7話 試験の時間
俺と紅葉のいざこざから、3日ほど経った、
紅葉も生徒達と和解[強制]をしたようで仲良くやっている、そして、もうすぐ今年1回目の昇格試験がある。Sクラスはもう上がることはないが、ZクラスはDクラスへの昇格がかかっている…と思っていたのだが、学園長に、
「SクラスとZクラスのクラス移動はないからそこんとこよろしくー」
と、試験2日前である、今日言われた、もっと早く言えよこの老害、まぁ多分まだ30代くらいだろうが、
とりあえず俺はこの旨をZSクラスの皆に伝えた、思っていた反応と違って、皆安心したような反応だった。
「よかったぁ、先生の授業わかりやすいから先生変わんのいやだったんですよね」
「もう、このメンバーで定着してるから今更メンバーが変わるとか考えられないっすね」
などなど、そういう声があった、だが昇格試験には全員の参加が義務付けられている為、昇格したくなかろうとも参加はしなければいけない、まあ、最近は皆、俺のパンチを10発は耐えられるようになって来ている為、落ちるという事はないだろう、試験の難易度もそれほど高いというわけでもないらしいしな、もうそろそろ第一段階に移ってもいいのかもしれない、え?何言ってるんだ、今までやっていたことは第一段階に移るための準備でしかないのだ、フフフ、これからはもっと厳しくしていくぞぉ?と俺は心の中で呟いた、
「という事で試験前日、という事で君たちのコンディションチェックをしたいと思いまーす」
コンディションチェックという名の、模擬戦だ、生徒達全員対俺1人で戦うという、1人1人やっていくのが面倒くさくなってしまいこのような方式になった、
「おっと……」
やばい、やっぱ皆最初の頃に比べてクッソ速くなってる、前の調子のままやっていたら、俺が負けるな
「千秋さん!桃矢さん!未来さん!ちゃんと皆の援護して!ワンテンポ遅れてるから!」
俺はそう言いつつ、悠真さん、美紀さん、楓さんの攻撃をいなして、裕美さんと幡谷さんに近づいていた、裕美さんのせいで息ができなくなっていて、幡谷さんのせいで身体が重い重い、しかし、2人に近づけれたので、軽めに2人を殴った、そしたら2人は倒れ込んでしまった、そして俺はまだ立っている7人に目を向ける、「次はお前達だ」という感じに、そうすると、この目線の意味を理解したのか、7人の身体が固まった、まあ隙だらけなので後方支援組の2人を殴ってダウンさせた、最後の4人、さすが前線でいるだけあって5発くらい打ち込んだらようやく倒れるくらいにまで、フィジカルが強化されていて俺は嬉しくなった。
皆が起き上がったので、
「お疲れ様、皆いいコンディションだったね!
この調子で明日もがんばってくれたまえ!今日はここまでだ、皆明日に向けてしっかり休むように、では、さようなら」
そして、俺は家に帰った
翌日
俺の耳に入って来た試験についての情報は
全員が不合格だった……という情報であった…
は?おかしいと思った、それぞれが自分自身を自惚れていた可能性はないだろう、と俺は踏んだ、なぜそう思ったかというと、俺は、「どんなに、強くなっても油断だけはしちゃいけない」と授業で散々言っていたためだ、イレギュラーが起こった?全員が一斉に体調不良になった?……俺は最悪を予想する、いや、してしまった、今回の試験の内容は、学園所有の大きな山で罠などを掻い潜りながら、時間以内に下山をするというもの、正直人によっては異能を使うまでもない、そんな試験内容だった、そのはずだった、俺は試験会場に全力で走った、走った、走った、とにかく走ったそして、俺は山の中に入る、嫌なにおいがした、何度嗅いでもなれない、不快なにおい、
「ッ!!!!」
死体だった、この学園の制服を着ていた、名札を見るにどうやらBクラスの子だったようだった、俺はZSクラスの子じゃなくて良かったと思ってしまう、足音がした、恐らく2人、俺は息を潜めようとしたが、辞めた、こんな、状況だ、1人でも多く、1人でも多く、救わなければ、
「誰だお前!」
「うるさい、死ね」
俺は異能を使って、俺に近づいて来た2人を殺した、
俺は、走る、走る、走る、走る、走って、走って、走って、見つけた、見つけてしまった、見知った顔だった、こんな形で再会したくなかった、そこには、
不知火楓さんの死体があった




