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ミイラ青年と肉塊少女  作者: ◣₤▧₪▣◢◤◆◥◤₡でぶにゃーちゃん


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いよいよ目的地だ だけど誰も居ないわ?

「やっと目的地だよ、彼処のトンネルの前だ」


「アレね?行商人の公益路は」


 スキルト・アイリア達は襲撃してくるチンピラ達や、物陰に潜伏しているゾンビ・ミュータント達を警戒して、都市部の中心から離れたのである。


 二人は出来るだけ、交戦したくは無いので、チンピラや魔物に気を付けてはいたが、幸運にも敵に出くわす事はなかった。


 幾つもの瓦礫と崩壊したビルの合間をすり抜けて、やっとたどり着いた目的地。


 それは、都市部から少し離れた砂漠に位置する、トンネルの前の灰色のT字路だ。



「道中、敵は居なかったけど・・・」


「ここには、例の白い連中が・・・」


 白い連中と言う謎の存在を見つけようと、スキルト・アイリア達はキョロキョロと西へ東へと目を向けるが、砂漠に誰も居る筈がなかった。


 しかし、二人の目に東には何も見えなかったが、道路が続く西の方には幾らかの建物が見えた。



「彼処から襲撃していたのかも知れないな」


「行きましょう、今も連中が隠れているかも」


 スキルト・アイリア達は幾らかの建物を睨み、村のように建ち並ぶそれ等の家屋を目指して砂の上を歩く。



「暑い熱い暑い熱い、何か凄い熱いな」


「砂漠だもん、そりゃあ都市部の日陰とは違うわよ」


 茹だるような熱さの中、熱気に負けそうになるスキルト・アイリア達は、足取りがフラフラに成りながらも、砂漠を横断した。


 そして、灰色の道路に着いたが、そこもやはり熱く、またもや熱気に負けそうになるが、二人は異常な熱さに耐えて歩くのを止めない。


 そんなこんなで、幾つかの家屋が建ち並ぶ場所まで来た二人は、一軒の木造小屋の裏で座り込む。



「涼しい~~」


「本当ねーー」


 小屋の壁に背中を預けたスキルト・アイリア達は、涼しげな表情でボーとしていたが。



「敵は、ここに居るかも知れないな」


「もしかしたら、この建物も罠かもね?」


 日陰の中から都市部を眺めて、この場所自体が罠かも知れないと、休んでいてもスキルト・アイリア達は気を抜かなかった。



 そんな二人を紅いレンズの何者かは、砂漠の砂に埋もれながら観察していたが、勿論二人はそれに気づかない。



『ガタガタッ!』


 木造小屋の反対側から怪しい物音がしたので、敵かと二人は驚いて飛び上がる。



「今聞こえたね?」


「私は右手から、スキルトは左から」


 スキルトは左から、アイリアは左から怪しい物音の正体を掴もうと、見に行く事にした。


 二人は左右から、恐る恐るゆっくりと歩を進ませ、木造小屋の壁づたいに物音の正体へと向かう。



・・・誰だ?・・・


・・・何っ?・・・


 そこには、白いフードを被りカーテンのような布を纏った宙を舞うオバケと、銃を構えた白いガスマスクと科学防護服の人物が居た。


 彼等は奥の行商人らしき、バックパックを背負った黒い犬の獣人に暴力を振るっていた。

イモータルもカクヨムで書いてるからね。

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