農場主の正体は?
どうやら?中から聞こえてきた声は農場主のサージラとイテリフの様だと、二人は思い扉を叩いた。
「はいっ?何方ですか~~」
「誰なんだ?」
扉が開き中から二体のてんとう虫が玄関の前に出てきた、それを間近で見てしまった二人は、
「うわっ害虫だっ!?」
「駆除しなきゃっ!!」
害虫が家の中まで押し入ったと思い、腰からブロードソードを引き抜くスキルトと、ホルスターからM37を抜き取るアイリア達。
「ごっ強盗!?」
「なっ何だよ!」
家の中に居た、てんとう虫は雄と雌のつがいらしく、何と言葉を話したのだ、そして二人はもしかしたら?この二人がサージラとイテリフなのではないかと思うスキルトとアイリア、
「あのぉ・・もしかしてお二方が?、此処の農場主のサージラさんと、イテリフさんですか?・・・」
「・・・です・・か?」
気まずそうにスキルトとアイリアがそう聞くと、此処サボテン畑の農場主である昆虫型モンスターのサージラとイテリフも二人が害虫駆除に訪れたハンターである事に気付いた。
「貴方達はもしや?」
「駆除のハンターか?」
昆虫型モンスターの夫婦も、二人が強盗では無くて害虫駆除のハンターだと分かると
互いの誤解を解いて話し合う。
「いやーまさか貴方達が農場主とは失礼しました、本当に申し訳有りません」
「貴方達夫婦は昆虫型のモンスターだったのね?誤解をしていたわ、ご免なさい」
スキルトとアイリアが椅子に座りそう言うと、
「私達こそ駆除のハンターの方々に」
「強盗何て失礼な事を・・・」
サージラとイテリフも二人の無礼を赦して
畑を守って貰う事を頼む、この夫婦に取っては二人の無礼は些細な問題であり、害虫によるサボテン畑の作物が食い荒らされる事の方が重大な事案であった。
「それで家の畑に毎晩現れる害虫を駆除して欲しいのです」
「害虫は夜に成ると畑のサボテンを食い散らかして行くから困るんだ」
困り果てた表情でサージラとイテリフは、二人に害虫駆除を頼み込む、それを勿論請け負いますよとスキルト、アイリアは駆除を引き受ける。
「それで?・・何処で見張れば宜しいのですか・・・」
「私達が害虫を、やっつけるのに良い場所は?」
どの場所で害虫が来るのを待てば良いかと聞くスキルトとアイリアに対し、サージラとイテリフは夜間に畑の側の井戸の場所で待機して欲しいと言った。
「害虫達は夜間に襲撃して来るのよ、私達は夜は寝ているし・・・」
「夜間は視界も悪くて危ないしな・・」
サージラ、イテリフ夫婦は二人にら夜間の畑の警備をして欲しい事を伝える、その事を聞いた二人は、
「昼間は大丈夫なのですか?」
「そーそー朝とかっ?」
夜間だけではなく昼間は良いのかと質問する二人に対して、サージラとイテリフ夫婦は答える。
「昼間は私達が作物を育てながら見張りもしているし、害虫がくれば猟銃で追い払えるけれど・・・」
「自動ターレット(機銃)も有るけど夜中は奴等の数も多くてね・・」
夜間の害虫の数が大勢で襲撃して来る事を伝えるサージラとイテリフ夫婦、そして今は夕方だからとスキルトとアイリアは一旦町に戻る事にする。
「では僕たちは1度町に戻りますので7時頃に此方に戻り畑の警備に付きます、ではこれで・・」
「今日の夜は枕を高くして安心して寝ていてね・・」
スキルトとアイリアは1度町に戻る事を告げるとサージラ、イテリフ夫婦の家から出ていき町へと歩いて行く。
「大丈夫かしら?まだ若い子達だし」
「大丈夫だろう、彼等ならミニ・フォートスコルピオンの群れもやっつけてくれるさっ」
玄関から出ていった二人のアンデッドの事を心配するサージラ、イテリフ夫婦、その間彼等は、
「時間まで何をする?」
「お金もないし?・・する事もないし」
そう言って町に向かうスキルトとアイリアはトボトボと歩いて行きやがて町まで着いた。
「たっ!・・大変だっ!!砂漠狼の襲撃だあっーー!!」
肩に猟銃を担いだ虎男の獣人が町の中まで騒ぎながら走ってきて、複数の魔物達が銃と刀等で武装して町の入り口とは反対側の方へと走って行った。




