町から出たよ また冒険の旅路へ
「風船お化けさん、行ってしまったね?」
「そうだね?取り合えずは、彼の言葉通りにハイウェイまで行って見ようよ」
アイリアとスキルトは町の出口から出て、都市の左側に位置するハイウェイまで向かう事に決定した。
「さぁ~て!スキルト早く行こっ!」
「ああっ?アイリア待っててばっ!」
走って行くアイリアと、それを追い掛けるスキルト、二人はあっと言う間に町の出口へとたどり着いた。
「よし、ここからは歩きましょう」
「そうしようね?疲れるから・・」
走り疲れたアイリアとスキルトは、出口からは歩いて進む事にした、そして二人は町の自警団員が見守る中を町の外へと向かって行った。
「食料以外に何を買ったっけ?」
「水よ!水!・・喉が渇いたら死んじゃうでしょっ?私達は」
町の外へと出ると都市へと近付いて行き、都市の奥へは行かずに迂回して左側のビル沿いの道路を進む二人、そしてスキルトはふと何を買ったか?と呟くとアイリアは水を買ったのだと騒ぐ。
「死んじゃうのかな・・・僕たちも?」
「?・・・聞いてるのっ!ねぇスキルト!ねぇってば!」
隣で煩く騒ぐアイリアを余所にスキルトは一人思案する、彼は頭の中に浮かんだ疑問は実際にはどうなるのかと思う。
・・・僕たちはアンデッドだよ?・・水を飲まなかったら?・・・もしかしたら二度目の死を迎えるのかな?・・『ねぇっ!』
「うわっ!?」
一人思案するスキルトの直ぐ目の前の鼻先に、突如として可愛らしい少女の浅黒い顔が飛び込んできた。
「うぅ~?アイリア・・・脅かさないてくれよな」
「スキルトが、ちゃんと返事をしないからでしょっ!」
口から溜め息を吐くスキルトと、ちゃんと返事をしてと怒るアイリア、二人は賑やかに騒いで灰色の焼け焦げた都市と黄色い砂が風で飛び散る砂漠に挟まれた道路を進む。
一見すると風で飛び散らされる砂粒は美しく涼しそうな光景に見えるが、実際にはその光景は砂漠の蜃気楼の如く、まやかしであり、熱風が吹き荒れる中で太陽の光に熱せられた砂粒が火の粉の如く舞い上がっているのだ。
「涼しいねぇ~」
「そうねぇーー」
そんな事等、露知らずにビルの日陰に包まれた道路を歩くスキルト、アイリア達、二人の進むビルの日陰で太陽の日光から守られた道路には涼しいそよ風が吹く。
「はぁ、ここからは砂漠が続いている」
「ハイウェイまでは遠いわね・・」
涼しいそよ風が吹いていたのも束の間、二人の前には都市のビルが途切れ、遠く向こう側に見えるハイウェイまで続く砂漠を横断する道路が有った。
スキルトとアイリアは熱い砂漠を通らなければ成らない事に対して文句を言いたいが、そんな事を言っても意味が無いので仕方無く砂漠に挟まれた道路を歩いて進む。
「はあぁ~~熱ぅ~いっ?」
「熱いね?・・・・・」
『ズザッ』 『ザバッ』
蒸し暑さでは無く本当に余りの熱さに耐えきれず根を上げる二人、そんな苦しんでいる二人の左右からデザートキラースコルピオンが突如出現した。
「こんな熱い時に敵がっ!?勘弁してよぉ~~」
「アイリア、武器を取らなきゃっ!文句を言ってる暇は無いよっ!」
敵の奇襲を面倒くさがるアイリアと、楯を構え腰からサベージを抜き取るスキルト、二人が対峙するデザートキラースコルピオンは、ミニフォートスコルピオンより体が大きく一台の自動車程の体格をしていた。
「早く、くたばってよ!」
『バンバン』 『バンバンバン』
「そうしてくれると僕らが助かるよねっ」
『バンッバンッバンッ』
アイリアは右手にユーベル・ルガーを、左手にM39を持ち弾丸を右側から襲い掛かってきたデザートキラースコルピオンの頭部に撃つ、スキルトもサベージの10ミリ弾を左側から迫るデザートキラースコルピオンの胴体に撃っていく。
『カンカンッ』『カンカンカン!』
『カンカンカンッ!』
アイリアとスキルトの撃ち放った銃弾は全て、デザートキラースコルピオンの硬い殻に跳ね返されてしまった、どうやら?デザートキラースコルピオンは見た目だけでは無く殻もミニフォートスコルピオンよりも硬いらしい。
『ガタガタガタガタガタガタ!』
『ガタガタガタガタガタガタッ』
そして二体のデザートキラースコルピオンは、スキルトとアイリア達を食い殺さんと素早く駆け寄って来た。
ふざけた東大生に勝つまで書くぞっ!




