再び巨大熊から逃げる! アイツは熊として、デカ過ぎよっ!
「ガァーーーーーーーーーー!!」
「うわぁ?」
「きゃあっ・・て?」
ハイウェイに響き渡る巨大熊の咆哮を聞いて腰を抜かしつつも何とか走って逃げようとする二人、スキルトは驚いたまま走り、アイリアも驚いたが何か様子が変だと後ろを振り向く。
「うん?」
「どうしたのっ!アイリア?」
振り向いたアイリアの目にはハイウェイ下を凄まじい速度で走り、遠くに見えるデザートキラースコルピオンに襲い掛かろうとする巨大熊の姿が写った、そしてスキルトは後ろを振り向いているアイリアに声を掛ける。
「アレを見て」
「ん?・・」
アイリアの指差した方向を見つめて、巨大熊がデザートキラースコルピオンに襲い掛かり、硬い殻を鋭い爪で引き裂き肉を貪る場面を眺めるスキルト。
二人が遠くから恐る恐る巨大熊の獲物を貪り、肉に食らい付いている様子を暫く眺めていると、やがて巨大熊は獲物の肉を食らい尽くして満足したのかハイウェイから離れて砂漠を横断して都市の方へと向かって行ってしまった。
「私達が見つかった訳じゃあ?無かったのね、ハア~しんどっ」
「だね・・ふぅ?あ~~驚いたな」
アイリアは腰を曲げ両膝に手を付けてハア~と溜め息を吐き、スキルトは天を扇いでガックリと肩を落とした。
「何だか?疲れたんだろうか、お腹が減って来たよね」
「そうよねぇ~弁当でも食べますかっ!」
腹を擦るスキルトの突然の提案に元気な声で賛成するアイリア、彼等は砂漠からハイウェイの下まで戻り、そこでお昼御飯を食べる事にした。
「それじゃあ、頂きます」
「それじゃ、いっただきま~~すっ!」
スキルトは袋の中からロースハム+レタス卵サンドを取りだし、アイリアは玉葱&コーン・チーズパンを取りだし頬張る。
「ふむふむ・・美味しいなっ」
「う~~んっ!美味しいぃ~~」
幸せそうな表情でパンを頬張るスキルト・アイリア達、更に喉が渇いた二人は水の入ったペットボトルを取りだして腰に左手を当てて一気にゴクゴクと飲み干した。
「ぷっは?はぁ~」
「ぷっはあぁ~~」
スキルト・アイリア達は水を飲み干した後は二人共、背中合わせに座り込んで再び休んだ。
「しかし、大きな熊だったなぁ」
「前見た時も、そう思ったわね」
スキルトは巨大熊の体格と恐ろしい形相を思いだし、アイリアは悪夢の如くチンピラ達が紙の様に切り刻まれていく様子を思いだした。
「あんなのとは、二度と戦いたく無いよ」
「私も同意見よっ!どぉー意見っ!」
スキルト・アイリア達は巨大熊の恐ろしさを思いだした所で、再び巨大熊が戻って来たらマズイと考えて、疲れた体に力を入れて立ち上がると目的地のビルタウンを目指してハイウェイ下を進む。
「また奴が来る前に歩かなきゃあねっ?」
「そうしないと、次に奴の胃袋に収まるのは僕等って事になるな・・」
ハイウェイの先へと移動を開始した二人の前には沢山の自動車が並ぶ、その自動車は破壊された物と見た目の損傷の少ない車に分けられた。
ボロボロの赤色の乗用車と黒い軽トラの間を通り、その先で横転している中型トラックを横切るアイリア。
錆び付いた白い軽自動車とタンクの破損したタンクローリーの間を進んで、道を塞ぐ邪魔な青い乗用車のボンネットの上を進むスキルト。
「この車の中で乗れる物は有るかな?」
「?・・それはどうかな~~」
二人共並んで青と白い塗装のパトカーの間を歩いていると、不意にアイリアは目の前に写る大量の自動車を見ながら呟く、その問いに対しスキルトはどうかな?と曖昧な返事を返した。
「アイリア?ここの車の見た目は、それほど壊れて無くても中身は錆び付いて使い物には成らないよ」
「う~~やっぱ駄目かぁ・・何れか無事な奴が有れば、乗って見たいんだけどねー」
車が使い物に成らないで有ろう事を丁寧に説明するスキルトと、やっぱり駄目かと落胆するアイリア、二人は左側から吹く砂と熱風と日陰の涼しい空気の混ざった生暖かい風を受けつつハイウェイ下を何処までも進んだ。
またまたツイッター止めた、フォロワーの方々には申し訳無い、難民関係で下手な事を呟くのは控えといた方が良い。




