夜は長い?・・・ 熱々のシャワーを浴びるわよ
「じゃあ?スキルトは私と協会で結婚式をしたら一緒にお風呂に入ったりキスをしたりしてくれるの?・・」
「えっ?・・あっああ勿論だよ、したらね!そりゃ・・良いよ?・・・」
アイリアの言葉に対し歯切れの悪い答えを返すスキルト、彼は取り合えず今の所は?はぐらかして置こうと考えて適当に言葉を濁す。
「そっ・・それよりも熱々のシャワーを、浴びて早く寝ようよ?」
「う~んっ?・・それもそうねぇー?・・じゃあ私先にお風呂に入ってるからね」
スキルトは話を剃らすのに成功し、熱々のシャワーを浴びる為に風呂場を目指して、部屋の入り口の側の脱衣室まで歩いて行くアイリア。
「はぁ~・・・取り合えずは安心だ?」
一人丸いカフェテーブルの席で溜め息をついたスキルトは、急激に襲ってきた眠気に負けて寝てしまう。
「あ?・・・寝て・・し・・・・」
彼は再び朝まで寝てしまう、そしてお風呂から上がってきたアイリアは先に寝てしまったスキルトを見ると、
「ありっ?・・先に寝てしまったの?」
と言って寝てしまったスキルトを起こさぬ様に、アイリアは静かに歩きベッドまで行くとそこで彼女も朝までぐっすりと寝てしまった。
「あっ!もう朝か・・・」
「んん~?起きたのぉ~?スキルト・・」
カフェテーブルに突っ伏した状態で目覚めたスキルトと、ベッドの上で白いシーツにくるまり、気だるそうに欠伸をしながら目を覚ますアイリア。
「ああ、ってアイリア!その格好は!!」
「?・・どしたの・・・」
目を覚ましたアイリアは裸にシーツが一枚だけと言う刺激的な格好をしており、そんな刺激の強い格好を見たスキルトは顔を赤くして直ぐに目を閉じる。
「アイリア!その格好は駄目だよ!服を早く着てくれよっ」
「ええ~まあ、スキルトがそう言うなら、良いよっ!」
スキルトがそう言うと素直に襤褸い服を着て腕と足に灰色の布を巻いて、着替えていくアイリア、彼女が着替え終えて装備を整えるとスキルトは昨日寝過ごしてお風呂に入っていない事を思い出した。
「そういや?お風呂に入った記憶が無い、今入るか?・・・」
「スキルト、ちゃんとお風呂に入らなきゃ駄目だよーー」
風呂に入った記憶が無いと言ったスキルトに、アイリアはちゃんと入らなきゃ駄目だよーと言って彼の背中を楽しそうに押してお風呂場まで強引に押して行く、
「ちょっ?アイリア、自分で行くから」
「じゃ~あっ!シャワーを浴びてよっ」
アイリアに背中を押されて風呂場に押し入れられたスキルトは、カランを回して熱いシャワーの湯を出して頭から全身に気持ちの良い湯を浴びて体中に、こびりついた垢と汗を流す。
「ふぅ~~?・・もうそろそろ出るか」
風呂場の扉を開き体をバスタオルで拭くと直ぐに着替えるスキルト、彼は服と鎧を着てブロードソードが収まっている鞘とサベージを容れたホルスターが付いたベルトを締め、丸楯を左腕に装備するとアイリアの待つ部屋のカフェテーブルまで向かう。
「風呂に入ったら、サッパリして気持ち良かったでしょ?」
「そうだね、アイリア・・さて部屋を出て一緒にフロントに行こうか」
声をかけてきたアイリアに、そうだねと返事を返したスキルトはフロントに向かおうか?と提案するが、
「髪の毛は乾いて無いでしょ?」
「ああ~そうだった?・・まだ暫くは待つか・・・」
アイリアが髪の毛が乾いて無いわよ?と気が付くと、スキルトも髪の毛が少しだけ乾いて無いのを気にしてドライヤーで髪を乾かそうと風呂場に戻って行った。
「もぉ~~少し抜けているんだからぁ~」
アイリアは風呂場まで戻るスキルトの背中を呆れた様な表情で眺めると、口から自然と愚痴が溢れた。




