ご指名なのよ!」

「あ、はい」

「まぁいいわ、ちょっと待ってて」


「Cランク風情がご指名とは随分景気がいいですねぇ、お兄さん。

かわいいお嬢さんと2人のパーティって羨ましいねぇ。

みんなでパーティやろうよ、パーティだけに」

「クククク…さすがトリアム様、パーティとパーティをかけましたね」

「やめろ、解説するな、ヤレム」

あるあるだな。からまれイベント。ちょっとからかうか。

「アハハハッ!トリアムさん?ですか?めちゃめちゃ面白い!

センスありすぎじゃないですか?やばいお腹が痛い。アハハハ」

「おっ、そうか!面白いか?お前は俺の笑いがわかる、いい奴だな!」

「ヤレムさんはいつもトリアムさんと一緒にいられるなんて羨ましい!」

ヤレムは白々しいと言う目で見ている

「ヤレムは時々この笑いがわかってないこともあるんだが、大体ついてくるぞ!」

トリアムさんは嬉しそうだ

「それで、どうしたんですか?僕みたいなものに声を掛けてくれるなんて」

「あ、いや、まぁそのーなんだ、あまり馴染みのない人だったから挨拶しようかなーなんて」

「そうだったんですね!失礼いたしました、トリアム様。私どもの方から挨拶に伺うべきをわさわさお気遣いいただきありがとうございます」

エレーナがいいタイミングでやって来た

「デンちゃん!」

「トリアム様、またお会いした時はこちらからご挨拶いたします。失礼します」

エレーナとカウンターに向かった

「エレーナ、ありがとう!からまれたからどうしようかと思って」

「そうなの?楽しそうにしてたけど」

「いやいや、そうでもないんだよ。愛想笑いも疲れる」

1枚の紙を渡された

「これ、ミドーガルド村長さんからの依頼でご指名が入ってます。」

「ありがとうございます、謹んでお受けいたします」

「じゃ、ここにサインして。

なんかすごいね、Cに昇格したと思ったら指名もらってくるんだもんね。」

「たまたまだよ。人が繋げてくれた、縁。そうご縁」

「ご縁ね。まぁ、でも期待に応えてくれるからこそ、人も集まってくるんだね。」

意外にテキパキと事務作業をすすめる

「はい、これで契約終了です。頑張ってくださいね!」

「ありがとうございます」

トリアムさんに見つからないようにギルドを出た

R7.8.20 加筆

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