暗い地下洞窟の世界へ・・・ 来ちゃったわね???
「この奥に行けそうだよ」
「奥にね・・何だかさ、私とスキルトが出会った頃に似てると思わない、この場所は?」
川の流れる洞窟内を川づたいに続く道を歩けば、下流に向かって進めそうだと思ったスキルトは下流を指し示した。
その方向に顔を向けたアイリアは最初に、スキルトと出会った場所に雰囲気が似てると思い、懐かしさ?からか不意に口から言葉が出た。
「まぁ?確かに・・アイリア、君と出会った場所も今の場所も同じ洞窟だから雰囲気とかは似てるけど・・・」
薄暗い空間を見てアイリアの言った事は確かに事実似てはいるなとスキルトは思った、そして彼は今は無駄な事を考えている暇は無く、まさかとは思うがチンピラ達が捜索しているのではと考え、洞窟の奥深くへと進もうとする。
「アイリア、僕に着いてきてくれ・・ここは不味い、何時またチンピラ達が襲撃して来るか分からないから早く進もう」
「その通りだわ、奥も何が潜んで居るか見当も、つかないけど兎に角進むしか無いわ」
例え、この先に何が居るのか分からなくとも、追跡して来たチンピラ達の大集団に襲われるより多少はマシか、と前進する事を思案したスキルト・アイリア達は下流に沿って歩いて行く。
スキルト・アイリア達の歩く道は川沿いの崖の様に切り立った道で、左側は流れの早い川、右側は灰茶色の岩壁であり、二人は奥に進む為に一本道を歩いて行く。
「何が有るのか分からないし、足を滑らさ無いように気を着けて歩こう」
「地面は、つるんとして無いけど確かに足を滑らせたら川に落ちてしまうわ・・だから壁際を歩きましょう」
気を着けて歩こうと言ったスキルトの言葉に賛同した、アイリアは壁際を歩きましょうと提案した。
「そうだね、危ないからね」
「でしょっ!」
二人は壁に手を着いたまま下流に向かう、道は段々と下方に下がって行く坂と成っており、そのまま歩き続けると坂は再び平坦な道となり、その先には広い空間に出る洞窟の出口らしき物が見えた。
「あれは・・・明るくないから外に出れる訳では無さそうだ」
「取り合えず、アッチに行ってみましょうよっ!」
自分達が今居る場所よりは僅かに明るく、深い谷底へと滝の流れる音が聞こえて来る方へと、スキルト・アイリア達は歩いて行く。
するとそこに広がる景色は広大な空間には谷、川、滝等が無数に存在しており、谷底の小さな川が幾つも合流する中央の湖には人家が20件程存在する小さな村が確認出来た。
その回りにも洞窟内に繁った苔を食べる緑色の牛の様な生物を飼い慣らす牧場と集落が無数に存在するのが見えた。
「チンピラ達の拠点かも知れないな」
「またっ!もう嫌よ!、私達が捕まったら殺されるか奴隷労働を無理矢理やらされるのかも・・・」
「おーいっ?おめぇ等、誰が奴隷労働させるって言うんだ・・」
スキルト・アイリアが地下空間に存在する無数の拠点を、見下ろしながら話をしていると洞窟の横から青いベストを着用し、背中にM24ライフルを背負った薄黄緑色の体色をしたカエル型の魔物が現れた。
「誰だっ!君は?」
「何者なのよ?」
「いや?それは此方が聞きたい事何だけどよ」
「そうだぜ、先ずは自分から名を名乗りな、坊っちゃん、嬢ちゃん・・」
スキルト・アイリア達が突如何処からか現れたカエルの魔物の姿に驚いて居ると、上空からピンク色のコウモリ型の魔物も羽をバタつかせて増援に現れた。
「しまった、チンピラ達に見つかってしまった?」
「もう、私達の旅は終わりね・・・」
挟撃されたと思ったスキルト・アイリア達は、悲痛な表情を浮かべて、仕方無く両手を上げて降参のポーズを取った。
「はぁ?何を言ってるんだ・・・」
「?・・・俺達は、チンピラでも、ヤクザでも無いぜ」
しかし、そんな二人の態度を見たカエル型の魔物も、空を飛ぶコウモリ型の魔物も何を言っているんだと頭に?マークを浮かべた。
「アイリア・・コレは、ひょっとして?」
「モンスタータウンの時と同じかもね?」
「あんたら、兎に角チンピラとか、盗賊じゃあ無さそうだな?」
「俺達は自警団員だ、このチッカ・ドォークッツ・タウンのな・・」
スキルト・アイリア達の会話を聞いた二体の魔物達は、自分達は二人に対して村の自警団員だと言って安心させる為に説明する。
「俺は、自警団門番のクウェル・フロッグだ」
「俺の名前は、紅森・バットだ・・宜しくな」
カエル型の魔物と、コウモリ型の魔物は自らの名前を丁寧に名乗り、二人に敵意は全く無い事を伝えようとした。
改稿が終わるまで暫くは、アポカリプスを進めますよ。




