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ミイラ青年と肉塊少女  作者: ◣₤▧₪▣◢◤◆◥◤₡でぶにゃーちゃん


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まだお父さんの所まで着かないな 着かないね?

「レーザーピストルは使えそうだよ?」


「ヨーゼルそれより死体を供養して上げよう?・・・」


レーザーピストルを見つけたと嬉しそうにはしゃぐヨーゼルに対し、スキルトは死体を埋めたり焼いたりする事は出来ない代わりに、手で十字を切るだけはして上げようと提案した。



「うん・・そうだよね?」


「供養して上げましょう」


ヨーゼルとアイリアもそうした方が、亡くなった行商人達の魂も天へ昇れると思い、行商人、傭兵、小型警備ロボットの残骸の前で三人は十字を切る、


都会猿も十字を切り供養する意味が分かり雰囲気を察したのか十字を切る真似をする。



「悪人だけど一応彼等にも・・・」


スキルトがそう言ってチンピラ達の死体に十字を切ると、アイリア、ヨーゼル、都会猿も十字を切る。


そして死体をトラックの荷台の中に片付け様とした時にスキルトは奇妙な事実に気づく、それはチンピラ達の体には弾痕は見つからず体はまるで鋭利な刃物で切り裂かれたかの様な複数の深い傷痕が体中に付いていたのだ。



「これは・・・まるで獣に切り刻まれた見たいだ?」


「さっきはアイテム探しで気付かなかったけど確かに変よね?」


チンピラ達の死体をトラックの荷台の中に運び終えたスキルトとアイリアは、改めて荷台の中に積み重ねたチンピラの死体に目を向ける。



「?・・・スキルトっアイリアっ大変だっ!!」


「きぃーーーー!!」


荷台の外に居たヨーゼルと都会猿は叫び声を上げて危険が差し迫っている事を伝えて来た。



「どうしたんだっ?」


「何があったのよ!」


急いで荷台の外に出たスキルトとアイリアそしてヨーゼルか指差した方向から巨大な熊が走って来るのが見えた。



「ヤバいっ!?」


「アイツは!!」


向かって来る巨大な熊にサベージとユーベル・ルガーの照準を即座に合わせて発砲するスキルトとアイリア、そしてヨーゼルもレーザーピストルを発砲するが、



「ガアーーーーー!!!!!」


体長四メートルも有る巨大熊は二人の拳銃による射撃も大した効果は無く、ヨーゼルのレーザーピストルの光線も体毛を焼くことすら出来なかった。



「このままでは食べられちゃう!?」


「どうしましょっ!!!」




拳銃による銃撃が大した効かずスキルトはひたすらサベージを撃ちまくり、アイリアはM70を構えて頭を狙って発砲するが、それも巨大熊に対しては効かず慌てふためく二人にヨーゼルが、



「二人共っこっちに?」


「きぃーーー!きぃーー?」


ヨーゼルと都会猿は近くの建物の扉を開き中に入ってと手招きをしながら二人を急かす、その扉を目掛けてダッシュで駆け出すスキルトとアイリア、



「ヨーゼルっ!いつの間にっ!?」


「って言うかっ!もう直ぐ後ろまでっ」


二人の背後から10メートル程の所まで迫る巨大熊、そして二人が扉にたどり着き中に入ると、直ぐ様ヨーゼルと都会猿は扉を閉める。



「それじゃあっ鍵は掛けられないっ!!」


「もっと建物の奥に逃げましょうっ!!」


巨大熊の襲撃に焦るスキルトとアイリアはそう言って、ヨーゼルと都会猿を急かして三人と一匹で建物の廊下を走り抜ける。



「奴は?・・」


「諦めた??」


「やったぁ!」


「きぃ~~?」


スキルト、アイリア、ヨーゼル、都会猿の三人と一匹は、廊下の突き当たりまで来ると立ち止まり安堵の溜め息を吐くが、



「ガアアアアァァァァァァァーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」


突如!?前方の廊下の壁が、ぶち破られ外から巨大熊が建物内に乱入して来た。



「うわぁーーーーー!?」


「きゃあぁ~~~~~~」


「うあ~~~~~~!!」


「きぃーーーーーー!?」


スキルト、アイリア、ヨーゼル、都会猿は皆揃って巨大熊とは反対方向に走り出す、それを巨大熊は餌を逃がして堪るかと凄まじい勢いで猛追してきた。



「ガアーーーーーーーーーー!!!!!」


巨大熊は何処までも三人と一匹を追い掛けて走って行った。

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