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ミイラ青年と肉塊少女  作者: ◣₤▧₪▣◢◤◆◥◤₡でぶにゃーちゃん


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弓を使って不意打ちだっ!  これでチンピラ達の拠点も脱出ねっ!?

コンポジット・ボウを手に入れたスキルトは矢筒を探して小屋の中を見渡す、そこにはミニ・ベッドを中心に、木箱、ドラム、工具箱、宝箱が設置して有り所狭しと並ぶ。



・・・宝箱が怪しいな?・・絶対に彼処に入っているな・・・


矢筒を探してスキルトは彼方此方に目を向けると、やはり宝箱の中が怪しいと睨み中身を調べる為に両手で蓋を開いた。



「中身は・・・?・・」


宝箱の中身を調べたスキルトが目にした物は、23連邦ドル、M16用の弾装3個、AK47用の弾装4個、等の金と弾装しか無く目当ての矢筒は見当たらなかった。



「矢筒が無いな・・・困った?」


仕方が無いので他の場所に矢筒が閉まってあると思ったスキルトは、木箱や工具箱を調べるが何処にも矢筒は入って無かった。



「どうしたの?」


「矢筒が見当たらなっ?・・それ何で持ってるの!」


工具箱を調べ終えスキルトの背後から声を掛けるアイリア、彼女の手には十数本の矢が入った矢筒が握られており、それを見たスキルトは何故彼女が持っているのかと驚く。



「ミニ・ベッドの下に有った、小さなプラスチックの箱に入っていたわよ?」


「そんな所に有ったんだな・・気がつかなかったよ」


矢筒を手渡すアイリアの言葉に、スキルトは思いもよらない場所に閉まってあるとは、微塵も考えつかなかったと答えた。



「さぁ、早くビルタウンに行こうっ!」


「ええ、この場所から抜け出ましょうっ!」


非常に便利な消音武器成らぬ、無音武器を手に入れたスキルト・アイリア達は、このチンピラだらけのハイウェイを抜けて、目的の町ビルタウンを目指し、バラック小屋から出ていく、勿論小屋の入口から左右を目視してチンピラ達が居ない事を確認してからだが。



「よし、外には誰も居ない」


「アッチに行きましょうっ」


バラック小屋から出るスキルト・アイリア達、二人はスラム街の中を見張りに立っているチンピラや、狭い道を千鳥足で歩く酔っ払ったチンピラを避けつつ、樽や弾薬箱が置かれた汚くゴチャゴチャとした道を進む。


酔っ払いのチンピラ達はガヤガヤ喋りながら歩いているので、遠くからでも大きな声が聞こえて来るので直ぐに分かった、一方の見張りのチンピラ達は黙って立っているので何処に居るのか分からず、下手をしたら鉢合わせする可能性が高かった。



「敵が多いな?それに見張りが何処に居るのか全く分からない」


「厄介よね、他の隠れて進める道が有れば良いのにね?」


そう話合いながら慎重にチンピラ達と出くわさない様に歩くスキルト・アイリア達、彼等はチンピラが前方から来る度に樽や弾薬箱の山等の物陰に隠れてやり過ごす。



「また、見張りだ?」


「またぁ~?」


二人が通る道の遥か先には見張りに立っている56式2型歩槍を構えたダブルモヒカンの緑色のTシャツを着て黒い短パンを履いたチンピラが居た、他に道が無く迂回する事すら出来ないスキルト・アイリア達は物陰に隠れてチンピラを観察する。



「アイツは僕が殺る!」


「お願いねっ」


真剣な表情でコンポジット・ボウを構えるスキルト、彼は背中の矢筒から矢を一本取り出すとチンピラに向けて狙いを定める、それを横から見つめるアイリア。



「スキルト、弓を射った事は有るのかしら?」


「何か有る様な気がするんだ・・・アンデッドに成る随分前かな?・・微かに記憶に残ってる」


アイリアの問いにスキルトはそう答えると、コンポジット・ボウの玄を引いて矢を射った、その矢は真っ直ぐ狭い道を飛翔してチンピラの喉を射ち抜いた。



「がはっ!?・・・」


突然!喉に矢が刺さった見張りのチンピラは、一瞬だけ目を見開き苦しむと前のめりに倒れ絶命した、その様子を見ていた二人は早々と駆け出していく。



「よし、持ち上げよう」


「ゴミ箱に隠しましょう」


スキルトは頭を持ち、アイリアは足の方を持ち上げて、チンピラの死体を狭い道の端の片隅に設置してあるゴミバケツまで運び、蓋を開き中に強引に押し詰めた。



「これで良しっ!次に行こうか」


「後少しでスラム街は終わりよっ」


ゴミバケツの蓋を閉じたスキルトは弓を構えながら狭い道を進む、その後ろには背後からチンピラが来ないかとアイリアが警戒しながら歩く。


ビルタウンを目指す二人は後少しでチンピラ達の拠点を抜けられる所まで来ていた、しかし彼等の行く手に【アイツ】が来るとは、二人共この時想像もつかなかった。


次回でチンピラ辺のボスキャラ登場する・・・かな?・・・

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