親子の再開だっ! 良かった良かった・・・
「お父さんっ!?」
「ヨーゼルっ!!」
ヨーゼルとその父親である行商人ハリウスは、やっと再会できた事を二人共喜んで抱き合う、それを羨ましそうに微笑みながら青い目を細めて眺める金髪のメイド服を着たサキュバス。
「感動的な親子の再開場面ね♥」
まるでヨーゼルの母親か女神の如く微笑み続けるサキュバスも、親子二人の再開を喜び呟いた。
「良かったわ~~ヨーゼルのお父さん生きて居たのねぇ~~」
「はぁ~~疲れたーーー・・・」
「きぃ~~~~~・・・」
ヨーゼルが父親と再開できた事に安堵して一気に疲れが出てきたアイリアとスキルト達、そしてキィーキィも疲れていたので欠伸をして溜め息を吐く。
「あら?・・貴方達はお客様よね、それにヨーゼルを無事に町まで送ってくれた恩人だし、今夜の宿代はタダって事で♥・・」
「えぇっ!!良いんですかっ!?」
「えぇぇ~~~良いのぉっ!?」
赤い角の生えたサキュバスは二人と一匹に宿代はタダにすると微笑んで言うと、そのサービスに喜ぶスキルトとアイリア達。
「あら?・・私ったら、お客様に名を名乗るのを忘れちゃってたわ?、私はコーニィこのホテル兼アパートのオーナーよっ」
赤い角の生えたサキュバスはコーニィと名乗り、このコーニィ・アパート&ホテルのオーナーだと説明した。
「僕はスキルト、で此方がアイリア、その後ろに居る可愛いお猿さんはキィーキィ」
「アイリアで~~すっ!」
「きぃ~~~」
自己紹介をするスキルトとアイリア、そして二人と一緒に鳴き声を上げてキィーキィも自己紹介の真似をした。
「それでは、お客様、御部屋へご案内致します・・どうぞ此方へ・・・」
「あっ!!待ってくれ、息子の命の恩人達に礼がしたいんだ」
スキルト達をホテルの部屋へと案内しようとするコーニィに、行商人ハリウスは待ってくれ息子の命の恩人達に礼がしたいと頼み懐から200連邦ドルを取りだして二人に100連邦ドルづつ渡す。
「息子を救ってくれてどうも有り難う、少ないけれど受け取ってくれ」
「もう捜索依頼の報酬は受け取っていますので・・」
「またお金を貰うのは気が引けるのよね・・・」
行商人ハリウスの報酬を遠慮するスキルトとアイリアに対し、ヨーゼルとコーニィは
二人に大金を貰えるだけの仕事をしたのだから遠慮なく報酬を貰って欲しいと説得する。
「二人は僕の命の恩人何だから絶対報酬は受け取って貰うよっ!スキルトとアイリアが居なかったら僕は魔物やロボットに殺されて居たのかも知れないからね?」
「そうよっ!二人は私の大事な人と坊やの恩人だから遠慮する事なく受け取って欲しいの?・・・」
絶対に受け取って貰うと譲らないヨーゼルと、魔物サキュバスで有りながら、まるで行商人ハリウスの妻であり、ヨーゼルの母親の様に振る舞うコーニィ。
「まあ、そこまで言われたら?・・・」
「素直に貰うしか無いわよね・・」
行商人ハリウス、その息子ヨーゼル、このホテルオーナーのコーニィに報酬を受け取る様に迫られた、スキルトとアイリアは最初は遠慮していたが三人の説得に負けてしまい渋々報酬を受け取る事を承諾した。
「それではお客様を、お部屋にご案なーいっ!♥」
スキルト達が報酬を受け取ると宿泊部屋へと皆を案内するコーニィ、彼女に皆ついて行き廊下の複数の扉の前まで来ると、それぞれの部屋をコーニィは説明する。
「右の部屋はハリウス、ヨーゼル、それとキィーキィちゃんの御部屋で、その向かい側の御部屋はスキルト君とアイリアちゃんのだからね?・・」
「はぁっ!?僕とアイリアは相部屋ですかっ!?」
「えっ?別に良いじゃない私達はパートナー何だからぁ~~」
コーニィの説明に驚き声を上げるスキルトと、相部屋で私達は一緒に寝泊まりするのは当たり前でしょうと言う顔をスキルトに向けるアイリア。
「いや?・・良くないよ年頃の少女が一つ屋根の下で男と寝るなんてっ!?」
「前にも一緒にベッドで寝たでしょう?、それに私はスキルトと一緒に寝泊まりしたいのっ!!」
アイリアを説得しようと焦るスキルトの言葉に対して、私は子供の様に駄々を捏ねて押しきろうとするアイリア、
「ううっ!分かったよ、仕方無いな・・」
アイリアに押しきられたスキルトは遂に諦めて、共に相部屋で一泊する事にした。




