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アナグラム  作者: さだきち


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けれど、結局そのままポケットに戻し、立ち上がった。


その瞬間、その刑事は確信した。胸の奥で何かが芽生えたような感覚があった。


もしかして、俺は重大な事実を見落としているんじゃないか?


一刻も早く確かめなければいけない。本当のところはどうなのか?そこに真実があるのか?


ただ、胸の奥で少なからず不安もあった。違っていたらどうする?


いまは、それを考えても仕方ないと思った。迷っていたって時間の無駄だ。


気が付くと、彼は全力で駆け出していた。


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