33話 歴史にない戦争 第五部
すいません、訂正です
終幕じゃなく第五部です
◇
僕は、巨大飛行船の中に侵入する事ができた、建もまぁ……侵入できてるだろう、うん
「確か…民間人を殺しちゃいけないだけなんだよね…?」
つまり、ここの戦闘員どもは殺しても構わないと言う事、【異能】が使えるよ!やったね!
奥から1人、また1人とたくさんの人が僕の居る部屋へと入ってくる、僕に近づいて来た奴から首を狙ってそこで爆発するように【異能】を使う
「お、おい、く、首……首が…!」
「おいお前ら!あいつに近づくな!首が飛ぶぞ!」
僕がなにやらビビっている奴に向かって手を向けると
「ヒィィィ!!頼む!俺は雇われただけなんだ!」
「何を頼んでいるのか言わないと」
と、恐らく命乞いをしていたであろう人物を【異能】を使い首を飛ばした
そして僕が居る部屋の出入り口を見るとそこにはまだまだ僕を殺せと命令された人形が
「いいよ…来な全員殺してあげ「ヒャッハァァァァァ!!!!」
僕が全員殺してあげよう、と言おうとしたのに馬鹿みたいな叫び声が聞こえて来た……まぁ、建だろう…
◆
斬る!斬る!斬る!防ぐ!斬る!刺す!避ける!刺す!
「あぁ!?多すぎんだろぉ!?」
斬る、避ける、防ぐ、防ぐ、避ける、刺す、避けて避けて避けて……うーん数の暴力ゥ!!
敵が多すぎるせいで最初は蒼白で足とかブッ刺して行動不能にしときゃよかったのに、致し方なく斬る項目も追加されちまった
「クッソ!頑張れ蒼白!」
俺は蒼白という刀を振り回しているだけなので、斬れたり刺せたり防げたりしてんのは蒼白の性能!頑張れ蒼白君!
「お?あそこにいんのは…」
稔じゃん
稔は、大体50人くらいに囲まれてる、でもなんか首があっちこっちに飛んでるから稔自体は大丈夫だろう…うん
「稔ー!!!頭潰しに行くぞ!!!」
「わかったぁぁぁぁぁ!!!!!」
こんな巨大な飛行船、操作するにも大量に人が居るだろう、そしてその大量の人をまとめる頭が居るはずだ、そいつを潰せば俺たちの勝ちってこったぁ
後ろで爆音を撒き散らしながら稔が俺の隣に来て共に並走する
「で、頭の場所は検討ついてるのかい?」
「いや?全く?」
俺はそういうと、稔は「あぁ、やっぱこいつ考えなしに言ったな?」といった様な顔をする、まぁ呆れているとも言えるだろう…
「まぁ、今ここが飛行船の腹辺りだからこのまま走ってけば着くんじゃないか?」
飛行船たるもの、操縦席は飛行船の頭側にあるのだ……多分
飛行船の頭側へ向かう途中で何人か斬り伏せたり、稔が爆殺したりしつつ俺達は飛行船の頭側へと駆けていく
「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…」
「ふー…ふー…ふー…」
い、息……息がっ……
多分1時間くらい全力疾走してたもんで…広すぎんだよこの飛行船はよ……
「と、とにかくだ……こ、ここが操縦席だろう…」
「そ……そうだ…ろう…ね…」
俺達は自身の身長の5倍ほどはある扉の前にて膝に手をついて息を整えていた
「ふぅ、じゃあ行くぞ?」
「あぁ、準備OKだ」
そして、俺達は2人で扉を押す…あれ?開かない…
「あっ」
「ん?どうし……あっ」
これ、パスワード式じゃん
ドォォォォォン!!!!!
「ゴーゴーゴー!!突撃ィィ!!!」
パスワードなんて知るわけがないので稔の【異能】でぶち壊した
「……!?建!!止まれ!!」
「あ?なんで…」
上から殺意を感じ取った俺は蒼白を上に構え防御する
その男は俺に向かって巨大斧を振り下ろす
「ぐうっ!?」
防ぎきれない、そう判断した俺は蒼白の刃を少し傾け、受け流す形にする、だがそれを狙っていたかの様な蹴りが俺を襲った
「ゴッフ!?」
蹴り飛ばされた俺は壁に打ち付けられ勢いを止める……ふらついた足取りで俺は立ち上がりその男を見据えた
「おい稔…」
「……なんだ…?」
これは、憶測であった
これは、願望であった
だが、それを俺は感じ確信した
「これが、最終決戦だ」




