熊との対決は終了した・・・ 完全に終わったわ・・・
瓦礫の山に埋もれてしまった巨大熊、そして本当に巨大熊が死亡したのか、様子を確認しようと巨大熊が下敷きに成っている瓦礫の側まで近付くスキルト。
「・・?・・・」
『ガアーーー』
その時スキルトに掴み掛かろうと巨大熊は、瓦礫の中から真っ黒い体毛に覆われた太い右腕を伸ばした。
「うわぁーーー!?」
『バタン・・・』
だが伸ばした腕は力無く道路に落ちて直ぐに動かなく成ってしまった、巨大熊は最後の力を振り絞り、スキルトを握り潰さんと腕を伸ばしたが力足りずに事切れたのだ。
「や・・やっと一息つける・・・」
「スキルト、そうでも無い見たいよ?」
驚いて立ちすくんだまま硬直して動けないで居るスキルトは、後ろからアイリアが不穏な言葉を喋ったので振り向くと、彼女は気まずそうな半笑いを顔に浮かべ、道路の奥から弾装を交換したり、銃口を此方に向けるチンピラ達を見つめていた。
「貴様らかぁ?」
「俺達の仲間を殺したのは・・」
「どうなるか分かっているよなぁ~~」
「皮を剥いで、肉を削ぎ落としてやる」
AK47、AKM、AK74、AN94、を構えたチンピラ達は二人を撃ち殺さんと一斉射撃を開始した。
『ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド』
「うわあーーーーーーーーーーー!?」
「いやあ~~~~~~~~~~~!!」
集中砲火を浴びたスキルト・アイリアは急ぎ、銃撃してくるチンピラ達とは反対方向に走り、ハイウェイ下の道路を二人並んで逃げ出して行く、時折自動車の残骸の陰に隠れながら。
「あわわわわわわわっ!」
「逃げろぉ~~~~~~」
逃走するも背中に集中する銃撃を気にして自動車の陰から陰にと、攻撃を避けつつ移動しながら逃げるせいで、素早くトンズラする事が出来ないスキルト・アイリア達は、徐々に集団で追いかけて来るチンピラ達に包囲されそうになる。
「もう駄目なのかっ?」
「諦めないで、スキルト」
再び大型トラックの陰から走り出す二人、だが彼等を執拗に追撃するチンピラの大集団も獲物である二人を、そう簡単に見逃してくれる程甘くは無い。
『ドドドドドドドドドドドドッ!』
「アイリア、諦めないでって!?」
「スキルト!?・・って、あぁ~~」
銃弾が飛び交う中、ハイウェイ下の道路を走る、スキルト・アイリア達は突然路上に出来た大きな穴に気がつかず、つまづいて落ちてしまう。
「どうすれっばぁ~~~~」
「知らないわよおーーーー」
前をちゃんと見ていなかった二人は、アホ見たいに叫びながら道路に出来た亀裂の底へと落下して行ってしまった。
「しまった!!」
「くそ、逃がしたかっ!」
二人を追いかけて来たチンピラ達は深い亀裂の底に落ちて、姿の見えなく成ってしまったスキルト・アイリア達の事を諦めて拠点へと帰って行った。
・・・・・・
一方その頃、二人は薄暗い地下洞窟で気絶していた、そして深い眠りから意識を取り戻し掛けたスキルトの耳に、耳障りな水の流れる音が聞こえてきた。
『~~~~~~~~~~~~~~』
「!・・ここは何処だ?アイリアは・・」
それは地下洞窟を流れる川の音であり、気を取り戻したスキルトは自らが川の畔に流れ着いた事を確認した、そして直ぐに大事な相棒であるアイリアを探すが。
「うう・・!」
「アイリア、無事か!」
苦悶の表情を浮かべて、ダルそうにカラダを丸めて眠るアイリアに対し、スキルトは無事かと声を掛けるが。
「うぅんっ!スキルト・・いやん♥あっ♥そこわぁ~~♥、大好き、好き、好き、好き、好きィ~~」
「なっ!アイリア、確りしてくれっ?」
変な一人言を呟く、アイリアの体を揺らすスキルトであったが、当の熟睡中の本人は体を揺さぶられる度に、変な言葉を口から出しまくる。
「アイリア、頼むから起きてくれぇっ!」
「?・・・あら、スキルト、御早う?」
恥ずかしい言葉を口から出し続け、眠ったまま目を覚まさないアイリアの体を激しく揺さぶるスキルトの声に反応して、遂に目を覚ましたアイリアは寝惚け眼で朝の挨拶をした。
「アイリア、やっと起きたね?勿論今は朝じゃあ無いよ、と言うか?今居る場所が何処なのかも分からないし、時間も分からないんだ・・」
「はぁ~~?どういう訳よ、チンピラ達は・・・」
スキルトの説明に対し、寝起きで頭が重く感じ惚けっとした表情を浮かべるアイリアは周囲を見渡し、今居る場所が川が流れる地下洞窟の中で有る事を確認した。
「僕等はチンピラの大集団に追われて、亀裂に落ちた後、ここまで流されたんだよ」
「でっ?・・今は地下水脈の側に居ますと言う訳ね・・」
今までの経緯を思い出して頭の中で整理して考えたスキルトの推測に対し、アイリアはそうかも知れないと納得した。
重要な?お知らせです、イモータル第二部は改稿作業に入るので暫くは休載します、御迷惑をお掛けしますが何卒ご容赦を。
話自体はネタが尽きてはいないので、改稿作業が終了しだい再び投稿したいと思います。




