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15話 成長が感じられるね!

今の俺は、詰んでいた、なんでって……まず、足を氷漬けにされて動けないだろ?氷を壊そうにも空間を分断されて打撃が通らないだろ?そんでコンクリの床が変化して先端が尖りまくった槍の様な物が俺の四方八方を囲んでいるだろ?さらに直径10メートルくらいの火球が俺に飛んで来ている…………いや詰みだろ…だがだ


「………合格だ…」


俺はそう言い、〔三式〕を起動させる、すると、コンクリ、火球、その他もろもろが斬撃によって破壊された


「えっ!?」


「うそっ!?」


「それはおかしいんじゃないんかなぁ………?」


などの声が聞こえる、フハハ、大人ってのは奥の手を隠しておくものなのだぞ?知らんけど


「合格だ、ならば、次の段階だ」


「次、というのは…?」


「異能を使った俺を詰ませろ、では開始!」


と、俺はいきなり、次の段階である「異能を使った俺を詰ませる」という、目標を持って模擬戦をやってもらう……果たしてどれだけ掛かるかな?



2時間後


皆、倒れていた、成長はしている、最初の頃に比べればすんごい強くなっている、実際、異能を使っていない俺を詰ませることができたのだから、だがだ、まだ、まだ足りない


「とりあえず、お疲れ、今日はもう終わりだ、じゃ解散」


と、言って俺は家に帰る、一昨日くらいから生徒への対応冷たくねーか?と思う奴がいるだろう、実の所、最近はずっと切羽詰まっていた、は?家帰って寝てただけだろ?ちげぇよ、寝る前に、雪の異能について調べてたり、久しく夢の中で再会した【狂信者】…及びアリスとかについて思い出してたり、それに中島が居る組織について調べてたり、何やかんや、色々忙しかったのである、決して、「明日やればいっか」で寝ていた訳ではない、訳ではないんだからねっ!そんな言い訳を頭で垂れ流しながら、最近は慣れてきた料理をしながら、そんな事を考える


ピンポーン、とインターホンが鳴った、誰だよ殴るぞ、と思いながらも火を止めてドアを開ける


「はいはい、誰……で、すか?」


すると、ドアの前に居たのは


「あの時ぶりね、建?」


「なんで、ここ知ってんの?アリスさんや?」


アリス…【狂信者】であったのだ


「邪魔するわよ〜」


「いや…勝手に入るなよ……」


アリス…いや【狂信者】などについて説明をしておこう、まず、【狂信者】【調律者】は役職である、組織【十人ノ原理他者】、建はここに所属をしていた。その中で【調律者】という役職についていたのである、つまり、アリスとは同期、同じ場にて一緒に仕事をこなしていた仲なのであった


「え……あんた子供いたの……?」


と、アリスが引き気味で聞いてくる


「俺の子供じゃねぇよ、訳あって俺が面倒見てるだけだ」


「ふーん?」


アリスがジト目で俺を疑うような視線を向けてくる、なんかイラついて来たから殴ろうか?そんな事を考えていると、


「…….建…この子ちょっとヤバイんじゃないかしら?」


アリスが、怯えた様子でそう言う


「そうか?可愛い可愛い子供だろう?」


「わかった、あなた子供とか出来たら過保護になるわ、いやもう似た様な物になってるわね」


と、皮肉気味に俺へと言ってくる、そうなのか?俺は過保護なのか?






しばらくして、雪が寝て、アリスと俺が2人きりで話す形となった、


「で?なんで来たんだよ?」


当然の疑問をアリスに投げかける、帰って来た答えは


「作戦実行をちょっと早めようと思うのいいわよね?」


「いや、いつやるんだよ、それがわからん限りは何も俺は言えんぞ?」


「うーん、明日?」


何で疑問系なんですかねぇ?オイ目ぇ逸らすなオイ


「はぁ、俺も仕事があるんだ、ちゃんと決めてくれ」


「わかった、明日よ明日、今日の日付が変わる頃に私と一緒に行くわよ」


「いや、それ皆は知ってんのかよ」


「?知ってるに決まってるじゃない、馬鹿なの?」


マジコイツ、明日って疑問系に言ってきやがったのに…殴っても文句ねぇよな?なぁ?


「わかったよ……雪どうすかっなぁ…」


1番の不安は雪だ、と思っていたが都合のいい優しい奴が居たではないか、そう思い付き電話をかける


「あっもしもし?」


『なによ………』


「今から俺の家来れるか?雪の事みといて欲しくて」


『は?私まだお風呂入って……』


「もろもろは、俺の家でやっても良いから、そんじゃよろしく、鍵は雨避け様の天井にはっつけてるから、よろしく!」


『え?いや、ちょっまっ……』


プツ、と通話が切れる、


「よし、アリスもう行っとこうか?」


「あんた、鬼畜ね………」


はて?何のことやら、よし!とりあえずさっさと行こう!うん!


そうして、俺とアリスは皆が、【十人ノ原理他者】が集まる場所に向かうのであった

紅葉「チッ、あいつ切りやがった!まぁ、しゃーなしで行ってやりますか…」


そして、鍵を見つけるまで、20分かかったとさ

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