表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミイラ青年と肉塊少女  作者: ◣₤▧₪▣◢◤◆◥◤₡でぶにゃーちゃん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

76/149

役場での手続きは面倒だな 出来ればしたくは無いわね~

「相談依頼ですか、それともクエストの受注に来た方でしょうか?」


 紅髪の黒服魔法使いは二人の姿を見ると、パソコンを操作するのを一旦止めて、二人に何のようかと笑みを浮かべて尋ねる。



「あ、えっと行方不明者の捜索依頼を」


「受けようと思って、二人で来た訳です」


 スキルト・アイリアは二人して答えると、魔法使いの女性は、にこやかな笑みを浮かべたままパソコンを操作する。



「分かりました、手続きは此方で適当に済ませますね」


「では御二人共、此方に」


 魔法使いの女性がパソコンを操作する間に、隣のスーツ姿の角の生えた金髪男性が書類を渡してきた。



「それが行方不明者、及び誘拐された方の襲撃地点を示した地図です」


 その書類をスキルトは受けとると、現在地であるビルタウンと、近くの廃都市を書き記した地図を眺める。



「最近、ここを訪れる傭兵の方々が多いんですよ」


「貴方達も行方不明者を早く見つけてね」


 書類を渡してきた、角の生えた男性と、魔法使いの女性は、二人から行方不明者を発見したと吉報が届く事を期待した。



「はい、頑張りますっ!」


「私達に任せて頂戴っ!」


 こうして、行方不明者を探す事を始めたスキルト・アイリア達の次の目的地は、ビルタウンを抜けた都市部の商人が通る公益路となった。


 二人は外へと向かい、並んで歩いていき、太陽が頭上高く上がり熱々とした日光を浴びせる中、二人は地図を再び読む。


 地図によれば、そこを通った行商人達が忽然と姿を消すらしく、最近では行商人達も警戒して近付かなくなり、余り人通りが無い場所になっていた。


 寂れた場所になっていると書かれている、そこには魔物やロボットが彷徨き、更に怪しい何者かが出没するらしいのだ。


 白装束に身を包んだ不気味な幽霊とも、魔法使いとも、リッチ(死霊使い)とも、科学者とも、正体の分からない彼等を見かけたら近づくな。



「・・と書かれているね?」


「そうね~~何者かしら?」


 役場&警察署ビルを出たばかりの、スキルト・アイリア達は、地図の裏に書かれた情報を読みながら、町の裏門へと歩いていく。



「さぁ、外へと冒険の旅へ出掛けよう」


「そうね、でもいくらビルタウンから近い場所だからって無茶は駄目よ」


 二人の向かう右側の役場&警察署と、左側の大きな白い看板に赤い十字の描かれた病院の間を通り抜け、そのかなり先に聳える建物へ向かう。



「分かっているさ、先ずは偵察に向かうだけだよ」


「それなら良いけどさ・・」

 

 スキルト・アイリアは歩く先に存在する要塞の様な、コンクリート壁を眺めつつ驚嘆する。



「凄い」


「うん」


 二人は四階立てのコンクリート壁を遠くから眺め、段々と近づくにつれ見上げる形になる。


 コンクリート壁の上には、数人の自動小銃や狙撃銃を構えた自警団員が、外側から盗賊団や魔物が、襲撃して来ないかと陣取っていた。



「この壁の警備が物々しいね?」


「きっと都市部から敵が来ないかと見張ってるのよ」


 コンクリート壁の中央図下部に存在する出入り口である、トラック二台程が通れる大きさの、赤錆た鋼鉄製扉をスキルト・アイリア達は見つめる。



「やっぱり、あの都市部にはチンピラ達が大勢居るからかな」


「そうだわ、それに夜はゾンビの襲撃も有るって言ってたし」


 二人は会話をしつつ、警備も誰も居ない、赤錆た鋼鉄製の扉へと足早に進んで行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ