決めるのは俺/私/妾だ!
【用語】
『責任』
:権力のこと。決定して従わせ結果を独り占め。成果を分けるのは投資。失敗を責めるのは投機。故に独りの人物が担う。嘲られ糾弾され吊るされのも独り。ハイリスク・ハイリターン。集団性動物の基本動作。生贄志願者は少数派だが必ず居るから御安心。無能に我慢できない人って居るよね。募集中。
平均を著しく劣る無能には苦痛でしかない。プロパガンダは人間の最底辺を基準にするって博士も言ってた。故に共同責任で無責任にしようとするが、物理的に不可能で気分的に。全員で不幸になり、同じ負荷でも弱者から死ぬのは「みんな我慢してるんだから」とか狂気と無能と頭の悪さのフルセットと罵倒しても不都合はありませんでした。みんなって、嗤うと逃げて邪魔しなくなるんですよ。おいしいので、お試しあれ。みんな一緒なので負担調整しない出来ない。結局みんなが責任を負わされ、権力はみんなの相違で先送り。成否以前に何も出来ない、いやしないと認識すら出来ない。だから滅びます。だから滅びました。だから滅びています。
自分に不都合が無い、って嗤ってたらありえない経緯で電車は止まりくだらないミスで事務が滞りつまらない口実で外食の味が落ちありえない無能で人混みが生まれて考え直しました。
観てると90年代の東欧みたいで面白いが、面倒なのは一生に一度の選び様がない幸運による貴重な面白さの一環でいいのかどうか迷うところ。
どっちが利益になるか?
なるほど。
観光客が集まる訳だ。
目的の為に集まれば集団と呼ばれる。
集まるを目的とすれば組織と称する。
打算で産まれ。
成果で続き。
用が無ければさようなら。
収支に拠れば不満はない。
倫理で造られ。
恐怖で続き。
みんなを外れて裏切り者。
絆に縋るなら致し方なし。
役に立たねば成り立たぬ。
役にも立った例しも無し。
足らぬを交わす。
優るを根絶やす。
決めるのは自分だけだ。
みんなで決めさせない。
成功するかもしれない。
言い訳するのは出来る。
集団を出し抜く機を謀る個人。
組織から抜けるが怖い組織人。
集団と視るか。
組織と思うか。
数で勝てると計算する貴方はそれ。
組織には勝てないなら貴方が組織。
見方ひとつ?
いやいや。
使い方ひとつ。
願わくは貴方に利益がありますように。
――――――――――上前を期待しております。
「日本人への手紙」
【大陸東北部/元太守領/現青龍の私物/元王城/今青龍の巣/外郭/五つの塔の一つ/中層階/五大家当主執務室/若い参事】
妹に告げる僕。
当主と惣領。
氏族の支配者と氏族その者。
青龍の貴族へ女を差し向けた、か。
・・・・・・・・・・以上、終り。
「なんで?」
判っていない、バカ女。
――――――――――本来在るべき惣領娘。
さて置く。
今後ずっと。
さて続き。
妹の知らせは予想範囲の内。
知っていた訳ではないが。
予測はしていた。
当主の裁可が必要な段階。
僕に知らせた訳。
五大家の序列。
暫定1位が、うち。
敢えて2位が、お嬢の実家。
3、4位が実力では我が家に近い二つの家。
お嬢の実家は青龍、ではなく娘の男が嫌い。
だから青龍には自分で挑んで前のめり。
他の二家は青龍が怖い。
だから青龍を、うちに任せ一歩退がる。
その内、二家が女を捧げたということ。
失敗するにしても、意図は変わらぬ。
・・・・・・・・・・半歩前に出た、か。
青い龍へ投げた餌。
癇に障りはしないだろう。
青龍の貴族、には。
切れる女たちが三十ほど。
地元の女なら扱い
・・・・・・・・・・その前に、我が妹。
次期当主。
視線を逸らして、報告は止めない。
――――――――――拒否の応答。
まあ、無理強いするが。
僕に応えずには居られまい。
逆らえるから従うことが出来る。
判ってる。
観せたいことは。
従わされているのではない。
自分の意志で従っているのだ。
解っている。
逆らえないこと。
・・・・・・・・・・僕が兄じゃなければ、気楽な惣領娘で居られたろうに。
だから、次期当主殿へ、問うて視せる。
何処まで判るべきで無いか、解るか?
・・・・・・・・・・判る、フリ。
――――――――解ってるじゃないか――――――――
僕は訊かずに聴くだけ。
妹の告げること。
確かめるだけなら、それで十分。
内容を解る必要はない。
聴けば違和感の有無が判る。
決済と同じ要領。
声の響きに言葉の選び方。
逸脱なしを確認。
ならば訊かずとも宜しい。
解らずとも判る。
判れば必要最小限に解る。
当主、いや、金持ちに必要なのは、これ。
権力とは、より多く知ること、だって?
・・・・・・・・・・底辺の発想。
知るのはタダかと。
刻と手間が要るだろう。
知ってどうするのかな。
その余力が残るか。
持たずに産まれ。
遺せずに死ぬ。
そんな輩の努力目標。
出来やしない机上の空論。
知ることに囚われて、終わり。
――――――――――だから底辺。
妹は観たことが無い。
僕は昔、観た。
自分たちと違う人々。
そんな彼らの醜い部分。
何一つ持たない。
何一つ持てない。
食べられない料理を知ろうとする貧乏人。
知って満たされるほどに、空っぽなのだ。
貧しい者は耳敏い。
聡くは為れないが。
死ぬまで。
餓えた者は物見高い。
物は持てない。
死んですら。
なにもない者は考えない。
哀れ窮まる、生きてはいるだけ。
・・・・・・・・・・何も無いから、それ以上、困らん。
僕らとは違う。
――――――――――自分でやる――――――――――
それは行商人から町商人の発想。
そこで終わる連中だ。
彼らですら、そこで終りと自覚しては、いる。
僕らは持ち主。
持ち物。
持ち者。
一人に出来る範囲の外。
知らぬことこそ、支配そのもの。
知ろうとすれば知りきれぬ。
知ろうとすれば知り得ない。
仕切らぬことが持つということ。
仕切れば仕切れず零れ出す。
仕切らないから仕切りきれる。
知るのは各々。
書記。
会計。
書生。
一人が知り得る範囲じゃない。
仕切るのは各々。
支配人。
番頭。
手代。
一人で仕切れる範囲じゃない。
分けるのが、僕。
処で。
伝で。
刻で。
各々に分かる範囲は一人で終り。
その一人が僕らでなければ佳い。
出来ない範囲からは分けて置く。
僕は、僕らは、越えられるだけ。
られる、だ。
――――――――――える、とは限らない。
そんな面倒を一々出来ようか。
そんなことをするのは愚か者。
そんな輩を斬り棄てるのも僕。
知ってるつもりで知らぬを手離し気が付かぬ。
知ると仕切るを取り違えて満たされて仕舞う。
知り仕切るを以て持つと勘違いし越えさせぬ。
輩は必ず湧いて出る。
殺し続けるのも教え。
必ず殺すと知ら示す。
手間を掛ける前に居なくなる、と善いな。
さて、出来たかな?
――――――――――説明を続ける、妹。
知り得る範囲を心得て。
仕切ることなど思いも依らず。
分かたれた範囲を越え。
知らぬ。
仕切らぬ。
分ける。
越える。
その成果。
・・・・・・・・・・まあまあ、か。
「つまり?」
目線を向けずに、バカ女にすら判る様に説く。
「ふぅん?」
僕がバカ女を観ているから。
伝えられると示している。
上に立つ者の絶対条件。
何一つ知らぬ相手に伝えられること。
無能。
それ以外。
その線引き。
書いてある。
前にやった。
控えて置け。
何も知らぬと知らせぬ輩の言い訳。
間抜けは、いつもコレ。
無駄な書き付け。
無意味な反復。
無能の常道。
自分だけは悪くないと言い訳。
解って無いから判る様に書けない。
形だけ繰り返すなら判る訳がない。
教えられないから控えようがない。
居るんだ、まだ、何故か。
結構、生きてる。
老舗の商家に目立つ。
蓄えを食い潰す連中。
老舗の後が続かない。
後続を殺してる。
自分では何も得られぬ故に、他人の身代を傾けた頃には引退。
・・・・・・・・・・幸せだ。
責任だけは感じないで済む。
――――――――――愚か者。
それを殺すのが、僕。
間抜けは多く、愚かは染る。
見習わず、見倣う。
習えば判り倣わぬ。
倣うから、判らぬ。
間抜けが、愚者へ。
愚者が、間抜けに。
愚者と愚者の間へ。
責めを負わずに移して回す。
普通の商家なら、すぐに斬れる。
生きられるは大商人の傍らだけ。
間抜けは自覚が無い。
知っていれば判る。
始末するのも容易い。
他者の身代が無ければ死ぬ。
身代の大きな僕らには、気が付き難い。
それだけの規模が在ればこそ。
役立たずが生きて仕舞えるのは、此処だけだから。
僕らが一番、斬るべき輩は、だからこそ此処に居る。
「なによ♪︎」
惣領娘なら、別にいいのだが。
それ以外、当主なら自殺行為。
「お兄様」
「ご当主様、でしょ」
コレ観よがしなバカ女。
僕に絡むわ。
妹に絡むは。
他家の中でも他人の膝上。
僕には馴れ馴れしいが。
他の家人には、常と変わらぬ高飛車。
お前んちか。
妹にだけ、当たる。
惣領娘同士は互角とでも思ってそうだな、没落令嬢。
見下ろしていると皆に伝わり、誤解されず受け入れられて、当人だけに解らない。
「おにいさま」
妹は無視。
一ヶ月半前とは家格が違う。
・・・・・・・・・・女の格は前から桁違い。
とはいえ五大家筆頭だった。
その頃なら妹はバカ女を無視しなかった。
嘲るも。
絡んでも。
嫌味にしても。
バカ女を笑顔で嗤い続けたものだが。
妹が傍に寄る。
膝上が似合わぬ図体を無視。
茶を注ぐ。
もちろん、僕に、だ。
妹は僕だけを視てる。
隙の無い手付きを魅せて、魅せ付ける様に。
「ぁつ!」
無視しない?
茶が跳ねた、訳がない。
溢さず跳ばす。
事故にさせない。
構わぬために。
わざとに観せず。
意図が伝わる。
バカ女に向けて。
真っ裸だから。
熱い御茶の飛沫。
「きぃつけなさいよ!」
殺させようとはしないんだよな
・・・・・・・・・・昔から。
普通なら殺させる。
格を観せる為に。
出来ない今も。
出来ないからではなく。
出来るときから考えもしない。
だから舐められる。
・・・・・・・・・・バカ女。
出来る刻でも。
出来るかどうか考えず。
考えることが出来ないんだか。
まあ、周りが殺してたんだけど
――――――――――知らず。
「もう!」
バカ女のメイドがバカ女を拭う。
なにごとも無かったかのように。
それで良いのか。
そしてバカ女にも御茶を入れる。
バカ女のメイドがバカ女に、だ。
妹が注ぐのは、ぼくの御茶だけ。
僕の執務室の僕のメイド役は、妹が獲った。
次期当主の役割じゃないんだが。
兄妹の洒落逢い、息抜き。
妹も女の手代を連れている。
役目柄、独りでは居られない。
妹自身が執務室に居座る為に、だ。
うちの家人がバカ女に関わらない訳。
その命令は僕を経ずとも叶えられる。
バカ女のメイドが稀釈しているから。
常識内なら尊重する気にもなるだろ。
妹や僕のバカ女扱いを観せておく。
もちろん妹が、どう扱っているかも。
家内外に判る様。
当主と次期当主による暗黙の了解。
嫌々継承は順調。
ぼくの役割を常に視せる。
ぼくが常に聞かせ教えて。
ぼくの傍らで常に離れず。
ぼくが扱いを皆へ観せる。
殺さない。
殺せない。
殺させるてこそ、知ら示す。
従わされる。
従っている。
逆らって観せるから伝わる。
どんなことにも逆らわない。
拒絶しても躊躇せずに従う。
それも妹の戦いかただろう。
皆に従うべきを視せ浸ける。
続けさせるか。
継がせるのか。
さて、妹殿。
貴様が女でしかないことを、思い知らせてやろう。
「如何なされますか」
青龍の貴族、その女たちは男を寄せ付けない。
嫌う、ではなく、自分の男に知らせ続けてる。
貴男だけ、と。
繰り返し。
繰り返し。
だけ、と。
まったく、示し方を弁えて。
――――――――――尊敬すべき、厄介者。
だから僕も、メイド長に託けてる。
知られていても、知らせて観せる為。
氏族を造っている、メイド長へと。
・・・・・・・・・・それはそれで、佳い組手。
だから、こちらの札を魅せ衒らかす機会。
女に近付けるのは、女だけ。
女は女を男に近付けない。
女が青龍以外なら安全だろ。
「エルフの側妻に謹んで御知らせしろ」
おまえが。
「お任せに感謝を。この身に誓って♪︎」




