結局一緒に寝泊まりか・・・ 一緒に寝泊まりよっ♥
アイリアの相部屋じゃあなければ駄目と言う我が儘に押しきられたスキルトは部屋の扉を開けて中に入る。
中に置いてあるのは大きなベッドと、その両脇の木製の棚と共に茸型の電機スタンドが供えて有り、中央にはカフェテリアに有るような白い丸テーブルと白い椅子が4個が置いてあった。
部屋の窓は大きくカーテンの柄の模様は花柄であった、二人は取り合えずテーブルの上に荷物や装備等を置くと、歩き続けたり戦いの連続で疲労困憊だったのか?ベッドの上に勢い良く倒れ込んだ。
『バタッ!?・・』 『ボフッ!!』
「つっ疲れた~~~?・・・」
「ああーーー疲れたわぁ~~~~?」
疲れ果てた体をふかふかのベッドに預けてくた~とする、スキルトとアイリア、二人共そのまま深く眠ってしまい暫くの間熟睡した。
「ん・・・んん!!何か音が聞こえる?」
「ふん!?・・どうしたの?・・」
耳に入ってきた何かの音のお陰で夜中に目の覚めてしまったスキルトとアイリア、夜の部屋には明かりがついており、二人共電気を消し忘れた事に気づく、そして二人は音の聞こえる方に歩いて行く、
「行ってみよう?」
「そうね?行ってみましょう・・」
スキルトとアイリアは音の聞こえて来る部屋の外に扉を開いて廊下へと出てみると、向かい側の部屋の扉が僅かに開いており、そこからは声が漏れて来ていた。
「コーリャ!!会いたかった・・ずっと、ずっと会いたかったよ!!」
「クスッ♥私もよっ・・ハリウス・・」
廊下の扉まで足音を立てずに進み中を覗いたスキルトとアイリアは、そこでコーニィが眠っている行商人ハリウスの肩を揉んで話し掛けている姿を見た。
「お母さん?・・・どこ?・・・どこに居るの?僕のお母さん・・・グスッ!?」
「ここよっ!私のとっても可愛い~可愛い~息子♥」
夢の中で母親を探して居るのか?寝言で、お母さんと言って泣き続けるヨーゼルに、コーニィは頭を優しく撫でる。
その後はコーニィは子守り歌を歌い、その部屋中に広がるのは夫への優しさと息子への愛情が、たっぷりと詰まった不思議なメロディーの歌声だった。
『眠れ~~良き夫よぉ~~夜の闇で疲れを癒せ~?・・眠~れぇ~我が坊やぁ~夜の夢の中で体を休めてぇ~~?・・』
美しい歌声を披露するコーニィの背中から桃色のオーラの様な靄が現れて眠りこけるヨーゼルとハリウスを包み込んでいた。
「あれは?・・・」
「いったい何なのよ?」
開いた扉の隙間から中をその光景を覗いていたスキルトとアイリア達、するとベッドの下からキィーキィが出てきた。
「きぃ~~~~!!」
「あらあら?あなたを起こしてしまったのかしら」
突如飛び出してきたキィーキィにそう言うと、コーニィはスキルト達の方にも目を向けた。
「スキルト君にアイリアちゃん、そこに隠れて居るのは分かっているのよぉー?」
「あっ!スミマセン盗み聞きするわけじゃ無かったんですが・・・」
「って言うか、二人に対して何をしていたの?・・魔力を使ってた見たいだけど?」
コーニィに見つかったスキルトは素直に謝り、アイリアは何をしていたのか?と問い詰めた。
「それはね?・・ここでは二人の目を覚ましてしまったら可哀想だから別の部屋で話をしましょうか・・」
コーニィはそう言ってハリウスとヨーゼルが眠りこける部屋を出て、少し離れた空き部屋へ、スキルト、アイリア、キィーキィを連れ案内しながら向かおうとする。
「どうする?・・・黙ってついて行く?」
「それしか無いんじゃ?・・」
コーニィについて行くのは危ないのでは?と思うアイリアに、スキルトは今はついて行くしか無いと言って歩く、こうして奥の空き部屋コーニィに先導されたスキルト達は部屋の中に入って行った。




